番外編・プリウス急加速問題(55)

しかも調査されたトヨタ車の台数は23台(電子レコーダーは58台)という多さ

だ。だから一台や二台に止(とど)まらないのだ。ラフードもこれでは”グーの音”

も出ないであろう。アメリカはただ単にアメリカ産業の中心的存在の自動車産業

を再生させるために、トヨタ車やレクサスの売れ行きを落とそうと嫌がらせをして

いただけではなかったのだ。膨大な選挙資金をもらっていたために、トヨタをいじ

め抜いてつぶしてしまおうとしていたのである。益々もってこれは、将に「第2の

ハルノート
」と言えるのではあるまいか。そしてこの完全な汚職政策では、GM

クライスラーの真の再生は難しいのではないか。

          

p116トヨタの電子制御システムに問題見つからず=米運輸省
2010年8月11日(水)06:26  トムソンロイター

Photo) トヨタの電子制御システムに問題見つからず=米運輸省(トムソンロイター)
 [ワシントン 10日 ロイター] 米運輸省は10日、トヨタ自動車<7203.T>のリ

コールをめぐる問題で、電子レコーダーを調査した結果、電子制御システムに問

題は見つからなかったことを明らかにした。

 ラフード運輸長官と同省幹部が議会に対して調査結果を報告した。それによ

ると、トヨタ車の急加速について
58台の電子レコーダーを調べたが、アクセ

ルペダルがフロアマットに引っかかる問題以外に新たな原因は特定できなかっ

たとしている

http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-167200.html

 
            

p117急加速事故、大半は運転ミス=電子系統の欠陥判明せず―米運輸省
2010年8月11日(水)08:03  時事通信

 【ワシントン時事】米運輸省は10日、トヨタ自動車製の車が米国で急加速して

死傷事故を起こしたとされる問題で、ブレーキを踏んだ形跡がないなど大半が

運転ミス
だったことを示す仮報告を米議会に提出した。報告では、アクセルペ

ダルがフロアマットに引っかかったり、戻りにくくなるという既に対応済みの問題

以外に具合は見つかっていないとし、議会側が問題視していた電子系統の

欠陥は現時点で判明していないとした。

 同省の広報担当者は「調査は初期段階であり、電子系統や(速度を調整する)

ソフトウエアの欠陥が急加速を引き起こした可能性について引き続き調査中だ」

と説明している。ただ、仮報告とはいえ、急加速事故をめぐる集団訴訟を抱える

トヨタにとっては、朗報となりそうだ。 
時事通信社

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-100811X743.html

   
               
電子制御システムについての電子レコーダー58台を調査しても電子系統の欠

陥は見つかっていないのだ。大体この手の急加速では、ブレーキとアクセルの

踏み間違いによるものが大半である。これは、今年の3月17日のNO.2でも指

摘しておいたように、そのすべてと言ってよいほどのケースが人間系によるミス

なのである。すなわちブレーキを咄嗟に踏んだつもりがアクセルペダルだったと

言うケースなのである。しかしフロアマットがアクセルペダルに引っかかって同様

な状態になったことは、誠に残念なことであった。(しかし今もって小生は、マー

ク・
セイラー氏はなぜエンジンキーをオフにしなかったのかとか、ギアをニュート

ラルにしなかったのかとの疑問を持っているのだか。当ブログ3/16のNO.2参照

のこと)BIG3にも同様の急加速問題は発生していた。特にフォード車などは意

図しない急加速はトヨタなどよりも相当多いと言うデータもあるようだ(4/22,NO.

16参照の事)。


しかしいくら運転ミスだったと言われても、トヨタに対する不信感はなかなか晴れ

ないかもしれない。特にオバマを取り巻くマスコミが、その指示でトヨタ叩きを執

拗に続けている。頓馬の鳩山が普天間問題で迷走していた時期とこのトヨタ

きが重なるために、そのしっぺ返しではないかとのうわさもあったが、そんなこと

とは関係なくオバマトヨタをたたき続けているのである。このことを日高義樹

は次のように述べている。

   
   
[確かにオバマ大統領はオバマグループとも言われるホワイトハウスの若い記

者を使って国内の政敵を攻撃し続けている。しかしながら今度のトヨタに対する

アメリカ記者団の攻撃は、そういったオバマ政治の小手先の報道ではなく、アメ

リカの国家戦略として競争相手である日本の優秀な企業を叩き潰そうとしている

ものなのだ。]

(続く)