続続・次世代エコカー・本命は?(100)

前章でも触れたように、2015.12.12に「パリ協定」が採択され2016.11.4にそれが発効している。 これで(アメリカのトランプは抜けてしまったが)全世界が、地球の温暖化を防ぐためには、地球の気温上昇を産業革命以前よりも2℃未満に抑えることをしなければな…

(12)モビリティ革命の進展や如何に? トヨタは2015.10.14に「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表している。 そこで「6つのチャレンジ」を表明して、2050年には新車や新工場でのCO2の排出を限りなくゼロにすることを約束している。 当ブログの2016.6.15のNO…

続続・次世代エコカー・本命は?(98)

まあトヨタがまずやらなければならないことは、高性能な電気自動車を売り出すことではないのかな、と小生には思われるのであるが、かの書籍では次の2点の対応策が考えられると記述されている。 第一には、持ち駒の「高付加価値化」を図ることである。 高付…

続続・次世代エコカー・本命は?(97)

このZEVやSAVに代表されるモビリティ革命は、現代の社会にどのような変革をもたらすことになるのか、興味は尽きない。と言っても短期間に社会が変化するわけではないのであるが、次のような形の変化は今でも想像ができる。 かの本は、次のように述べている。…

続続・次世代エコカー・本命は?(96)

このように、かの書籍「モビリティー革命2030、自動車産業の破壊と創造」(デロイト トーマツ コンサルティング著、日経BP社発行)は、来るべき「モビリティー革命」を駆り立てる要素としてこの三つを挙げている。 (1)「モビリティ革命」を引き起こす第…

続続・次世代エコカー・本命は?(95)

トヨタは、ライドシェアー用にクルマを売りたいがためにUberと戦略的に提携したわけではないであろう。この戦略的と言うところに意味があるようだ。トヨタとしても、シェアリングエコノミーがどんな社会をもたらすかは、具体的には掴んではいないのではない…

続続・次世代エコカー・本命は?(94)

これもクルマの売り先を確保するためなのか。それとも来たるへき「モビリティ革命」に乗り遅れないための情報収集のためなのか、先ずは「ライドシェア」がどんなものか、トヨタはどう取り組むべきかの勉強のためなのであろう。トヨタはこれを「戦略的提携」…

続続・次世代エコカー・本命は?(93)

何れにしてもクルマも、ハードとソフトの両面で変革が必要となる。 先ずは巷にうごめいているクルマ(だけとは限らないが)の情報の収集が必要となる。 高機能センサー、高速データ通信網、大量のデータを蓄積して分析をする場所としての大容量ストレージ、…

続続・次世代エコカー・本命は?(92)

この環境問題が「モビリティ革命」を引き起こす第一の要因である。 と言う事は、ICEV(Internal Combustion Engine Vehicle内燃機関自動車)から早々にクルマは脱皮することを、迫られると言う事である。2017.6.15,NO.54~などを参照願う。 即ちCO2を排出しない…

続続・次世代エコカー・本命は?(91)

(11)モビリティ革命が始まっている。? 2015.12.12に採択された「バリ協定」とは、次の内容のものである。そして「バリ協定」は2016.11.4に発効している。先進国はもとより新興国や発展途上国と言われる国々も、この協定に拘束される。 2020年以降の温暖化…

続続・次世代エコカー・本命は?(90)

一寸古いが、序に次の論考を載せて、次の章(テーマ)に移ろう。トヨタとテスラとでは、成り立ちから技術的思考方法まで、全く異なっている会社であると(小生には)思われるので、うまくゆくとは到底感じられなかったのである。 トヨタとテスラ、両極端のパ…

続続・次世代エコカー・本命は?(89)

次に参考までに、テスラの年表を(わかる範囲で)綴っておこう。一部最新情報で内容を更新している。 1995年00月00日 イーロン・マスクが弟と共にオンラインコンテンツ出版ソフト提供会社を起業。コンパックに買収される。 1999年00月00日 X.com社共同設立者…

続続・次世代エコカー・本命は?(88)

もちろんボデーやシャシーは新しくなるのであるから、新型車として新しい経験ではあるが、このことは既に経験済みのことであり、普通ならそれほど心配することはなかろう。 何はともあれ、量産型の「Model 3」が楽しみであるが、イーロン・マスクもモデルX…

