小沢資金問題(30)

生方氏は、多分こんな民主党の悪い雰囲気と言うか悪い伝統を、本能的に嫌悪

していたのであろう。自由に発言できる、と言いながら、自由に発言させない。だ

からあんな発言となったのではないかな。もう1人こんな民主党の伝統に反旗を

翻している人物がいるようだ。それは民主党東京都議会議員土屋敬之(たか

ゆき)氏である。氏は2009年10月号のWiLLで「除名覚悟で民主政権を内部

告発する!」を発表し、大反響を博しているが、更に2010年1月号のWiLLの

「小沢人民共和国を内部告発する!」で、自身の除名処分が進行していることを

述べている。その後の状況はつまびらかでない。


民主党一党独裁中国共産党に近似している、小沢胡錦濤と鳩山温家宝

だ。日本風に呼ぶと、悪代官の小沢一郎、痴呆の鳩山由紀夫、頓馬の平野博文

となる。

こんな考えを述べている記事を紹介しよう。

   

y副幹事長解任 言論封じた民主の強権体質
(3月22日 01:13付・読売社説)

 民主党生方幸夫・副幹事長が、党執行部批判を理由に解任されることになっ

た。

 たとえ執行部の一員であれ、党のあり方についての批判的言論が一切許され

ないというのでは、民主的な政党とは言えない。いきなり解任というのも、強引す

ぎる。

 民主党長老の渡部恒三衆院議員は、自民党時代を含む長い議員生活の中

で、こうした執行部批判による解任は「聞いたことがない」と批判している。

 発端は、生方氏への産経新聞のインタビュー記事である。

 生方氏は、この中で党運営を集権的と批判し、小沢幹事長に対しては「政治と

カネ」の問題について、「しかるべき場所できちんと説明するのが第一。それで

国民の納得が得られなければ自ら進退を考えるしかない」と語った。

 筋の通った指摘だ。


 これに対して高嶋良充・筆頭副幹事長は、「外部に向かって批判するのは副幹

事長の職責から言って問題がある」として辞任するよう求めた。言論封殺に等し

い。

 生方氏が、「秘書らが3人逮捕されている幹事長の責任はどうなるのか」と反

発し、辞職を拒んだのも、当然のことだ。

 今回の事態に発展したのは、小沢氏周辺が、これを契機に小沢氏批判が高ま

るのを警戒し、芽をつもうとしたためだろう。

 小沢氏は解任を了承し、鳩山首相も「党内規律が守れない」として容認した。

二人とも「政治とカネ」をめぐる自らの責任問題への波及を恐れた、保身ゆえの

判断とみられても仕方があるまい。

 生方氏解任には伏線がある。

 民主党内には、小沢氏が、選挙至上主義の下、地元活動を優先させ、政策決

定の内閣一元化を名目に、党側の自由な論議を抑えることへの不満がくすぶっ

ている。

 生方氏は、党内に政策調査会の設置を目指す議員の会を発足させるなど、政

調を廃止した小沢氏の党運営に批判を強めていた。

 そうした生方氏の「反小沢」ととれる動きが、解任の一因になったともみられて

いる。

 小沢幹事長の政治手法は「独裁的」「強権的」と評されている。今回の解任劇

は、小沢氏率いる党の体質と、ブレーキをかけられない首相の限界を露呈した。

 生方氏は、街頭演説で「多くの議員が声を上げないといけない。『処分される

かも』と口をつぐめば、民主党に未来はない」と訴えた。民主党議員は、しっかり

と受け止める必要がある

(2010年3月22日01時13分  読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100321-OYT1T00833.htm?from=y10

   

将にその通りである。党内で多くの議員の反小沢の声がなければいけないの

に、それがない。これでは支持はできない。その結果鳩山内閣の支持率は急落

する。タダでさえ信用がなく、当てにならない内閣である。国民もあの浮きすぎ

た「マニフェスト」に完全に騙されてしまった。後が怖い。この祟(たた)りは我々

国民にひどい結果をもたらす事であろう。困ったことだ。小沢や鳩山にしてみれ

ば、国民をダマクラカス事なんぞは、朝飯前のことだ。騙される国民もトロイと言

えばトロイのだが、その国民を騙した民主党はもっと悪い。なんといっても悪代官

に率いられているから性質(たち)が悪い。しかも痴呆のお坊ちゃんだ。お付きは

更に悪い、抜けている。

  

z鳩山内閣支持率30%に急落 危険水域に接近
3月22日12時50分配信 産経新聞

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が20、21両日に実施した合同

世論調査で、鳩山内閣の支持率は前回調査(2月6、7両日)より12.3%ポイン

ト減少し、30.5%に急落した。内閣支持率は3割を切ると、政権運営がきわめ

て不安定となる「危険水域」とされており、鳩山由紀夫首相は正念場を迎えたと

言えそうだ。


  [表でチェック]鳩山政権半年 マニフェストの実施状況

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/369183/slideshow/280199/


 不支持率は7.8%ポイント増の53.9%。鳩山政権の支持率3割台と不支持

率5割台はいずれも初めて。


 鳩山政権の評価では、首相の人柄を「評価しない」(46.3%)が、「評価する」

(46.0%)を初めて上回った。首相の指導力や米軍普天間飛行場沖縄県

野湾(ぎのわん)市)の移設問題、「政治とカネ」問題への対応は、いずれも「評

価しない」が7~8割を占め、政権への評価を下げた。16日で半年を迎えた鳩

山政権の実績への評価も「評価する」は25.5%で、「評価しない」の57.5%を

下回った。

 
 民主党の「政治とカネ」問題に絡み、民主党執行部を批判した生方幸夫副幹

事長の解任については「評価しない」が72.3%と、「評価する」(15.0%)を大

きく上回った。資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件を受け、小沢一

郎氏は幹事長を辞任すべきだとの回答は74.3%と、前回に引き続き7割を超

えた。

 
 政治資金規正法違反の罪で起訴された石川知裕(ともひろ)衆院議員や、北

道教職員組合(北教組)の不正献金事件で関係者が逮捕された小林千代美

衆院議員に対しては、議員辞職すべきだとの回答が6~7割に達した。小沢氏

に「国会での説明や質疑に応じるべきだ」も89.5%を占め、夏の参院選への影

響では、92.6%が「影響する」と回答した。

 
 政党支持率では、民主党は前回調査より7.5ポイント減の25.4%、自民党

は18.8%とほぼ横ばいだった。この他、みんなの党は3ポイント増の6.9%、

支持政党なしが4.8ポイント増の37.1%を占め、自民党民主党批判層の受

け皿にならず、みんなの党や支持政党なしに移行していることをうかがわせて

いる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100322-00000511-san-pol
(続く)