加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(7)

相当膨大な資料となったことであろうから、その中での問題個所は誰が見ても、見つけ出すことは不可能であろう。総理の指示や考えで、各大臣が麾下(きか)の議員や官僚を使って、作り上げるものであるから、安倍首相としては、任せているわけである。

 

総理の部下である地方創生担当大臣石破茂が、悪意を持って小細工をしたものは、よほどのことがない限り見分けることは不可能である。 だから石破茂最高の悪(わる)なのである。

 

 

石破は閣内にいながら、安倍首相の「規制改革」「岩盤規制に風穴を開ける」政策に、見事に反旗を翻していたことになる。

 

それが、石破日本獣医師会との癒着の成せる技(わざ)だったのである。

 

これがなぜ「岩盤規制」を守ることになるのか、と言う事を示そう。

 

 

8.私立大学獣医学部日本獣医師会との関係

 

このことは、「月刊Hanada9月焦熱号」の『加計学園問題の”主犯”は石破茂(告発スクープ)(文芸評論家・社団法人日本平和学研究所理事長 小川榮太郎)に、詳しく書かれている。

 

小生はそれを参考にしている。

 

 

先ずは、日本獣医師会とは、私立大学獣医学部を卒業して獣医師となった人たちの、公益社団法人である。(間違っていたら訂正願います。)

 

日本には私立の獣医学部は次の五つである。何れも関東以北に所在している。偏在である。

                      2017(H29)年度入試  獣医師試験

                        募集 合格者   H27年度(合格)

1.日本大学生物資源科学部獣医学科、神奈川県藤沢市 60  637   129(117) 90.7%

2.日本獣医生命科学大学獣医学部東京都武蔵野市   56  174    93( 82) 88.2%

3.麻布大学獣医学部神奈川県相模原市        86  278   142(118) 83.1%

4.酪農学園大学獣医学科、北海道江別市        93  289   146(125) 85.6%

5.北里大学獣医学部青森県十和田市         120  490    130(115) 88.5%

                         415  1868人 640(557) 87.0%

 

 

https://www.juuiyobikou.com/%E7%8D%A3%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF/%E7%8D%A3%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E3%81%AE%E5%81%8F%E5%B7%AE%E5%80%A4%E3%81%A8%E5%80%8D%E7%8E%87/  より。

 

これに対して、今回 岡山理科大学今治キャンパスとして獣医学部愛媛県今治市に出来ることになる。初めての関東以西の地に、獣医学部が設けられることになる。

 

 

ちなみに国立大学としては、次の11校である。

                    H27年度 (合格者)

1.東京大学農学部獣医学過程        31(26) 83,9%

2.北海道大学獣医学部共同獣医学過程    41(34) 82.9%

3.東京農工大学農学部共同獣医学科      36(36) 100.0%

4.帯広畜産大学農学部共同獣医学過程    38(32) 84.2%

5.大阪府立大学生命環境科学域獣医学類      39(35) 89.7%

6.山口大学共同獣医学部獣医学科      31(26) 83.9%

7.鹿児島大学共同獣医学部獣医学科     30(28) 93.9%

8.岩手大学農学部共同獣医学科       29(27) 93.1%

9.岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科        33(31) 93.9%

10鳥取大学農学部獣医学科         30(29) 96.7%

11宮崎大学農学部獣医学類         31(27) 87.1%

獣医師国家試験受験者数          369(331)89.7%

(国家試験合格者数は http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/pdf/160311-03.pdf  より)

 

 

私立の獣医学部に関しては、入学年(2017年度)と獣医師国家試験受験年(2015年度)と異なっているので、完全な比較はできないが、大学入学者数と獣医師国家試験受験者数との隔たりがかなり大きいことに気が付く。

 

もう一度言うが、年度が異なるので完全な比較とはならないが、入学者数1868に対して、国家試験受験者数640となるので、おおよそ三分の一の人数しか国家試験を受けていないことになる。67割の人達は、進路を変更しているか脱落していることになるのではないのか。

 

私大の獣医学部への合格者数は定員の4.5となっているので、私学は入学金目当ての合格者増と見られても仕方がないのではないのかな。しかも合格者数の1/3の人数しか、国家試験を受けていない。2/3は、いわば脱落たことにならないのかな。

 

これでは真面な大学の体をなしていない、と言われても致し方ないことになる。

 

私立の獣医学部では、定員の4~5倍の合格者を出して入学金をがっぽり稼ぐことが常態化しているようだ。しかもそれだけ学内で育成しているかと言うと、2/3の人数が脱落しているのだ。これが大学と言えるのかと、普通の感覚をしていれば、怪しんでも当たり前ではないのかな。

 

こんな状態のところに新たに今治加計学園獣医学部が出来てしまえば、受験者がそちらへ流れてしまう。入学金をがっぽりと稼ぐことが出来なくなってしまう。

 

これを日本獣医師会は、極端に恐れたのではないのかな。しかも関東以西には獣医学部は一校もないのだから、次々と建てられてしまっては、私立の獣医学部の存亡の危機となってしまう。

 

