なんと恐ろしいことか。この手で篭絡された政治家はかなりの数に及ぶのではな
いか。更に次のようにも、檄を飛ばしている。
敵国の無欠占領が、この一事に懸かっていることを思い、いかなる困難、
醜悪なる手段も厭うてはならず、神聖なる任務の遂行として、やり抜かねば
ならない。 とまで記されている。
まことに恐ろしいことだ。このようにして中国に便宜を図らざるを得なくなったり、
図ったりした日本人は相当の数に上ったことであろう。それにしても日本政府が
中国に援助した各種のODAや円借款は、このようにして中国人民解放軍の近
代化の足しにされたのである。中国は共産党一党独裁の国である。もらった金
は人民の生活向上には使われず、軍の近代化と共産党の懐を肥やすためにだ
け使われてしまったのであろう。環境対策への支援なんぞと中国に援助したり技
術協力することは、前車の轍を踏むこととなり、日本は二度とその轍は踏んでは
ならない。中国は宇宙での戦争の準備までしている国である。環境対策なんぞ
は十分自力で出来る筈であるし、自力で準備させなければならない。それでこそ
「国際社会における中国の地位が空前的に高まった」と自賛出来ると言うも
のでないかい!。
今の自民党総裁の谷垣禎一もおとなしい顔をしているが、中国の何らかのトラッ
プに襲われた経験があるとも言われているのだ。何でこの度総裁選に立候補し
て、自民党総裁になったのか。そんなことも気になることである。
そしてその結果中国は、原爆を作り、宇宙に人間を送り、そして宇宙戦争への備
えまでしている。まさに、「国際社会における中国の地位が空前的に高まった」の
である。中国首脳部はそれを誇りにしている。しかしよく考えて欲しい、中国はい
わゆるそれ相応の「役割」すら果たそうとはしていないと言うことを。
さてその国慶大閲兵は10年振りという。1960年から1983年の間(文化大革
命'66~'76)は中止されていたが、翌年の1984年の建国35周年には鄧小平
が閲兵し、1989年の建国40周年は天安門事件の年であり軍事パレードは
中止、建国50周年の1999年には江沢民が閲兵した。そして今回の建国60
周年は胡錦濤国家主席が晴れ舞台に立った。そして主要軍事装備は52種類
が登場し、「100%国産、大半が初公開」であった。このような今回の軍事パ
レードを見るに、すでに中国は途上国などと言う段階の国ではない。れっきとした
先進国の仲間入りを果たしている、中国は自分からそういっているので間違い
ないであろう。
1日に建国60周年 温首相演説「中国の地位、空前的」200909302305
2009.9.30 23:05 このニュースのトピックス:中国
(Photo)
中国建国60年を翌日に控え、天安門前で記念撮影する観光客=30日、北京市(共同)
【北京=矢板明夫】中国は10月1日に建国60周年の国慶節を迎える。北京・
天安門広場で行われる盛大な祝賀式典で、胡錦濤国家主席は記念演説を行い、
新型弾道ミサイルを含む軍事パレードを閲兵する。毛沢東、トウ小平、江沢民に
続く第4世代指導者としての権威確立を内外に印象付けるとともに、大国として
存在感を強めた中国のさらなる国威発揚を図る。
中国政府は30日夜、国慶節記念レセプションを北京の人民大会堂で開いた。
温家宝首相は演説で、新中国が共産党の指導の下で達成した経済的な成果を
紹介したほか、国力増強と平和外交を行った結果として、「国際社会における
中国の地位が空前的に高まった」と自賛した。
今後の経済政策については、「安定したマクロコントロールを行い、迅速かつ
安定した発展を実現し、世界経済の回復に貢献する」と語った。少数民族問題
にも言及し、「民族区域の自治制度を堅持し、調和の取れた民族関係を強固なも
のにしたい」と56民族の「融和」と「団結」を強調した。レセプションには胡主席
をはじめ、共産党政治局常務委員、政治局員らが一堂に顔をそろえたほか、江
沢民前国家主席ら引退した指導者たちも出席し、党の団結をアピールした。
9月に入ってから、北京市内では「建国60周年の成果展」など一連の関連記
念行事が始まり、街は祝賀ムードに包まれている。
一方、貧富の格差拡大や汚職で、政府に不満を持つ民衆による暴動や分離
独立を目指す少数民族勢力によるテロ活動などが最近、各地で相次いでいる
ため、治安ボランティアら140万人が投入されるなど厳重な警備体制が敷かれ
ている。
式典現場の天安門広場周辺は30日夜から完全に封鎖され、警察当局は市民
に対し「当日は外出を極力避け、式典をテレビで見るよう」呼びかけている。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090930/chn0909301944002-n1.htm
しかしそれでも中国は「発展途上国である」と嘯いて、CO2の排出の削減に取り
組もうとはしない。十分それができる能力があるにも拘わらずにだ。今年の9月
22日には、「気候変動に関する首脳級会合(気候変動サミット)」が開かれた。
中国はインドを焚き付けて、中国やインドなどの途上国はCO2の削減の義務は
果たさない、責任は先進国にある、と嘯いて、年間1500億ドルの支援金と技術
ノウハウをよこせと、恫喝している。こんな奴等には何も支援することはない。
(続く)