最大級の気候変動サミット、ニューヨークで開幕200909221022
9月22日10時22分配信 聯合ニュース
【ニューヨーク21日聯合ニュース】2012年に満了する京都議定書に続く新たな気
候変動の枠組み構築を目指し、「気候変動に関する首脳級会合(気候変動サ
ミット)」が22日、ニューヨークの国連本部で開幕する。
12月にデンマークで開かれる国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第15回締約
国会議(COP15)を控えて開催されるもので、約100カ国の首脳に、閣僚級まで
合わせれば180カ国余りの代表が出席する過去最大規模となる。
会合を主宰する国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、各国の首脳が地
球の未来のため、最高レベルの政治的意志を結集するよう訴えた。
会合には米国のオバマ大統領、中国の胡錦濤国家主席ら、これまで実務交渉
で対立してきた主要利害関係国の首脳が出席し、温室効果ガス排出削減の目標
および開発途上国に対する先進国の支援案などを協議する予定だ。
李明博(イ・ミョンバク)大統領はオーストラリアのラッド首相とともに、8つの円卓
会議の一つを主宰し、先進国・途上国間の仲裁案を提示すると伝えられた。
日米などの先進国は、2020年までに1990年比で10~30%の温室効果ガス削
減目標を掲げ、途上国に拘束力ある削減目標値を提示するよう求めている。半
面、中国やインドなどの途上国は地球温暖化をもたらした責任に比して先進国の
削減目標値が小さすぎると指摘し、40%削減を求めると同時に、年間1500億ド
ル(約15兆円)の支援金と技術ノウハウを途上国に提供するまでは交渉に参
加できないと反発している。
会合の最後には、潘総長が8カ国首脳の基調演説と円卓会議の結果をまとめ
た会議要約文を発表する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090922-00000005-yonh-kr
中国は現在のCO2は全て先進国の責任だ、と言って現在自分が排出している
CO2については知らぬ存ぜぬだ。なんといっても中国は世界最大のCO2の
排出国だ。現在進行形で地球環境に最も悪影響を与えていることについては、
なんとも思っていない。こんな事をずっと言い続けて、自国民をも省みず自国の
軍備拡張に現を抜かすのであれば、早々に消え去ってほしいものだがそうは問
屋が卸さないので、日本は独自で自国の防衛と環境対策を進めればよい。鳩山
の言うような「鳩山イニシアチブ」なんぞに傾注する必要はない。そんなことより
自国のことを一番に考えることが大切だ。
2007年のCO2排出量、中国が米国を抜き世界最大に200910071815
2009.10.7 18:15 このニュースのトピックス:中国
【上海=河崎真澄】中国の二酸化炭素(CO2)排出量が2007年時点で米
国を追い抜いて世界最大になっていたことが、国際エネルギー機関(IEA)が
6日、バンコクで公表した09年版「温室効果ガスの排出統計」で確認された。
中国はこれまで「先進国の責任」を強調し、地球規模の温室効果ガス削減に
消極的だった。だが、不名誉な「世界首位」に躍り出たことで、中国は一段と厳し
い国際社会の監視にさらされ、経済成長と排出削減の両立という難しいかじ取り
を迫られることになる。
IEA統計によると、07年に中国のCO2排出量は1990年に比べて約3倍の
60億7100万トンと、世界最大だった米国の57億6900万トンを上回った。
世界全体の排出のうち中国は約21%、米国は約20%を占めた。IEAでは
30年には中国の排出が世界の30%近くに達し、米国の13%前後を大きく上
回ると予測する。中国の突出した増加幅の背景として、IEAでは石炭火力など
多量のCO2を排出する発電所の建設ペースをあげている。
07年の排出上位10カ国は両国に続いて、ロシア、インド、日本、ドイツ、カナ
ダ、英国、韓国、イランの順。同10カ国で世界の排出の約3分の2を占める。
胡錦濤国家主席が先月ニューヨークで行われた国連気候変動首脳会合の
演説で「温室効果ガスの大幅な削減を目指す」と宣言するなど、中国も排出削
減の重要性は認識している。
中国環境保護省は胡主席の演説を受け、11年からの第12次5カ年計画へ
の「温室効果ガス排出権取引制度」の導入なども検討し始めた。
同時に、原子力や風力など環境対応型の発電能力増強やエネルギー効率の
向上に向け、日本をはじめとする環境先進国との一層の協力が欠かせなくなっ
た。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091007/chn0910071826001-n1.htm
JCCCA(Japan Center for Climate Change Action)、全国地球温暖化防止活
動推進センター http://www.jccca.org/content/view/826/729/ のデータによる
と、2006年の国別のCO2排出量は次のとおりである。この時は中国は米国に
ついで、世界2位の地位にいたがIEAのデータによると2007年からは中国が
世界一のCO2排出国となっているのである。今後ますます中国のCO2排出
量は増え続けると言う。2030年にはその割合は、’07年の21%から30%まで
に増えると言う。何とかせよ、中国、胡錦濤よ!?。
☆IEAとは? International Energy Agency:国際エネルギー機関、くわしくは下記参照のこと。
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/gaiko/energy/iea/iea.html
2006年 2007年
排出量・億t 割合・% 1人当りt/人 排出量・億t 順位
1.アメリカ 57.7 21.1 19.3 57.7 2
2.中国 56.3 20.6 4.3 60.7(30%) 1(↑)
3.ロシア 15.6 5.7 11.0 3
4.インド 12.6 4.6 1.1 4
5.日本 12.4 4.5 9.7 13.7 5
6.ドイツ 8.2 3.0 9.9 6
7.イギリス 5.8 2.1 9.6 8
8.カナダ 5.2 1.9 7
9.韓国 4.6 1.7 9
10.イタリア 4.5 1.6 Iran
11.その他 90.1 33.2
合計 273.0 100.0
(続く)