日本獣医師会会長の蔵内勇夫日本獣医師会顧問で獣医師・日本獣医師政治連盟委員長 北村直人達の私大出の日本獣医師会の面々は、この日本獣医師会と言う業界の保護のために、その利権を墨守するために死に物狂いで、石破茂を使って「規制緩和」と戦っていたのであろう。

 

そして加計学園のこの状況に危機感を募らせた日本獣医師会は、更に「新設反対」のロビー活動激烈に行い、獣医師会顧問の北村なる人物が、くだんの安倍・加計のゴルフ場での写真を持ち込むことになる。

 

そして加計学園獣医学部が、安倍首相の推進する国家戦略特区諮問会議今治市に設立されることが許可されそうになると、地方創生担当大臣の山本幸三に直談判をして、「新設は1カ所1」と認めさせたのである。

 

 

9.石破茂日本獣医師会の癒着の数々

さて話が長くなってしまったが、日本獣医師会はどのようにしてこの「岩盤規制」を守ろうとしていったか、と言う事を示そう。

 

それは、日本獣医師会理事会の議事録を見ればよくわかる。

 

先ずは、2015(H27).6.22第2回理事会の議事録を示そう。

(続く)

加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(6)

石破茂日本獣医師会顧問北村直人自民党同期のお友達、新進党結党から復党まで同時期

2017.07.22

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いわゆる「石破4条件」は、日本獣医師政治連盟北村直人委員長が当時の石破茂地方創生大臣に働きかけ、新たな獣医学部を作れないようにしたものであることを産経新聞17日の朝刊から計3回連載した。
【加計学園 行政は歪められたのか(上)】新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢…(1/4ページ) – 産経ニュース
(http://www.sankei.com/premium/news/170717/prm1707170008-n1.html)

これに対し、石破茂議員は反論しているようだが、日本獣医師政治連盟北村直人委員長は、石破茂議員と同期の元自民党衆議院議員で、小沢一郎が主導した新進党結党に石破茂議員と共に参加し、自民党復党時期まで一致する事実からして「お友達に有利な政治を行ったと言われても仕方がないだろう。
産経新聞の記事では北村直人委員長の経歴が割愛されていたようなので、時系列で石破茂議員との関係性をまとめてみた。



目次 [hide]

 

石破茂北村直人は腹心の友

石破茂議員と北村直人委員長の政治遍歴は、ウィキペディアなどにも掲載されているが、時系列で並べると驚くほど一致する部分が多い。
参考:石破茂 – Wikipedia
参考:北村直人 – Wikipedia

  1986年、初当選

38衆議院議員総選挙
石破茂  自由民主党公認で鳥取県全県区から初出馬、初当選
北村直人 自由民主党公認で旧北海道5区から初出馬、初当選
党内から安倍政権を批判する村上誠一郎議員も同期

  1993年、離党、新進党結党に参加

石破茂  細川連立政権が推進した政治改革関連4法案をめぐり、野党自民党の方針に反して賛成し役職停止処分、自民党を離党→改革の会等を経て新進党結党に参加
北村直人 北海道開発政務次官を辞任、宮澤内閣に対し提出された内閣不信任決議案に与党議員ながら賛成票を投じ自民党を離党→新生党を経て新進党結党に参加

  1997年、自民党に復党

石破茂  小沢一郎代表の安全保障政策に失望し1996年新進党を離党、1997年3月に自民党に復党
北村直人 加藤紘一自由民主党幹事長の誘いを受ける形で新進党を離党し、1997年5月に自民党に復党

北村直人は2005年9月の衆議院議員総選挙民主党候補に敗れ政界引退。2005年と言えば、3月に文部科学省が新たな獣医学部新設の申請すら認めない事を告示している。
参考:大学、短期大学、高等専門学校等の設置の際の入学定員の取扱い等に係る基準:文部科学省
参考:(平成15年3月31日 文部科学省告示第45号)第1条第2号の解釈について

北村直人氏が政界を去る直前に獣医学部新設は申請すら認めない」文科省が告示を出しているのに、今治市加計学園獣医学部の新設を計画したことに対し、猛反発をして石破茂議員に働きかけを行ったとしても何ら不思議な事ではない。
衆議院議員デビューから、自民党離党、新進党結党参加、自民党復党の時期まで同じ、これは野党やマスコミに言わせると「お友達」、安倍さんに言わせれば「腹心の友」だろう。
石破茂のお友達元衆議院議員が日本獣医師連盟委員長を務め、当時の地方再生担当大臣だった石破茂獣医学部の新設が困難となる「石破4条件」を作成。これは野党やマスコミが徹底的に追及せねばならない事ではないだろうか?

http://ksl-live.com/blog10056

 

 

さて次は 最高の悪(わる)である 石破茂の「石破4条件」を見ることにしよう。

 

これは2015(H27)630日に閣議決定されたもので、資料としては相当分厚いものであろう。

 

小生は、

 

「日本再興戦略」改訂 2015 -未来への投資・生産性革命- (新たに講ずべき具体的施策)のうち、

参考資料2 科学技術・学術審議会  総合政策特別委員会 (第 10 回) H27..31 関連部分抜粋 と言うものから、いわゆる「石破4条件」とやらを漸く探し出すことがだ来た。