続続・次世代エコカー・本命は?(87)

F 価格や航続距離の問題も近い将来解決できるのでしょうか? ケルティー たしかにいまは価格の問題はありますが、それもギガファクトリーができるなどして、どんどん改善していくでしょう。航続距離もすでに500km走る。もう十分じゃないでしょうか。欲しいの…

続続・次世代エコカー・本命は?(86)

モデルSの1充電あたりの航続距離は500km以上。長距離ドライブもまったく心配ありません。 F 環境のことを考えてEVを選ぶ、EVに乗るという話ですが、電気を作る手段についてはどのようにお考えでしょうか? どうやって電気を作るのか? 石炭やLNGだとCO2が出…

続続・次世代エコカー・本命は?(85)

F ここではクルマ用の電池を作るのですか? ケルティー クルマ用と蓄電用の両方です。それぞれの電池は全く同じでもなく、全く違うというものでもありません。用途が違います。例えばクルマ用の電池は、振動や熱にも耐える必要がありますし、ある日は100km走…

続続・次世代エコカー・本命は?(84)

F それはクルマには載せたくないって、いまケルティーさんもおっしゃったじゃないですか(笑)。 ケルティー そうですね(笑)。まぁ、そういうことになって、いろんな会社にいきました。最初は皆ネガティブな反応でした。そこでやっと三洋電機が話にのって…

続続・次世代エコカー・本命は?(83)

JAIA設立50周年 特別シリーズ企画 INTERVIEW TOPインタビュー テスラモーターズディレクターカート・ケルティ http://www.jaia-jp.org/50th/interview/018/index2.html 2015.9.11 テスラモーターズは2003年、アメリカのシリコンバレーに設立されたEV(…

続続・次世代エコカー・本命は?(82)

(3/3) NUMMIをリノベーションした立役者 もうひとり、この会社を支えるエンジニアを紹介したい。生産部門担当の副社長を務めるGilbert Passin(ギルバート・パサン)氏だ。トヨタ自動車をはじめ数社で生産技術の経験を積み、唯一の“北米産レクサス”である「…

続続・次世代エコカー・本命は?(81)

(2/3) 同価格帯のエンジン車に見劣りしない実力 実際のところ、モデルSをEVとして優れているかどうか評価する以前に、最低価格が5万米ドル(約393万円)の市販車として見て、通常のエンジン車と競合させてみても見劣りしない。はやりの4ドアクーペ風のスタイ…

続続・次世代エコカー・本命は?(80)

テスラには、取締役会会長兼最高経営責任者のElon・Musk氏(CEO、Chief executive officer)の他にElonを支える3人の重要人物がいる。彼らはテスラの現場を支える重要人物とみてもよかろう。 先ず第1に、最高技術責任者(CTO・Chief Technical (or Technol…

続続・次世代エコカー・本命は?(79)

トランプ政権で逆風も テスラがEVの量産体制構築を急ぐのは、環境規制の強化に伴って世界中の自動車や電池メーカーがテスラに負けじとEVやバッテリーの量産体制を整え始めていることもある。 GMなどにリチウムイオン電池を供給する韓国のLG化学は、ポーラン…

続続・次世代エコカー・本命は?(78)

人手に頼ることなく確実に生産が出来るように、自動化できるところは徹底的に自動化を図っている筈だ。そうでもしないと10,000台/週の生産は覚束ないのである。そのためテスラは、ドイツの生産自動化を手掛ける企業を買収していた。 「車両工場の能力増強を…

続続・次世代エコカー・本命は?(77)

元三菱自動車でi-MiEVの開発責任者を務めた和田憲一郎氏によると、テスラは既に一介のベンチャーの町工場かられっきとしたEVの量産自動車メーカーに脱皮しているのではないか、と言う事であった。 と言う事は、開発途中のクルマを販売して、販売しながら修正…

続続・次世代エコカー・本命は?(76)

前述の「テスラのフォーラムでモデルSのバッテリーパックを分解している投稿を見つけました。」(http://www.teslamotorsclub.com/showthread.php/34934-Pics-Info-Inside-the-battery-pack)の写真を見ると、床下に敷き詰められている電池パックは完全に密…

続続・次世代エコカー・本命は?(75)

