2014ワールドカップサッカー・ブラジル大会(7)

明日はコロンビア戦だ。2014.6.14の当ブログでは、次のような一文を載せた。

 

先の相沢光一氏 [スポーツライター]の論考にもあるように、強化試合で強豪を相手にしなかったことは不安材料であると述べているし、何れも先制を許すなどDF陣の全体的に微妙なズレがあると指摘している。この数日間でそれが改善されているかは、明日判明する。


しかしながら、2014.6.15コートジボアール戦ではこのDF陣の全体的な微妙なズレは改善されてはいなかった。そのため先制したものの、ピッチ上ではチームは間延びしてしまっていた様に小生には感じられたのだが、その隙を狙われて(と小生は感じたのだが)逆転負けを喫したのだった。

少しも改善されていなかったのだ。何故なんだろうか。

結局はチーム全体が、開き直れなかった、と言うことではないのかな。そのため気持ち的に浮ついた部分をうまく処理し切れなかったものと思われる。この緊張状態のまま試合に臨んでしまった。


このブログの冒頭では、次のように強化試合の結果を載せた。


強化試合の結果は次の通り。

 

(1) 2014.3.5   ニュージーランド戦(97 4×2で日本の勝利

(2) 2014.5.27  キプロス142位)1×0で日本の勝利

(3) 2014.6.2  コスタリカ戦     (28位)  3×1で日本の勝利

(4) 2014.6.5  ザンビア戦      (76位)  4×3で日本の勝利

 

これらの3試合では、その何れもで先制点を許している。その後勝ち越していると言うことは、それなりに評価に値するが、前半での失点は頂けない。

しかも、FIFAランクがはるかに下のキプロス戦に至っては、最少得点しか奪えなかった。だから惨敗と言ってもよい試合だった。

FIFAランクがはるかに下の対戦相手に勝ったとしても、相当割り引いて考えなくてはいけないのではないのかな。


何れもFIFAランクの下位のチームとの試合だ。だから相当割り引いて考えないといけないと、小生は感想を述べている。


このことは、ザックジャパンの選手たちにも共通する心理状態ではなかったのかな、と推測できる。

勝つには勝ったが先制されるなど、一抹どころか大いなる不安が心の片隅どころか中央に重く圧し掛かったのではなかったのかな。選手たちはこの状態でコートジボアール戦に臨まなければならなかった。


格下相手の試合に勝ったところで、気持ちを落ち着かせるところまでには、行き着かなかったのではないのか。4年に一度の世紀の祭典のワールドカップだ。それだけでも相当なプレッシャーだ。だから選手たちは、一抹の不安を解消し切れなかった。更にレシフェの気候が、その不安に拍車をかけた。物理的にも体が言うことを利かなかった。これでは踏んだり蹴ったりだ。

 

岡田ジャパンでは、各上相手の試合に惨敗したために、選手たちの自尊心が、返って落ちるところまで落ちてしまい、開きなおざるを得なかったこともあり、失う物は何もない状態になったのであろう。そのため平常心で試合に望めたものと、小生は考えている。これが大一番で良い結果をもたらせた。

 

だが今回の場合は、強化試合に勝ち方が自分たちが思い描いたものと、かなり違ったものであった。だからその不安は解消し切れなかった。勝ち癖を付けるどころか、反対に不安を増幅させてしまったのではなかったかな。


 

「日本らしくない」初戦はメンタルも一因?
崖っぷちの日本代表は残り2戦で輝きを取り戻せるか

【第303回】 2014617日 相沢光一 [スポーツライター]

 日曜の午後を重苦しい気分で過ごした人も多かったのではないだろうか。もちろんコートジボワールに敗れた日本代表の戦いぶりを観て、である。

 これで日本代表は残り2試合を負けられない崖っぷちに立たされた。初戦を勝ったコートジボワールとコロンビアのどちらかが3連勝し、他の3ヵ国が星を食い合って12敗で並び得失点差で勝ち抜けを争うケースもないわけではないが、ともあれ今は負けることは許されないのだ。

日本が目指すスタイルが
ほとんど見られなかった初戦

 また、敗戦の痛さだけでなく、4年かけて築いてきたはずのザックジャパンの戦いができなかったことも気分を重くさせた。志向したのはパスをつないで相手ゴールに迫る攻撃的サッカー。中盤で連携して相手にプレッシャーをかけてボールを奪い攻め込む。身体能力の高い相手に11では勝てないため、パスをつないで抜くといったスタイルだが、この試合では中盤でボールを奪うシーンがほとんど見られなかった。