 

これだけ膨大な資料があれば、いくらやる気のある安倍総理でも、石破が悪意を持って紛れ込ませたこ「石破4条件」を、目にすることはなかったことであろう。

 

 

該当部分を次の載せる。

 

 

 

参考資料2

科学技術・学術審議会

総合政策特別委員会

(第 10 回) H27..31

関連部分抜粋

 

「日本再興戦略」改訂 2015
-未来への投資・生産性革命-
(新たに講ずべき具体的施策)

 

(2015)平成 27 6 30 閣議決定

 

<目次>

第一 総論

Ⅰ.日本再興戦略改訂の基本的な考え方
.改訂戦略における鍵となる施策
.更なる成長の実現に向けた今後の対応 Ⅳ.改訂戦略の主要施策例

 

第二 3つのアクションプラン
一. 日本産業再興プラン

1.産業の新陳代謝の促進

2.雇用制度改革・人材力の強化

3.大学改革/科学技術イノベーションの推進/世界最高の知財立国

4.世界最高水準の IT 社会の実現

5.立地競争力の更なる強化  ←ここに記載されている。

6.地域活性化・地域構造改革の実現/中堅企業・中小企業・小規模事業 者の革新

 

二.戦略市場創造プラン

テーマ1:国民の「健康寿命」の延伸

テーマ2:クリーン・経済的なエネルギー需給の実現

テーマ3:安全・便利で経済的な次世代インフラの構築

テーマ4:世界を惹きつける地域資源で稼ぐ地域社会の実現

 

三.国際展開戦略

 

第三.革命のモメンタム~「改革2020」の推進~

 

・・・・・・・・・

 

5-1.「国家戦略特区」の実現/公共施設等運営権等の民間開放 (PPP/PFI の活用拡大)、空港・港湾など産業インフラの整備/都市 の競争力の向上

 

ⅱ)残された集中取組期間における国家戦略特区の加速的推進

b)更なる規制改革事項等の実現

IT 活用による遠隔地間の学校等を結んだ教育手法の導入

 

・過疎化・少子化の進展に伴い小規模化している学校においても、子ど もたちが切磋琢磨する環境で充実した教育を受けることができるよう、 IT 活用により遠隔地間を結んだ合同授業等について、実証研究を通じ て効果や課題を評価・検証し、導入に向けた新たなルール等を速やか に構築する。

 

獣医師養成系大学・学部の新設に関する検討

 

現在の提案主体による既存の獣医師養成でない構想が具体化し、ライ フサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な 需要が明らかになり、かつ、既存の大学・学部では対応が困難な場合 には、近年の獣医師の需要の動向も考慮しつつ、全国的見地から本年 度内に検討を行う。

 

P16 /30  はブログ筆者が挿入した。)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu22/siryo/__icsFiles/afieldfile/2015/09/02/1361479_14.pdf

(続く)

加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(5)

玉木雄一郎(父と兄弟が獣医師)

             産経新聞は、民進党玉木雄一郎が獣医師会の総会で獣医学部の新設阻止を宣言し[2][1]日本獣医師会が玉木に100万円の献金をおこなっていることから、日本獣医師会と玉木の「深いつながりが明らかになっている」と主張している[2]


石破茂(地方創生担当大臣)

    日本獣医師政治連盟自民党政権奪還の201212月以降、石破茂の「自民党鳥取県第一選挙区支部」に100万円を献金している[6]

             産経新聞によると、日本獣医師会会長蔵内勇夫日本獣医師政治連盟委員長北村直人は、獣医学部の新設を阻むために、「国家戦略特別区域 」の担当である地方創生担当大臣の石破茂に働きかけ[6]日本獣医師会の強い意向により「石破4条件」が盛り込まれたため、獣医学部新設が極めて困難となったとしている[5]。石破は産経新聞の取材に対し、獣医師会からの4条件盛り込み要請について「そのような要請はなかった」と回答している[6]


山本幸三(地方創生担当大臣)

    2016128日に、獣医師会会長で自民党福岡県連会長の蔵内勇夫が、地方創生担当大臣の山本幸三に直談判をして、「新設は1カ所1」と認めさせ、これにより新設は学校法人加計学園1校に絞られたと産経新聞で報じられている[5]

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%8D%A3%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A

 

 

ここに日本獣医師会と吊るんでいる悪(わる)が登場している。

 

1.玉木雄一郎民進国会議員

民進党獣医師問題議員連盟の事務局長

父親と弟が獣医師、父は香川県獣医師会の副会長

https://mera.red/%E3%81%8A%E3%81%A9%E3%82%8D%E3%81%8D%EF%BD%97

2012年に、日本獣医師会から100万円の政治献金を受けている。

2015.6月の日本獣医師会72通常総会に来賓として出席、獣医学部新設に反対。

「総理のご意向」なる文書で5.17に国会質問、7.24にも学部新設撤回を首相に求めている。

相当な「悪」である。2009民主党から香川県衆議院総選挙に出馬し当選している。

 

 

