尖閣諸島問題(7)

閑話休題、WBCの話はこれくらいにして本論の「尖閣諸島は日本領であるから、

日本は独自にでも、なんとしても守りきらなければならない」と言う話に戻ろう。
                
11、領海侵入の台湾船は計10隻 尖閣沖、沈没事故に抗議200806161115       

(これは2008年6月の記事です。)
                   

 16日午前3時50分ごろ、尖閣諸島魚釣島の西南西約76キロで、台湾の抗

船「全家福6号」と台湾の巡視船3隻魚釣島に向けて航行しているのを警

戒中海上保安庁の巡視船が発見した。海保巡視船は日本の領海内に侵入し

ないよう警告を発したが、同5時50分ごろ、魚釣島の西南西約22キロで領海内

に侵入した。別の台湾巡視船6隻も侵入した。
                        
 台湾抗議船と台湾巡視船海保巡視船の退去警告と針路規制を受けつつ

釣島を時計回りに航行するなどした後、同7時24分、同島の南約4キロ地点で

南西に向けて針路変更し、同8時44分までにいずれも領海の外に出た。
                      

 魚釣島沖では今月10日、海保巡視船と台湾の遊漁船が接触して遊漁船が

沈没する事故が起き、石垣海上保安部が14日に両船の船長を書類送検した。

事故をめぐり台湾では尖閣諸島領有権問題への抗議行動が活発化しており、

抗議船は活動家らが乗り込み15日夜に台湾北部の港を出港していた。海保

ると魚釣島付近で台湾の巡視船が日本の領海内に立ち入るのは異例という。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080616/crm0806161117007-n1.htm
                
中国
にしても、台湾にしても、こいつらは全くの無法者だ。ただし台湾は、我々と

共通の価値観を維持している部分があるのでまだましであるが、中国とは全く価

値観を共有していない。しかも全くのアウトロー共産主義独裁国家だ。

全く信用や信頼の出来ない国なのである。
                     

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理

想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し

て、われらの安全と生存を保持しようと決意した。』と言うことなんぞを信用で

きるか。出来るわけがない。ならばこんな「おまじない」はさっさと捨て去ること

だ、と思わないかい?だから憲法改正が必要なんだ。
               
この『』内の文章は、日本国憲法の前文の②の冒頭の文章である。(金園社標準

六法平成10年版より)。憲法にこんなことが書いてあるから、中国は日本を併合

しようと虎視眈々と狙っているのである。何しろ国際社会は無政府状態である

から、こんな憲法を後生大事と守っていたら、我々の子孫にすばらしい日本を

残すことが出来ない。田母神さんのご心配ももっともなことである。
                         

憲法なんて知らないよ」と言う本がある。株式会社ホーム社が発行所で、株式

会社集英社が発売元となっている。著者は池澤夏樹とか言う男か女かわからな

い者だが、そのあとがきに次のようなことを書いている。
                      

『法律は自然の法則とは違う。自然界ではものは必ず上から下に落ちるし、太陽

は東から昇る。だが法律は決めれば自動的に機能するものではない。何を決め

ても人がそれを尊重しなければ法律は空っぽの文章に過ぎない。』
                

こいつはきっと、モヤシのような奴だろう。「何を決めても人がそれを尊重しな

れば」と言っておきながら、諸国民の公正と信義に信頼して、と言うことは信

するのか。こいつは、人は信頼できないと言っておきながら、他国の人の公正

信義は信頼できるから、憲法を守れと言っている。これって矛盾ではないか。

こいつは馬鹿以外の何物でもない。
                

ならばこう言うべきである。
                     

『自然の法則は揺るがない。地球は太陽の周りを回っているのであり、太陽が地

球の周りを回ることはない。しかし法律は人間が作るものである。一旦民主的に

作られた法律は守らなければならないが、法律とは往々にして、間違っているこ

ともある。人間がある意図を持って作るからである。もしも間違っていたり、社会

情勢に適合しない場合には、速やかに直さなければならない。それが憲法のよう

な国の根幹を律するものであれば、なおさらである。何しろ国際社会は無政府

状態であるから。』と。
                        

こいつの頭には、自然科学と言う言葉はあるが、社会科学と言う言葉は欠けて

いるのであろう。

一寸横道にそれてしまったが、本題に戻ろう。

(続く)