尖閣諸島問題(23)


(7)これに対して沖縄県や中国での対応は?

尖閣諸島は日本固有の領土であるからには、当然「沖縄県石垣市」に属して

いる。しかし沖縄県石垣市は、地元の領土・領海が侵犯されていることに対し


ては、それ程深刻に考えていないように見受けられる。こんなことでは困るので

ある。地元であるからこそ、もっともっと中国による侵犯に対しては、声を上げる

べきである。日米地位協定の問題もさることながら、地方行政府として、「もし尖

閣諸島が中国に侵略されたら、米国は守ってくれるのか」と言った問題提起もす

べきものと思う。沖縄県知事や石垣市長は、今ある危機に対して、なんら答えて

いなかったのだ。こいつらに、中国の対日本テロ攻撃のこの「工作要綱」を読ま

せたいものだ

              

29、尖閣諸島石垣市の区域」沖縄知事200812121407

 沖縄県仲井真弘多知事は12日の定例記者会見で、周辺海域に調査船を

派遣するなど中国が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)について「番

地からいっても歴史からいっても沖縄県石垣市の区域だ」と述べた。

 また、米軍基地問題を米政府関係者に直接訴えるための来年(2009年、筆者

注)
1月の訪米について「オバマ氏が大統領に就任する前に、上院議員や国家

安全保障会議
(NSC)のスタッフに会い、新政権がアジア太平洋地域の安全保

障政策を変えるのかどうか意見交換し、基地の整理縮小や日米地位協定改定

を要請したい」と話した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081212/plc0812121407008-n1.htm

        
石垣市の大浜長照市長は、2008年12月18日の市議会で、この中国調査船

日本固有の領土である尖閣諸島領海の侵犯に対して、「日本、中国、台湾で

同で研究調査すべきだ」などと、答弁したという。こいつは本当に日本人なの

か、それとも中国工作員に取り込まれてしまっているのか。こんな奴は即刻罷免

しなければ、日本はもたない。つぎの記事を参照願いたい。
                

31、尖閣諸島「中国、台湾と共同調査を」石垣市長が発言撤回200812192138
        

沖縄県石垣市の大浜長照市長が市議会で、日本固有の領土である東シナ海

尖閣諸島(中国名・釣魚島)について、「日本、中国、台湾で共同で研究調査す

べきだ」と発言していたことが明らかになった。中国の海洋調査船が今月(2008

年12月、筆者注)8日に尖閣諸島の領海を侵犯したばかりで、「中国につけ込ま

れるすきを与える発言だ」(石垣市議)と市長の見識を問う声が噴出した。

一方、沖縄県議会と石垣市議会は19日、中国政府への抗議決議などを採

た。領海侵犯に関して、沖縄県議会が中国への抗議決議を採択するのは

初めて。(佐々木類)

 中国による尖閣諸島領海侵犯をめぐっては、麻生太郎首相が今月13日の

日中首脳会談で、「日本の固有領土であり遺憾だ」と抗議し、政府として引き続き

実効支配していく考えを示している。それだけに、尖閣諸島を行政区域とする石

垣市の市長が最終的に発言を撤回したものの、中国、台湾との共同調査に言及

したのは明らかに日本政府の方針を逸脱したものだ。

 大浜市長の発言は、18日の石垣市議会における議員への答弁で出た。仲間

均議員によると、中国の領海侵犯について、仲間氏と伊良皆高信議員らが見解

を求めたところ、大浜市長は「尖閣諸島ガラパゴス諸島のように貴重な動植物

が存在する。日本、中国、台湾で共同で研究調査し、人類の福祉に役立てるべ

きだ」と答えた。

 同諸島が日本固有の領土であることを強調した上での答弁だったが、仲間氏

らが「軽率だ」と発言の撤回を求めた結果、市長は「世界情勢が極めて微妙な時

期なので、言い過ぎた発言のように思う」とその日のうちに発言を撤回した。

 また、質疑の中で仲間氏が米軍機の石垣空港の使用に関連し、自衛隊や米軍

への見解をただすと、大浜市長は「自衛隊も米軍も基本的には軍隊だ。人を殺す

ための国家の物理的な暴力装置だ」と述べたが、尖閣諸島をめぐる発言同様、

19日に発言を撤回した。

 一方、沖縄県議会は19日の定例会で、歴史的、国際法上からも尖閣諸島

日本固有の領土であることを指摘した上で、中国政府への抗議決議と日本政

府に対し中国政府に抗議するよう求める意見書の2つを全会一致で採択した。

石垣市議会は日本政府に対し、尖閣諸島周辺の警備強化を求める要請決議と

中国政府に「強い憤り」を示す抗議決議をそれぞれ採択した。

 大浜市長の発言について河村建夫官房長官は19日の記者会見で「撤回した

(大浜市長の)発言に対するコメントは差し控えたい」とし、県議会と市議会の決

議については、「警備状況も含めて十分検討して回答したい」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081219/plc0812192139017-n1.htm

             
こんな発言を、地方行政府の長がするから、中国は日本民衆を安易に取り込む

ことが出来る、と考えるのかもしれない。中国の対日特殊工作は、前章でも述

べているように、今でも秘密裏に、しかも、大々的に進行しているのである。石垣

市の市長であるからこそ、なおさら慎重に、しかも中国には厳しく対してもらわね

ばならない。中国は手練手管に長けた国である。一寸好意的になったからと言っ

て、日本人は心まで許してはならない。

友好的に見えるものは、巧妙な方便である可能性も否定できない、否、方便そ

のものである。

(続く)