2. 北村直人、獣医師・日本獣医師政治連盟委員長、日本獣医師会顧問、石破と同期

北海道出身、酪農学園大学獣医学部卒業父親北村義和、1980衆院選挙当選、1期。

父の跡を継ぎ1986自民党公認衆院選挙初当選。1993新生党新進党を経て1997加藤紘一の誘いで自民党に復党。20059月選挙で敗北、政界引退。

2005.3.31文科省が新たな獣医学部の新設を認めない告示北村が(石破に)働きかける

北村と石破は全て同期1986年当選・1993年離党・1997年復党の自民党議員だった。

文科省告示第45、文科大臣は各学校設置基準と歯科医師獣医師・船舶職員の養成大学若しくは定員増又は養成大学の設置でないことを守れ。)

だから、2007愛媛県獣医学部新設の申請をすると、北村顧問は猛反発している。

石破と並び一番の「悪」である。

 

3. 石破茂地方創生担当大臣、北村直人と同期、加計問題の主犯

日本獣医師会顧問・北村直人とは、すべての面で同期生、お友達同士。

日本獣医師政治連盟から2012.12100万円の献金を受ける。

2014.7月の新潟市獣医学部新設申請にも、北村と共に反対して潰す。

2015.6.4加計学園獣医学部設置申請をすると、すぐさま6.30に「石破4条件」を紛れ込ませた日本再興戦略を閣議決定させる。

2014.9.3~2016.8.3の間、安倍内閣地方創生担当大臣を務めている。日本再興戦略の中にこっそりと「石破4条件」を紛れ込ませた張本人、最高の悪(わる)である

石破の父は鳥取県知事の時鳥取大の獣医学部設置に尽力している。

 

4. 蔵内勇夫日本獣医師会会長、自民党福岡県議団会長

福岡県出身、1979日大農獣医学部獣医学科卒業2013.6日本獣医師会会長就任

H62.4~H31.4.29(2019)福岡県議員H13.5.22~H14.5.22は県議会議長を務める。

自民党福岡県議団会長、自民党麻生太郎とは旧知の間柄。

福岡県獣医師会会長を20年勤めて、現在は名誉会長理事に納まっている。

こいつも北村同様、「既得権益」を守るためにキュウキュウしている。いわゆる「悪」である。

 

 

先ずは、石破茂北村直人が同期生で仲の良いお友達同志であることを示そう。

(続く)

加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(4)

この前川喜平なる人物は、「出会い系バー」通いをするトンデモない人物のようだ。しかも座右の銘が、「面従腹背」だそうだで、天下り斡旋で真っ先にクビになった人物だと言う。

 

テレビで拝見する限りでは、あまりぱっとしない風采の上がらない人物のようで、どこか悪賢いこざかしい小人物と見た。

 

愛媛県は畜産県でありながら、農水省の調査では、獣医師が最も少ない県であり、県としても当時の「鳥インフルエンザ」「狂牛病」「口蹄疫」などの畜産に関わる防疫に、大変苦慮していた様だ。

 

そんな状況であった中、愛媛県今治市園都市構想を進めていた。そして学園都市としては、大学の獣医学部を誘致しようと企画する。しかも米国の例を研究し、先端科学も加味した獣医学部にしようと、用地確保も進めていた様だ。

 

しかし、今治市は最初から「獣医学部」の誘致を考えていた訳ではなさそうで、どうも今治市に来てくれるならどんな大学でもよかったようだ。しいて言えば、獣医学部がベターだ、と言ったくらいの考えだったと小生は理解している。

 

 

最初は地元の松山大学に声をかけたようで、松山大学経営学部を作りたかったようだが、内紛で潰れてしまった。

 

いろんなところから話はあったようだが、今治市の県議の一人が、岡山の加計学園の事務長と同級生だった関係で、そこに話を持っていった。H172005小泉内閣の時であった。

 

すると加計学園側から「獣医学部はどうでしょうか」と言う、願ってもない話が転がり込んできたと言うではないか。そこで今治市は、構造改革特区制度で、獣医学部の新設を申請する。

 

この話が進むと、日本獣医師会からの「新設反対」のロビー活動激烈となり、当然却下されている。

 

次に今治市は、安倍首相の進める「国家戦略特区」の認定を受けるべく申請をする。2014のことである。獣医学部の新設に関しては国家戦略特区の諮問会議で、散々議論されている。有識者たちは軒並み賛成であった。

 

この状況に危機感を募らせた日本獣医師会は、更に「新設反対」のロビー活動激烈となり、獣医師会顧問の北村なる人物が、くだんの安倍・加計のゴルフ場での写真を持ち込むことになる。

 

この国家戦略特区法こそが、いわゆる世に蔓延る「岩盤規制」に風穴を開ける改革そのものであった。そのため日本獣医師会は、その既得権益を守るためになりふり構ない行動をしていたのである。

 

そして1015.12にようやく今治市が、「国家戦略特区」制度での特区認定を受けることが出来たのである。これを受け加計学園が、「岡山理科大学今治キャンパス」として文科省獣医学部の設置を申請したものである。

 

愛媛県今治市は、遡ること10年の2007年にも、当時の「構造改革特区制度」を使い、獣医学部の新設を提案している。しかしこの時は却下され、以下毎年申請するも15回も却下され続けていた。

