尖閣諸島問題(19-1)

第5.在日華僑工作


5-1.華僑の階級区分
  約5万3千名に上る在日中国人は、現在の思想、言動を問わず、本質
的には資産階級、小資産階級に属する階級の敵であって、無産階級も
同志ではない。  しかし日本人民共和国成立以前においては、彼等を「階級の敵」と
規定してはならず、統一戦線工作における「利用すべき敵」に属する
ものとして規定し、利用し尽くさなければならない。
5-2.工作の第一歩・・逃亡防止  国交正常化が近づくにつれて、彼等は必然的に動揺し不安を感じる。  不安の第1は、我が駐日大使館開設後、祖国へ帰国させられるのでは
ないか? その際、在日資産を処分して得た携帯又は送金外貨を帰国後、
中国銀行に預金させられ封鎖されるのではないか、との不安である。  第2は、蒋介石一派の言動をとっていた者、及び「台湾独立運動」に
従事していた者の罪を恐れる恐怖不安である。  これに対し  「居住の許可、私有財産の保護は日本政府の保証する所であり、中共
  大使館の干渉し得ざる内政干渉があること」  「民主国日本においては、思想・言動の自由が保護されており、それ
  が外国人に及ぶことは、国府大使館時代の実例で証明されているこ
  と」  等を挙げて、第一期、第二期工作員と共に、彼らの不安解消に全力を
挙げ、彼等に日本残留を決定せしめなければならない。  対在日華僑対策の第一歩は、彼等を掌握して
利用する為に日本ヘ留め
ることであり、決して台湾又は東南アジア各地へ逃亡させてはならない。
在日華僑の金と組織は、消耗品として、中国共産党のために使い切るつもりなのだ。 5-3.工作の第二歩・・青少年把握  工作の第二歩は、華僑の小・中・高校・大学等の生徒学生及び青年を、
先ず掌握することである。  A.駐日大使館開設と同時に、大使自ら各地の華僑学校へ赴き、祖国
   からの贈物として、施設拡充に十分なる寄付金を無条件で与え
   使用させる。同時に、
政治色のない図書館を大量に寄付する。  B.祖国から来日するスポーツ選手団の試合、各種の公演、展覧会に、
   
青少年を無料で招待する
(続く)