世の中、何だこれ!(WBC不参加、32)

まあ過去2回の大会は、WBCIの悪巧みがあまり知られていなかったので、それほど違和

感もなく我々一般人は、楽しんだことと思う。


しかし当事者はこのWBCの話があった時から、なんとなく胡散臭さを感じていた。そのた

め最初はNPBは参加を保留したのである。そうしたらMLB側は、日本を恐喝したのであ

る。この件は、
2012.1.31の当ブログNO.23でも述べておいたので、思い出していただき

たい。念のために下記する。

 
 
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)

当初、日本(NPB)はMLB側の一方的な開催通告やMLB中心の利益配分に反発し、参

加を保留[8]。日本プロ野球選手会も開催時期の問題から参加に反対し[9]、2005年7月22

日の選手会総会不参加を決議した。しかし、MLB機構は参加を保留するNPBに対し、

改めて参加を要求し、もし日本の不参加によりWBCが失敗に終わった場合、日本に経済

的補償を要求する
ことを通達。更に、WBCへの不参加は「日本の国際的な孤立を招く

だろう
」と警告した[10]。これを受けて、日本プロ野球選手会は不参加の方針を撤回。最

終的に9月16日に選手会古田敦也会長がNPB機構に参加の意向を伝え、日本の参加

が決まった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF

 
 
MLBが「日本が参加しないなら経済的補償を要求する」ことは、実際に可能なのであろ

うか。そんな縛りは、WBCにもIBAFにもないのではないか。


このIBAF(International Baseball Federation 国際野球連盟)が曲者である。ここには世

界各国の野球組織が加盟している。野球に関する国際的な事項を決めている。そしてIBA

Fがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を世界一決定戦に公認してしまい、更に

は「プレミア12」と言う国際大会を実施すると言い出だしたのである(
2012.1.31の当ブロ

グNO.23
)。


そんなこんなで、これからは、事情がすこぶる異なる。WBCIの面々が日本から巻き上げ

た金で、しこたまいい思いをしていると思うとWBCもそれほど見たくはなくなる。面白さも半

減している。どうせやるんなら、WBCIが考えているように、台湾ででもやらせたらよいので

はないか。


日本は当然出場はしない。と言っても今まで見てきたように、すんなりとは不参加と言うわ

けにも行かない可能性がある。するとどうするか。MLB寄りの加藤良三のような素人は、

是非とも参加させたい、と思っている筈だ。どのように参加させるのか。過去の大会のよう

に一線級の選手を出させるのか。日本側の要求、と言っても選手会の要求であるが、全

満たされていない状況での完全参加はして欲しくない。ではどうするか。


読売新聞社がバックにいる以上こんなことは出来ないかもしれないが、5年後、10年後を

考えるのなら、一線級ではなくファームの選手を選抜して「侍ジャパン」として参加させれ

ばよい。彼らは次の世の日本プロ野球を担う逸材なのだから。


そして日本企業のWBCへのスポンサーは降りていただくように、NPB選手会から要望

をして、日本企業のスポンサーは極力少なくさせることである。日本企業が自発的にスポ

ンサーから降りてくれれば、それに越したことはない。台湾で開催することになれば、それ

はそれで好都合である。なんと言っても読売新聞社やあの悪行高い電通の影響も薄らぐと

言うものである。


それにしても日本プロ野球選手会の腰が砕けないことである。新井貴浩会長のことであ

る、そう簡単には腰は砕けないものと思うが、日本選手会だけが頑張っていても駄目であ

る。NPB選手会が一致団結する必要がある。しかしながら今のNPBの状況では、一致

団結なんぞは夢のまた夢であろう。


いずれにしても2012年8月1日の話し合いを待たなければならない。まあ、日本選手会

NPBが一致団結できなければ、日本プロ野球も先が見えたと言うことである。いくら金の

ある巨人が日本プロ野球で頑張ったとしても、それは後の祭りとなろう。日本プロ野球の衰

退を見るだけである。


メジャーリーグに屈するなプロ野球選手会

 
さてそのIBAFの絡んでいる国際大会を整理してみよう。

(1)まず、IBAFワールドカップ

これは1938年から2011年まで実施されていた野球の世界大会で、1998年からはプロ選

手の参加も認められるようになった。2001年からは2年に一度、奇数年に開催されること

になっていた。2008年の北京五輪を最後に野球がオリンピックから外されたことから、

2006年創設のWBCを2013年の第3回大会から、ナショナルチームによる世界一決定

として、IBAFが認定してしまった。そのため2011年にこのIBAFワールドカップ廃止

された。
 
 

WBCを世界一決戦と公認 国際野球連盟
[2011年12月4日9時59分]

 国際野球連盟(IBAF)は3日、米テキサス州ダラスで総会を開き、国際大会の枠組みを

見直してワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を世界一決定戦として公認すること

を決めた。

 IBAFのリカルド・フラッカリ会長は「これまでの招待制から、予選も行われることになり、

WBC主催者と話し合う中で決まった」と話した。IBAF主催では、これまでアマチュア主体

で行っていたワールドカップ(W杯)を取りやめ、プロも参加して
上位12カ国が争う「プレ

ミア12」
(仮称)を2015年から4年に1度開催する。

 五輪については、2020年夏季大会での実施競技復帰を目指すため、男子の野球、女

子のソフトボールを1競技として復帰を図ることを、全会一致で承認した。

 IBAF第1副会長の田和一浩・全日本アマチュア野球連盟専務理事は「今の子どもたち

に夢を与えるという意味で(五輪復帰は)私たちの責任。全員一致(の承認)だったし、1歩

も2歩も前進したと思っている」と歓迎した。

http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111204-872361.html

 
 

(2)次に、IBAFプレミア12


これは'12.1.31のNO.23でも言及していたが、世界のトップ12のチームによる国際大会で

ある。このトップ12とは、WBCのベスト12のチームにより行われるようで、2015年第1

回大会
が開かれると言う。次のWikipediaの記事を参照願う。

 
 

IBAFプレミア12

IBAFプレミア12(英語:IBAF Premier 12)は国際野球連盟IBAF)主催の野球の代表戦

による国際大会である。第1回大会は2015年開催予定[1]。


IBAFワールド・ベースボール・クラシックWBC)を世界選手権と公認すると同時に、こ

れまで世界選手権として隔年開催されていたワールドカップ(1938年~2011年)を廃止

し、変わりに世界のトップ12による当大会を4年に一度、WBCの中間年に開催するとして

いる。アマチュア主体のワールドカップに変わりIBAFプレミア12プロが主体となる[2]。

IBAFの報道によれば、IBAFプレミア12WBCのベストチームにより行われる模様で

ある[3]。


なお、IBAFの報道[1]において、「IBAFプレミア12」から「IBAFスーパー12」に訂正されてい

た時期があったが、国際大会新フォーマット[4]発表以降は再び「IBAFプレミア12」に再訂

正されている。

2015年の第1回大会では日本も開催候補地の一つに上がっている[5]。

http://ja.wikipedia.org/wiki/IBAF%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A212

[2]   WBCを世界一決戦と公認 国際野球連盟[2011年12月4日9時59分]を参照のこと。

[5]   落合氏らが候補…来年WBC3連覇へ監督選び本格化[ 2012年3月11日 06:00 ]を参照。
Img_3061 

ロンドンオリンピック日本選手団よ、楽しんでこい。
(続く)