 

それが今回「国家戦略特区諮問会議」の審議を経て、数多くの有識者の賛意を受け、2017.1.20加計学園獣医学部の新設が認可されたものであった。この時初めて安倍首相は、獣医学部加計学園の申請したものであることを、知ったのである。それまでは全くかってアメリカ留学で同窓生だった加計幸太郎氏が、獣医学部の申請をしていたこと知らなかったのである。

 

 

この間の日本獣医師会の激烈な反対ロビー活動は、まことに世に例をみないほどのものであったようだ。Wikipediaには次のように記されている。

 

 

獣医学部新設反対[編集]

詳細は「加計学園問題#日本獣医師会」を参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%A8%88%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%95%8F%E9%A1%8C#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E7.8D.A3.E5.8C.BB.E5.B8.AB.E4.BC.9A

  内閣府主導で行っている国家戦略特別区域諮問会議における「岩盤規制改革」に強く反対し続け、「獣医学部の新設が次々と認可されるような事態は、何としてでも阻止しなければなりません」と主張し、地方の同会会長へ、獣医学部新設に関わる反論の提出を求める旨を通達している[1]

         日本経済新聞産経新聞は、日本獣医師会獣医学部新設に反対するロビー活動を行っていると報じている[2][3]産経新聞によると、京都産業大学獣医学部新設の動きがあることを知り、「計画阻止のために現職大臣らに激しいロビー活動を行っていた」とされ、2017130日発行のメールマガジンにおいて「粘り強い要請活動が実り、関係大臣のご理解を得て、何とか『1校限り』と修正された」と所属会員に報告している[4]日本経済新聞によると、同会の主張への配慮がなされたために、まず1大学という前提で、岡山理科大学への新設が検討されたと報じられている[3]

  国家戦略特区ワーキンググループ座長でアジア成長研究所所長の八田達夫は、座長の職務により「日本獣医師会の政治力のすさまじさを思い知った」と述べている[5]

 

政治家への働きかけ[編集]

  2015630日、安倍晋三内閣閣議決定した「石破4条件」により獣医学部新設は非常に困難となったことについて、日本獣医師会会長と共に説得した日本獣医師政治連盟委員長北村直人は獣医師会の会議で、新設を阻む壁を作ってもらったと成果を語っている[6]

     日本経済新聞によると、同会の主張への配慮がなされたために、まず1大学という前提で、岡山理科大学への新設が検討されたと報じられ[3]産経新聞によると、日本獣医師会は、京都産業大学獣医学部新設の計画を阻止するため、地方創生担当相の山本幸三文科相松野博一農水相山本有二、副総理兼財務相麻生太郎、元法相の森英介ら大臣らに激しいロビー活動を行っていたとされる[7]

(続く)

加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(3)

 

3.虚偽報道の事例

 

2001.2.10 8:45日本時間)、愛媛県宇和島水産高校の練習船えひめ丸」が、ハワイ、オアフ島沖で米原潜グリーンビルの急浮上で下から突き上げられて、船底のフレームが「くの字」状に折損し、僅か五分で沈没したと言う。乗組員35名(内実習生13人)のうち実習生4人、指導教官2人、乗組員3人の計9人が犠牲となっている。実習生一人は、いまだ発見されていないと言う。

 

水口龍吉さん(63)、欣子さん(57)夫妻の長男、峻志さん(当時17)は事故で唯一遺体が見つかっていない。https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG06H6K_W6A200C1CR8000/

 

お亡くなりになられた方々のご冥福を、ここからお祈り申し上げます。

 

 この「えひめ丸」の引き上げには、Wikipediaによれば、『日本政府は20018月に愛媛県からの要請により潜水艦救難艦ちはや災害派遣し、遺体捜索作業を行った[4][7]。日本側の支援のもと、船体を浅海底に移送し、アメリカ海軍ダイバーが117日までに行方不明者9名の内8人の遺体を収容した[4]

 

当時の首相は森喜朗であり、上記のno.5にあるように森総理はすぐに当庁し愛媛県連絡を取っている。にも関わらず、”ゴルフ中だったために中断することなくゴルフを続けた”と報道されている。

 

事実Wikipediaにも(また当時の森喜朗首相は事故発生時に休暇を取りゴルフをプレーしていたが、事故の一報を聞いた後もそのままゴルフ場に留まったことが大きな問題となり、森首相は内閣総理大臣を辞任した(森喜朗#えひめ丸事故を参照)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%B2%E3%82%81%E4%B8%B8%E4%BA%8B%E6%95%85

 

などと記載されている。

 

どちらが本当か小生には証明のしようがないが、小生としてはno.5を信じたい。

 

それは当時の愛媛県知事であった、加戸守行氏の「しかも知事の加戸氏が会見でそのことを話していても一切無視されていた。」と言う証言もあることから、そのことを信じている次第である。

 

これこそがメディアの大犯罪である「報道しない自由」の行使であった。メディアには「報道しない自由」はない。もし必要な事柄や重要なことに対して、報道しない自由があれば、それはメディアではない。単なる報道しない自由を通り越して悪質な犯罪に相当するものである。不必要なことは報道しなくてもよい。必要なことを報道するから、メディアなのである。

 

だからいくら謝罪したからと言って、朝日新聞などは、ごろつき新聞社なのであって真っ当なメディアではない。

 

襲撃されても、ある意味当たり前のごろつきメディアだった、と言われても仕方がない。

これこそ民主主義の履き違いである。これは扇動と同じである。

 

この「報道しない自由」とは、空白を報道すると言う「虚偽報道」である。

 

 

このことが、加計問題でも起こっている。



4.加計問題を紐解くと!

