これは「がんばれ日本!全国行動委員会」が毎年行っている活動で、今年は13回目にな
るらしい。今回は「第13回 がんばれ日本!尖閣漁業活動」として、漁船10隻(9隻との
報道もある)に有志80人が乗り込み尖閣諸島近くで魚を獲ろう、と言う企画だ。
「がんばれ日本!全国行動委員会」の有志80名は、2013.4.22の21:00頃石垣島の新川
漁港に集合して、海上保安庁の船舶検査のほか全員が持ち物等のチェックを受け更に写
真まで撮られて、尖閣諸島の一海里(1.852km)以内にまで接近しない、けっして上陸し
ない、そのほか中国公船に対する注意事項などを申し渡されて、安全に注意してくださいと
送り出されていた。
第13回 がんばれ日本!尖閣漁業活動
【現地ルポ】尖閣・操業不能海域 「我が海」を誇示する中国海警局[桜H25/4/25]
http://www.youtube.com/watch?v=BmFVHtEa00E&feature=youtube_gdata
公開日: 2013/04/25
『頑張れ日本!全国行動委員会』が80人規模で実施した「第13回 尖閣諸島集団漁業活
動」であったが、そこには、我が物顔に領海侵犯を繰り返す中国公船と、それとの対決を避
けようとする海上保安庁の腰の引けた対応があった。事実上「日本人が操業不能な海域」
となりつつあり、周辺海域の実効支配という意味では「日中が五分五分」になっている危険
な現状について、現場での映像を中心に御覧頂きます。
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千
人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全
国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
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第三には、
中国の海洋監視船が8隻もが、尖閣諸島の日本の領海に侵入してきたことだ。
一般のテレビなどのニュースでは、国会議員168人の靖国参拝に抗議しての、中国公船
の大量領海侵犯ではないかと思われていたようだが、さにあらず、「第13回 がんばれ
日本!尖閣漁業活動」での日本漁船を追っかけ回す為の領海浸入なのである。
日本のマスコミは、この「がんばれ日本!全国行動委員会」の価値ある行動をあまり報道
していない。このマスコミの偏重には困ったものだ。尖閣諸島は日本固有の領土である以
上、しっかりとこの固有の権利を守る行動は、報道すべきなのである。日本固有のと言う意
味は、それまで無主の地で誰も住んでいなかった、どこの国のものでもなかった、と言う意
味である。詳しくは当ブログの2012.9.21,「尖閣諸島問題その2(49)~」などを参照願う。
また、2012.9.30,「同(55)」には、関連事項が時系列で示してあるので参考となろう。
最多8隻が領海侵入 中国船、尖閣諸島周辺に
東京新聞 2013年4月23日 夕刊
沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に二十三日午前、中国の海洋監視船八隻が相次いで侵入し
たのを海上保安庁の巡視船が確認した。領海から出るよう警告している。
第十一管区海上保安本部(那覇)によると、政府が昨年九月、尖閣諸島を国有化して以
降の中国当局船の領海侵入としては最も数が多い。同時侵入はこれまで六隻が最多
だった。国有化後の領海侵入は四十回目。
保守系政治団体「頑張れ日本!全国行動委員会」によると、同会のメンバーを乗せた
漁船約十隻が二十二日夜、沖縄県石垣市の石垣港を出て尖閣諸島へ向かった。中国側
はこの動きに対抗して領有権を主張するため、多くの監視船を派遣した可能性もある。
安倍晋三首相は二十三日の参院予算委員会で、政治団体の漁船を監視するため中国
が海洋監視船を八隻に増やした可能性に言及。また「(日本漁船が航行しても)わが国の
領海だから、他国から文句を言われる筋合いはない」と中国側を非難した。
菅義偉(すが よしひで)官房長官は二十三日午前の記者会見で「中国公船が侵入事案を
連続していることは誠に遺憾で受け入れられない。外交ルートを通じて厳しく抗議している」
と述べた。
また閣僚の靖国神社参拝との関係について「因果関係はないのではないか。中国の
意図について確たることを申し上げる立場にない」と語った。
十一管によると、八隻は「海監15」「海監23」「海監46」「海監49」「海監50」「海監51」
「海監66」「海監137」。
◆中国に厳重抗議 外務次官、程大使に
河相周夫(かわいちかお、彼の評判は良くない)外務事務次官は二十三日、沖縄県・尖閣
諸島周辺での中国海洋監視船八隻の領海侵入を受け、中国の程永華駐日大使を外務省
に呼び、厳重抗議した。即刻、領海外に出るよう強く要請した。
河相氏は「日中関係の改善に向けて双方が努力する中で遺憾だ」と強調した。程大使
は、抗議は受け入れられないとした上で「内容は本国に伝える」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013042302000229.html
この 河相周夫外務事務次官は、キチンと厳(いかめ)しく中国に抗議を伝えてくれたであろ
うか、いささか疑問である。彼にはこんなことがあったからである。もっとも3年間の民主党
政権の無策のお陰で対米関係も貧弱となってしまっていたことも原因なのだが、カバーす
べき外務省はそれをしなかったようだ。その中心が彼だったのである。
(続く)