中国は、いよいよその牙を、何のためらいも無く、むき出した。民主党政権に
なって、第二列島線まで中国は支配下に置いているぞ、と主張しだした。そうな
ると何かと日本は、中国に脅かされることになる。例えば、尖閣諸島は中国の
領土だ、と言わんばかりの振る舞いや、沖ノ鳥島は簡単に爆破できるぞと恫喝
するなどは、日常茶飯事となる。そのうちに沖ノ鳥島を爆破して、知らん顔をする
ことになる。そして「日本のEEZは消滅した」と宣言して、海底資源を浚(さら)い
出すかもしれない。そして日本の海底資源を攫(さら)ってゆく。こんな事件も起こ
りうるのだ。それにもまして、西太平洋の制海権を確実なものにして、台湾に攻
め入ることになろう。その時日本は中国の潜水艦や海上艦艇に威圧され、場合
には攻撃されて身動きできない。そして中国は、手始めに尖閣諸島に上陸する。
小笠原諸島もだ。場合によっては沖縄の各諸島には、中国人民解放軍の上陸
部隊が押しかけているかもしれない。今の中国共産党人民解放軍の動きをつぶ
さに眺めると、こんな筋書きもあながち空想とも思われない。日本は最悪の事態
を想定して、準備をしておくに越した事は無い。
しかし、今の民主党政権は、真剣に日本を中国の毒牙から守ろうとする気概を、
持ち合わせていない。小沢にせよ、菅にせよ、更に仙石由人(こいつは左派系
弁護士出身で、福島瑞穂は彼の部下だった。日本社会党出身のぱりぱりの中国
・朝鮮派である。文化大革命を賛美。当然在日外国人への参政権推進派であ
る。菅と仙石は共に全共闘の幹部であった。)にせよ、中国シンパである。日本に
とって、これは誠に困った事である。日本の政府がこんな有様であるから、中国
の日本への侵略もやりやすくなっている。これは絶対に阻止しなければならな
い。今日の参院選の投票日には、必ずや日本の良識を示さなければならない。
さもなくば、日本は凋落の一途をたどることになろう。
その証拠に、今年の1月6日に掲載したブログを、参考に掲載する。
[日本国憲法に第九条がある限り、日米同盟は日本にとって最重要な関係だ。
日米関係が機能しなくなれば、必ず中国が進出してくる。尖閣諸島問題どころで
はない。そのうちに核兵器を搭載した中国空母が、日本近海を遊弋する事とな
る。そうすれば、日本は完全に中国の属国だ。チベット自治区、新疆ウイグル自
治区、に続く、新疆大和族自治区となってしまう。かつてフィリピンが、1991年ピ
ナツボ山の大噴火で被害を受けたクラーク米国空軍基地の拡張修理を拒絶し、
撤廃をしつっこく迫った事があった。そのため米国は嫌気がさして、スービック海
軍基地とクラーク空軍基地をフィリピンに返却してしまった。するとすぐさま中国
が、南沙諸島を占領してしまったのである。あわてたフィリピンは米国に再度フィ
リピンに進出して欲しいと懇願したが、後の祭り、米国に拒絶されてしまった。
フィリピンは、自国領だと主張していた南沙諸島を中国に取られてしまったので
ある。しかも、国連をはじめ世界は何もしてくれなかった。将に世界は無政府な
のである。そして中国は南沙諸島を分捕り、ホクホク顔状態なのである。
南沙諸島はスプラトリー諸島とも言い、フィリピンのすぐ近くの海上にある。誰が
見ても中国領だとは思わない。明らかにフィリピン領なのである。それを中国は、
アメリカ軍のフィリピン撤退と同時に侵攻し、占領してしまったのである。フィリピ
ンは指をくわえて見ているしかなかったのである。戦前は、どこにも帰属してい
なかったため日本領であった島々なのである。
当ブログの本年9/3の尖閣諸島問題NO.121では、'80~'90年代に掛けて中国は
南沙諸島に進出としているが、米軍撤退後に本格的に進出していたのである。
以下Wikipediaの解説を載せるので熟読願う。
南沙諸島(スプラトリー諸島)
1995年に米比相互防衛条約が解消されると、中華人民共和国軍の活動が活
発化し、フィリピン主張の島を占領して建造物を構築した。この機会主義的行動
が周辺諸国に中国の軍事的膨張に対する警戒心を呼び起こしたとされる。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E8%AB%B8%E5%B3%B6
日米同盟が脆弱になれば、中国軍は必ずや日本近海での活動を活発化させる
筈である。そして中華人民共和国軍が尖閣諸島に上陸して、その領有を宣言す
るはずである。この事に対して、鳩山はどんな考えを持っているのか。民主党は
何を考えているのか。そんな事を考えて憂鬱となる。民主党政権が続く限り、明
るい日本の未来は来ないであろう。我々国民が、しっかりと蓮舫や鳩山民主党
を見張らなければならない、と瞑想する2010年の正月である。
それにもう一つ付け加えたい。米軍が撤退するとしたら、その後には日本軍(自
衛隊と呼んでいる)がそこに駐留しなければならないのである。日本国の国防の
ためには何らかの日本軍が駐留する基地は必要なのである。そのためにも沖
縄島民を始め、日本国民の覚醒が必要なのである。そうでなければ、この美し
い日本は残せない、と思わざるを得ない。軍国主義の中国共産党国家から日本
を守るためには、沖縄に軍事基地を置く事は最もプライオリティーの高いことな
のである。]
(続く)