 

 

先ずは岸博幸氏の主張を紹介しよう。

 

 

加計学園問題】岸博幸・慶大院教授インタビュー 「加計学園問題は改革つぶし」「前川は官僚のクズ」

2017.6.12 23:48

慶応大大学院教授の岸博幸氏=1月12日(松本健吾撮影)

岸博幸plt1706120032-n1

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐり、民進党など野党やメディアの安倍晋三政権批判が続いている。「総理のご意向」と記載された文書の有無が議論を過熱させている一方、問題の本質であるはずの国家戦略特区制度に関する議論は置き去りにされている。小泉純一郎内閣の竹中平蔵元経済財政担当相に秘書官として仕えた元官僚で、改革の現場に精通した岸博幸慶大大学院教授の意見を聞いた。(杉本康士)

 文部科学省前川喜平前事務次官が「総理のご意向」で「行政がゆがめられた」と証言した。だが、特区を活用した加計学園獣医学部新設に問題があるのであれば、国家戦略特区諮問会議ワーキンググループで異議を唱えればいい話だった。でも現実には止められなかったのは、文科省には説得材料がなかったからだ。こんなことで行政がゆがめられたというならば、政治主導は全て行政をゆがめることになる。

 安倍首相の「ご意向」は岩盤規制の突破だった。仮に「総理のご意向」が働いたとしても、間違った行政は修正するのが当然だ。首相が規制改革の意向を表明しても実現できていない改革なんて、腐るほどある。だから、「総理のご意向」があるから逆らえなかったというのは間違っている。

 安倍内閣が人事権を握っているから逆らえないともいわれるが、本当に日本のために必要だと思うなら、クビを恐れずにやればいい。自慢する気はないが、竹中氏の秘書官として不良債権処理をやっていたときは、竹中氏が失敗したら私も辞めるつもりでいた。人事権を握られたぐらいで何もできないなんて、その程度の志しかない人間が偉そうにモノを言うなと思う。

 前川氏の座右の銘は「面従腹背」だそうだが、論外だ。そんなことを正々堂々という官僚なんて官僚のクズだと思う。一時期とはいえトップを務めた人間がそんなことを言えば、文科省がそういう組織に見える。文科省の後輩たちに迷惑をかけると思わないのか。

 政治に対する行政の忖度も問題になっているが、忖度のない国なんてない。米国でも国際機関でも、忖度どころかコネまでまかり通っている。大事なのは、第1に違法性があることはしちゃいけない。第2に理屈が通らないことはやっちゃいけないということ。これは民間企業でも同じだ。

 加計学園獣医学部新設が認められた裏で、首相が政治献金をいっぱいもらっていたとなると駄目だが、そんな事実はない。理屈も通っている。四国に獣医学部はなかったし、平成21の時点で四国4県の知事が連名四国に獣医学部がほしいと言っている。新設には十分に合理性がある。

 メディアは前川氏の発言を一生懸命報道するが、官僚主導の行政に戻った方がよいのだろうか。民主党政権が誕生した頃は、「官僚主導はいけないから政治主導にしなければならない」とみんな言っていたはずだ。獣医学部新設を問題視するメディアは、宗旨変えしたのだろうか。

 民進党国家戦略特区制度停止法案を参院に提出した。民進党は結局、政治主導で改革するのは嫌で、官僚主導で改革がない行政が好きなのではないか。

 行政の現実を考えると、規制改革が進むかどうかは担当の役人が能力、気概、根性をどれだけ持っているかで変わる。獣医学部の特区に関しては、内閣府藤原豊審議官という規制改革の鬼みたいな人間がいた。

 規制改革を頑張ると、他の役所から恨みを買う。だから藤原氏は、メディア上で「首相の意向を使って圧力をかけた」と個人攻撃みたいなことを言われている。改革したい人間がびびってしまいかねない。

 安倍内閣の国家戦略特区制度は、改革としてはそこまでインパクトのある改革ではない。規制緩和は全国一律がよく、私は安倍政権の規制改革は評価していない。アベノミクス、成長戦略、働き方改革と言っても潜在成長率は4年半で下がっている。唯一の改革の成果が国家戦略特区だった。

 改革しない安倍政権がちょっと改革を進めたら、野党とメディアが寄ってたかってつぶしにかかる。これでは改革を進められない。今回の加計学園で分かった事実は、日本経済の将来は暗いということだ。

 加計学園をめぐる安倍政権の対応に全く問題がなかったわけではない。「総理のご意向」に関する文書について、菅義偉官房長官は「怪文書だ」と言い切ってしまった。本来はそこまで盛り上がる案件ではないのに、文書の存在をめぐる押し問答でワイドショーの時間が使われている。