このシャシーの中央の黒い部分にリチウムイオン電池の今のところは18650が7,000個程収まっている。そのうち「ギガファクトリー」で生産される2170に変わるかもしれない。Model 3は2170を使うようだ。 そして後車軸上にあるのが、モーター、ギアボックス、イ…

続続・次世代エコカー・本命は?(74)

テスラでは、屋根型太陽光発電と蓄電池を円滑に組み合わせた製品を開発し分散型電源として機能させ、1つのスマートフォンアプリで注文やアフターサービスを実施するためには、2つの会社ではなく1つの会社に統合した方がメリットを発揮できるとマスタープラン…

続続・次世代エコカー・本命は?(73)

太陽光:ついにテスラが太陽光発電メーカーへ、創エネから蓄エネまで一貫提供 2016年08月03日 11時00分 更新EVベンチャーであるテスラモーターズは、2016年6月から買収提案を進めていた米国の太陽光発電ベンチャーであるソーラーシティを買収することで合意…

続続・次世代エコカー・本命は?(72)

テスラにしてみれば、アメリカの一介のEVのベンチャー生産メーカーであったものが、世界のパナソニックを傘下に従えた様な雰囲気を持つに至り、ある意味ふんぞり返りたい気持ちではないのかな。パナソニックは自主性を失わないことだ。 パナソニックとテスラ…

続続・次世代エコカー・本命は?(71)

理想と現実 マスク氏のビジョンはさておき、テスラの企業活動の核は、結局、自動車だ。これなしでテスラは成り立たない。この先、ソーラーシティやテスラエネルギーが自動車関連事業を超える可能性を否定はしないが、屋台骨はあくまで自動車の製造、販売だ。…

続続・次世代エコカー・本命は?(70)

現在テスラのEVは、カリフォルニア州のフリーモント工場で、生産されている。フリーモント工場は昔のNUMMIである。言わずと知れたGMの遊休工場だったものを、トヨタとの合弁でコンパクトカーを生産するNUMMIとして再生された自動車工場である。カローラ(ス…

続続・次世代エコカー・本命は?(69)

「ペンタゴン(米国防総省の本部ビル)の3倍以上のサイズになる世界最大の工場で規模のメリットを追求し、電池を低コスト化する。長距離走行できる電気自動車(EV)を安価にして、みんなの手が届くようにしたい」。Musk氏はこう強調した。 「電気をためてク…

続続・次世代エコカー・本命は?(68)

イーロン・マスクの言う年間50万台のEVを売るためには、この「2170」バッテリーと「ギガファクトリー」は絶対に必要となるものであるから、自慢も当然であろう。 テスラの新型バッテリーセルは「世界で最もエネルギー密度が高く、最も安価」になるとイーロン…

続続・次世代エコカー・本命は?(67)

テスラは、この「モデル3」を、2018年には1週間あたり1万台の生産をする計画だと言う。確かに1万台/週であれば、年間は52週となるので、50万台の生産は計算上は可能だ。工場設備もさることながら、全世界でディーラー網も3割は増やす計画だと言う。 どうもイ…

続続・次世代エコカー・本命は?(66)

テスラの新しいテクノロジーの生産スピードを上げることがカギか? 出典: www.carbuzz.com テスラの公式発表では、「10月末から12月上旬にかけてが、新しいオートパイロットのハードウェアへの過渡期として、製造上で短期的に支障をきたしました。そのため予…

続続・次世代エコカー・本命は?(65)

まあ現在のテスラの販売台数は7~8万台のようなので、この「モデル3」の37万台余を追加すれば、年間販売50万台も夢ではなさそうだ。 ただ毎年50万台以上のテスラのEVが、売れるかと言うと疑問も残るのであるが、そこそこは売れてゆくことであろう。「バリ協定…

続続・次世代エコカー・本命は?(64)

(10)テスラ、イーロン・マスクの挑戦 テスラの「モデル3」の受注が驚異的な数字になっている。 テスラの新型EV モデル3、予約受注ほぼ40万台…発表3週間で エコカー 2016/04/30 14:00 レスポンス 写真をすべて見る[全3枚] 米国のEVベンチャー企業、テス…

続続・次世代エコカー・本命は?(63)

このようにトヨタはCO2の削減に努力をしているが、地道に進めてもらいたいものだ。あわててしまっては削減できるものも、削減できなくなってしまう。 所で話は変わるが、2017.6.17~18のルマン24hレースは、トヨタはまことに大慌てであった。3台もの最新鋭の…

