国慶節に思う。(40)

諸外国との国際的な親善の意味で、正しいことなのかと言う前にそんな言い訳を言わなくても良いように、ある意味で「危機管理」的な配慮をしておくべきです。だから鳩山政権は、管理能力・即ち政治能力が無いのである。それよりも、小沢の思い上がりが危険なのである。しかし何はともあれ、中国人なんぞに天皇陛下には会見してもらいたくない。
しかし習近平はえらそうに「日本の天皇と会見する」などと談話を発表している。近平はなんで今時日本に来るのだ?。

                

天皇陛下と会見する」習中国副主席が書面で談話200912141648
2009.12.14 16:48 このニュースのトピックス:鳩山内閣
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14日、羽田空港に到着、在日中国人女性から歓迎の花束を受け取る中国の習近平国家副主席(ロイター)

 来日中の中国の習近平国家副主席は14日、羽田空港に到着後、「天皇陛下や首相と会見する。今回の訪日は、相互信頼を深め、交流を促進するためだ。(日中)双方の努力で目的を必ず達成できる」と、友好交流を強調する書面の談話を発表した。新華社電が伝えた。

 習氏は「中日友好協力の発展は、両国と人民の根本的な利益に合致する」と指摘。さらに「両国は戦略的互恵関係を全面的に構築しており、両国関係は新たなスタート地点に立ち、新たな発展のチャンスに直面している」と述べた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091214/chn0912141648002-n1.htm
                   

中日友好協力の発展は、両国と人民の根本的な利益に合致する」なんぞは何の意味も持たない。単なる枕詞で中国は何もしないはずだ。去る12日には北京で日韓の報道機関と会見し、東シナ海のガス田問題では、「中国は基本合意を維持しており、問題を適切に処理したい」何ぞと言っているが、これも単なる意味の無い枕詞だ。これから先を見てみるが良い。http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912120273.html参照。

                  

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なんで、隣国である中国との関係をより良好にする礎(いしじ)、になるのかがわからない。日中間にはありとあらゆる懸案事項が山積みしている。大人数で訪問する事でそれが解決されるとも思われない。もしそれが礎となるのなら、それはまさしく小沢の中国への朝貢外交であるからなのである。その朝貢の内容が、習近平天皇陛下に合わせる事だったのだ。自民党からの申し入れがあった、などのニュースも流れているが、小沢の苦し紛れの言い逃れに過ぎない。
              

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世界の国々が『そうだ。やはり、地球を守ろうじゃないか』という思いで、一つになってもらいたい、と言うことなら『すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が国の国際社会への約束の「前提」となります。』と言ったあの鳩山の国連での演説の前提条件を是非守ってもらいたいものだ。即ち、中国、インド、米国などに意欲的なCO2削減目標の数字をセットさせるべきである。特にあの中国は、温室効果ガスの排出量世界一だ。しかし中国は途上国だと言って、CO2削減義務を逃れている。これでは地球は守れないよ。鳩山は、強行に、中国にCO2削減義務を負わせなくてはならない。
                

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日本の新しい政権としてどういう道があるかを模索している。沖縄の県民の皆さん方のお気持ちも理解をしていくなかで普天間移設の話を進めてゆくと言うならば、今までに国と国とで決められた約束はどうなるのか。これでは日本の外交に対する信頼性は地に落ちる。外国からも、日本と決めた約束を守らないぞ、と言われても反論する根拠が無い。しかしこんな事は言わずもがなの事である。それよりももっと重視しなければならない事がある。それは『沖縄の県民の皆さん方のお気持ちも理解をしていくなかで』ということに秘められている偏見と言うか、視野の狭さなのである。沖縄の皆さんの気持ちはそれなりに理解できるが、それよりも大事なのが、『日本の国防』なのである。沖縄の皆さんの気持ちを慮(おもんぱか)るあまりに、日本の国防に対する配慮が飛んでいる。これでは困るのである。鳩山や小沢、ひいては民主党には、日本を外国の圧力から守ると言う概念が無いのである。「友愛」何ぞがこの無政府な世界で通用するはずが無いのである。普天間は日本を防衛する基地でもある。ないがしろには出来ないぞ。早く辺野古へ移転させよ。

                 

また、一ヶ月ルールを無視して天皇陛下習近平との会見をごり押しした鳩山内閣の判断に対して、苦言を呈した羽毛田宮内庁長官への支持を表明する電話が、多数宮内庁へ寄せられていると言う。鳩山や小沢の今回のごり押しに対して、国民が怒るのは当然だ。日本国の天皇陛下が、なぜ中国のごろつきの末裔なんぞに会わなくてはならないのか。しかもなぜその習近平何ぞが、この時期に日本に来るのかも不思議だ。小生にはその理由がわからない。これはきっと、小沢の中国に対する朝貢外交の結果なのだと思うよ。そのための大人数を引き連れての中国訪問で、胡錦濤の握手のお恵みだったのではないかな。

(続く)