 政府が軌道修正して、文書の存在を追加調査すると発表したのはよかった。客観的事実を全部出せば、政府が負けるはずがない。

 前川氏の次官時代の「出会い系バー」通いも、ワイドショーや週刊誌で報道が盛り上がる一因になった。官僚は頭がいいから屁理屈は作れる。出会い系バー通いを暴露されて前川氏が考えたのが、「女性の貧困の実地調査」という屁理屈だったのだろう。だが、所詮は屁理屈に過ぎず、リアリティーは感じられない。

【プロフィル】きし・ひろゆき

 昭和37年、東京都生まれ。54歳。一橋大経済学部卒、コロンビア大大学院で経営学修士取得。61年に通商産業省(現・経済産業省)入省後、経済財政担当相、金融担当相などの政務秘書官を歴任。慶大大学院メディアデザイン研究科教授。

http://www.sankei.com/politics/news/170612/plt1706120032-n4.html

(続く)

加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(2)

2.加計問題の真実

 

no. 年月日  真実の出来事                    該当頁     

1  1975  今治市S50年に学園都市構想を表明                今治市HP  

2  1983  今治市、住む・働く・遊ぶ・学ぶ場所構想。大学誘致のために   今治市HP

        用地確保することを決める。40億円積立開始。

3  1999  1月加戸守行、愛媛県知事に就任(~2010.11.30)新都市開    58

        発事業の学園都市構想で、大学誘致を進めるも進展せず。

4  2000  鳥インフルエンザ、米狂牛病発生、畜産業・獣医師の必要性     58

 

5  2001  '01.2.10加戸氏愛媛県知事時代、宇和島水産高のえひめ     65

        米原潜に衝突される。森総理はすぐに当庁し愛媛県

        連絡を取っている。しかしメディアはゴルフをしていて当庁が

        遅れたと報道する。しかも真冬でありながら夏の川奈での

        半袖でのショット写真をテレビに流していた。

6  2001  森総理はすぐに愛媛県知事の加戸氏に連絡し、有人深海       65

        探査船を手配して各役所にも動員の手配をしていた。しかし

        このようなことをメディアは一切報じない。しかも知事の加戸氏

        が会見でそのことを話していても一切無視されていた。

7  2001  えひめ丸事件の時危機管理担当の官房副長官安倍晋三      67

        であった。

 