続続・次世代エコカー・本命は?(62)

まあ変動の激しい自然エネルギーの活用には、ちょっとした工夫が必要となる。それが水素の活用なのであろう。 風力発電による水素供給網の実証実験、トヨタなどが実施へ 2016/03/15 00:53 佐藤 雅哉 トヨタ自動車は2016年3月14日、岩谷産業や東芝、神奈川県…

続続・次世代エコカー・本命は?(61)

そして、トヨタも水素供給網の構築に向けて動き出したようだ。 トヨタやJXTG、水素拠点の新会社発表 燃料電池車普及狙う 2017/5/19 15:41 ニュースソース 日本経済新聞 電子版 トヨタ自動車やJXTGホールディングスなどは19日、燃料電池車に燃料を供…

続続・次世代エコカー・本命は?(60)

まあこの記事は2015年のものであるが、2016年~2017年にかけては少し事情が違ってきている。 FCV普及でも先行く米国 水素インフラ集中整備 先進地カリフォルニアをルポ 2017/1/26付 ニュースソース 日本経済新聞 電子版 環境問題への意識が高い地域として…

続続・次世代エコカー・本命は?(59)

2つ前の論考でのテスラのCEO、イーロン・マスクの言い分は、「電力で直接モーターを回せば済むのに、わざわざその電力を使って水素を生産し、それでもって酸素と化学反応させるというのは「まったく馬鹿げている」」と言うことであるが、これもよく考えてみ…

続続・次世代エコカー・本命は?(58)

■振り回されるパナソニック 「テスラが使っているのはすでに量産効果が出つくした家電用の電池。これ以上のコストダウンの余地は小さいはずだが」。田中はテスラの世界最大の蓄電池工場への巨額投資にも首を傾げる。テスラはコスト面でのEVの優位性を決定…

続続・次世代エコカー・本命は?(57)

航続距離は実用上ほとんど問題とされなくなってきた 電気自動車は(1)車両価格が高いことと(2)航続距離が短いことが問題とされてきたが、テスラのモデル3は3万5000ドル(約390万円)である、米政府から7500ドル(約83万円)の所得税控除を受けることが…

続続・次世代エコカー・本命は?(56)

「トヨタ環境チャレンジ2050」によれば、 2020年頃以降のことではあるが(2020年にはとは言っていない)、FCVを年間3万台以上販売すると言っている。そして日本での販売台数は、月に1千台以上だとしている。 とすると、ミライの生産計画は次のようになる。 …

続続・次世代エコカー・本命は?(55)

この後段部分で、初めてEVと全個体電池の話が出てくるが、肝心な前段部分にはEVの話はでで来ない。 ということは、トヨタでは2015年10月14日現在ではまだEVはCO2フリーの中距離移動手段だとは、考えられていないということではないのかな。 しかしトヨタは、…

続続・次世代エコカー・本命は?(54)

(9)トヨタ環境チャレンジ2050 2016.11.4に、今世紀末にはCO2の排出をゼロにすると言う国際的な枠組みの「バリ協定」が発効している。具体的には、地球の気温上昇を産業革命前に比べ2度未満とし、1.5度に抑える努力もする、と言う内容だ。 そのため…

続続・次世代エコカー・本命は?(53)

ホンダ、70MPa小型水素ステーションの実証実験を開始 高田 隆 2016/10/24 13:15 ホンダ、70MPa小型水素ステーションの実証実験を開始 図 実証実験施設のイメージ [画像のクリックで拡大表示] ホンダは2016年10月24日、充填圧力が70MPaの小型水素ステーション…

続続・次世代エコカー・本命は?(52)

一つは、原子力発電だ。日本は相当数の原子力発電所を持っているが、東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故で、その稼働が押さえられている。これはとてももったいないことである。安全性が確認されたものから、通常運転に戻って行ってCO2を排出しない…

続続・次世代エコカー・本命は?(51)

「パリ協定発効 日本の課題は?」(時論公論) 2016年11月04日 (金) 室山 哲也 解説委員 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/256336.html (途中省略) ●日本の課題は?では、日本の現状はどうでしょうか?日本は、CO2の排出が世界5位の主要排出国で…