8  2006  今治市獣医学部の誘致開始。獣医学部新設は40年以上      58

        無し。学園都市構想推進と獣医師確保の一石二鳥との考え

9  2007  四国地域は獣医師最少、2.4%農水省調査。               58

10  2007  獣医学の専門家が加戸氏に指南、米国獣医学部充実策。     59

         先端科学付きの獣医学部は一石三鳥との考え

11  2007  一石三鳥の話に乗ってくれたのは加計学園だけだった。       59

12  2007  文科省は拒否、構造改革特区制度愛媛県獣医学部新設   59

         提案福田内閣時代。2017年度まで15回も提案している。

13  2007  獣医師会愛媛県今治市の提案に猛反発。既得権益守るため   59

14  2007  加戸知事、夏に文科省獣医学部新設を相談すると獣医師      60

         会の北村直人顧問側から定員増絶対認めないとの方針。

15  2007  構造改革特区申請時にも北村顧問と獣医科大学協会長の       60

         日大総長の酒井建夫氏が愛媛県に来て、「特区申請取り下げよ」

         と迫る。

16  2007  加計学園の加計孝太郎氏、仁義のため獣医師会にあいさつ      62

         その時政治家の知人を聞かれ安倍晋三と答える。

17  2009  四国4県の知事が連名で獣医学部新設を要望             岸博幸

18  2009  今治市の新設提案に対して、当時の民主党政権            60

        「実現に向けて検討」とかなり前進する。

19  2009  民主党検討判断の後、民主党獣医師議員連盟が結成され、      61

         実現の向けて検討にブレーキがかかる。

20  2010  宮崎県で口蹄疫が発生、獣医師や検疫体制の強化必要         58

21  2012  第2次安倍内閣発足                               60

22  2013  国家戦略特区法案成立、新たな規制緩和進める            60

23  2013  加戸守行氏、教育再生実行会議の有識者委員となる。          63

         2013.1.24~2017.5.24、第1回から第40回

24  2014  今治市、国家戦略特区の認定を申請する。                 60

25  2014  国家戦略特区諮問会議の有識者加計学園に賛意、しかし       60

         日本獣医師会からは猛反発。

26  2014  国家戦略特区諮問会議の有識者(原英史・八田達夫)は         62

         加計学園に賛意、しかし新聞テレビでは何ら報道されず。

27  2015  今治市6/4に特区認定許可される。加計学園も「岡山理科       60

         大学の今治キャンパス」として獣医学部の設置を申請する。

28  2015  6/30に「石破4条件」の日本再興戦略が閣議決定。これは        61

         「現実的には参入が困難」とする条件であった。

29  2016  獣医師会顧問の北村氏は、安倍晋三と加計孝太郎のゴルフ       62

     ★   写真文科省に提出し、コネがあると密告する。

30  2017  1.20に戦略特区での獣医学部新設は加計学園に決まった        67

         ことを、安倍総理は初めて知る。

31  2017  再生実行会議。加戸守行氏、有識者委員。                 63

         2013.1.24~2017.5.24、第1回から第40回で終了する。

32  2017  前川氏、総理は獣医学部誘致のために加戸を指名したと話す。     63

33  2017  その写真を見た前川喜平事務次官は先入観を持つ。          62

34  2017  政治家から圧力がなくても、官僚は政治家の名前を出して         62

         交渉することがある。そんなメモがご意向文書だったか。

35  2017  前川氏の思い込みを野党のメディアが拡散させて、大ごととなる。    63

         そのため獣医師の偏在や岩盤規制の議論が飛んでしまった。

36  2017  前川氏は、総理が獣医学部誘致のために加戸を指名したと、      63,64

         マスコミに話す。加戸氏は取材に対して「そんなことない」と

         話しても報じられなかった。NHKは4度も同じことを質問した

         が、加古氏の返答は一切報道しなかった。

37  2017  メディアの偏向報道のために、前川氏の妄想が広がり、          64

         しかも意識的に加戸氏の主張は一切報道されなかった。

38  2017  7.10の閉会中審査でそのことを言うが報道されなかった。         64,65

         これを報道しない自由と話題になった。

39  2017  今回の加計問題騒動でも、えひめ丸事件と同じことが起きて        66

         いる。安倍総理が加計理事長とのゴルフやワイン飲みの写真

         のみが報道されている。このことが獣医学部新設とあたかも

         関係あるような印象操作が行われていた。

40  2017  安倍政権の秘密保護法、安保法制、テロ等準備罪憲法        66

         正への反対に追加して、加計問題という妄想が使えるとして

         虚報を、メディアが流し続けた

41  2017  当事者である加戸守行前愛媛県知事の話は報じられずに、        67

         当事者でない前川喜平の作り話だけをメディアは報じた。

         メディアが一定の方向へ世論を引っ張る意図があった。

42  2018  4月、「岡山理科大学今治キャンパス」開校予定             今治市HP

 

今治市HP http://www.city.imabari.ehime.jp/kikaku/kokkasenryaku_tokku/gakuentoshi.pdf

岸博幸http://www.sankei.com/politics/news/170612/plt1706120032-n4.html

      獣医師会の北村顧問が写真を文科省に持ち込んだ年は、便宜上2016年としたが

        2017年の早い時期だったかも知れない。

(続く)

加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(1)

.国難突破解散

2017.9.28臨時国会召集日の初日に、衆議院が解散された。国難突破解散である。巷では大義無き解散だ、などと言われているが、私は加計問題などを晴らすための解散だと理解している。

 

特に既得権益を守りたい日本獣医師会の、北村直人顧問に扇動された左掛かったマスコミと馬鹿な民進党による安倍おろしの材料に使われたため、この騒ぎは瞬く間に大きくなってしまった。

 

新たに獣医学部を作られると既得権益が損なわれると危惧した日本獣医師会北村顧問は、獣医学部の新設を止めさせるために、安倍総理獣医学部の新設を申し出た加計学園の加計孝太郎氏がゴルフをしている写真を、2016年には、わざわざ文科省に持ち込んで今治市獣医学部の新設を中止させようとも画策している。

 

しかし2006年から獣医学部の新設を申請していた愛媛県今治市には、構想と言い、財政を含めた諸準備と言い一日の長があり、20171月に国家戦略特区諮問会議今治市への設置が決まったのである。

 

 

第48回衆議院議員総選挙は、10.10が告示で10.22投票日となっている。将に加計問題を打ち晴らす(だけではないが)総選挙となったのである。そして12日間の選挙戦へと突入することになる。

 

前回の第47回総選挙は2014.11.21アベノミクス解散で、1014.12.2の公示で2014.12.14投票であった。これで自民・公明両党は2/3を上回る大勝利を得ている。

 

総選挙結果

      47回   48

政党名    議席数   議席

自由民主党   291     ?

公明党      35                  ?

民主党                  73                  ?

維新の党             41                  ?

日本共産党          21                  ?

その他                  14                  ?

合計                    475              465    7.16公職選挙法改正、議席10

絶対安定多数   266               261         全ての常任理事会で過半数、委員長独占

過半数               238               233         本会議ですべての法案を可決できる

2/3議席数         317               310   圧倒的多数、憲法改正発議・再可決など

 

 

今回の選挙では、前回ほど自民党には風は吹いていない。幸か不幸か野党が相当混乱しているところが、救いと言えば救いではあるが、左掛かったマスコミの虚偽報道と獣医師会の既得権益を守ろうとする手練手管とそれに乗る馬鹿な野党には、絶対に負けてほしくはない。自民党は、大差で勝ってもらいたいものである。

 

 

さて加計問題の真実を、「月刊Hanada 10秋桜」(飛鳥新社)の「(総力大特集 戦後最大級の虚報) メディアに”黙殺”された私の証言 加戸守行(前愛媛県知事」より、時系列にまとめてみよう。

(続く)