 屈強な相手の守りを崩すには、DFラインの裏への飛び出しが有効だが、それもできなかった。試みてはいたもののボールの出し手がパスミスを連発。ボールを奪われ逆襲を食らうことが多かった。DFもそれが怖いのか、本来は高い位置に置くラインが下がり、決定的なシーンを何度もつくられた。前半は本田のゴールでリードして折り返したが、優位性はまったく感じられず、ハラハラし通しだったのもそのせいだ。加えて選手は体が重そうで動きにキレがなかったし表情にも鋭さが感じられず、逆転された後もなんとかして取り返そうという闘志が伝わってこなかった

 たとえ負けるにしても、自分たちのスタイルを貫き、かつファイトする気持ちを表していれば、観る側もこれほど後味の悪さ、重苦しさは感じなかっただろう。日本代表はなぜ、グループリーグの初戦でこのような試合をしてしまったのか。

 今後の試合の結果や戦いぶりによっては直前の調整が俎上にのせられるかもしれない。日本代表がキャンプをしたのは比較的気温が低く過ごしやすいイトゥ。コンディショニングを優先したということらしいが、コートジボワール戦が行われたレシフェは高温多湿の土地だ。中継の画面からも暑さは伝わってきたし雨も降っていた。快適な場所でトレーニングした選手が、いきなり蒸し暑い場所で試合をし、思うように体が動かなかったことも考えられるのだ。

弱気が伝わってしまう団体競技の不思議
大舞台の初戦ならではの怖さ

 また、選手の意識にほんの少しの隙があったのではないだろうか。前回の当コラムでも書いたが、今の日本代表は4年前に比べ欧州のトップリーグでプレーする選手が飛躍的に増えた。それは日本選手のレベルが上がった証しでもあるのだが、それを多くのメディアが史上最強と表現した。

 もちろん選手たちに油断などないだろう。欧州のリーグでプレーしていれば世界のトップ選手のすごさは肌で感じている。とはいえ、メディアから史上最強などと言われれば、ついその気にもなる。5大会連続出場といっても日本代表はW杯出場国の末席に加えられたレベルなのだが、メディアに持ち上げられると、対等にやれそうな気になってしまうわけだ。

 しかし、W杯という大舞台で実際に相手と対峙すると想定外の圧力がのしかかる。しかも相手はアフリカの強豪で選手は体がでかいうえ身体能力も圧倒的なものを持っている。最初に体が当たった時、選手の誰かがその強さに驚き「キツいなあ」と思ったとする。団体競技とは不思議なもので、そうした弱気は他の選手にも無言のうちに伝わる

 この試合の8日前、日本代表はコートジボワールを想定して同じアフリカのザンビアと強化試合を行い目指すスタイルのプレーを見せたが、W杯本番と強化試合では相手選手だって気持ちの入り方が違う。コートジボワールの選手にはザンビアとは比べものにならない圧力があったのではないか。そこからかすかな弱気が生まれ、それが多くの選手に伝わり、歯車が合わなくなっていったのかもしれない。

 日本代表に選ばれ、W杯の舞台でプレーする選手に闘志のない選手などいない。みんな精一杯のプレーをしたはずだ。が、それが伝わってこない試合をしてしまった。それはこうしたメンタルの問題が大きかった気がしてならない。

 そして日本代表がやろうとしたスタイルを封じたコートジボワールも見事だったといえる。アフリカの選手は身体能力はあっても戦術面がアバウトというイメージがあったが、この試合のコートジボワールは意思統一され、日本代表のストロングポイントを消す戦い方をしていた。ビデオを見て対策を考えたのだろう。中盤でプレッシャーをかけられボールを奪われるのを防ぐため、後方にボールを預ける選手を置くといった対処をしていた。また、欧州で活躍する岡崎と香川をマークしていたらしく、彼らを守備で働かせることで攻撃に専念できないようにしていた。戦術的にも一枚上手だったのだ。

切実な思いで試合を見つめる人も
うまく切り替えて残り2戦へ

 そんなこんなで日本代表は自らの持ち味をまったく出せない後味の悪い負け方をしてしまった。我々応援しながら観ている側も、あのような試合を見せられると失望する。モヤモヤした気分のぶつけどころとして戦犯探しをしたりするが、それも観ているとつい気持ちが入るサッカーだからだろう。とはいえ、多くの人にとって現実には具体的な損失があるわけではない。

 しかし、なかには切実な思いで日本代表の戦いぶりを観ている人たちがいる。まず思い浮かぶのは第3戦のコロンビア戦を中継するテレビ朝日の関係者だ。もし第2戦のギリシャ戦でも日本代表が精彩を欠き敗れればグループリーグ敗退が決定する。それでもサッカーファンは「強豪コロンビア相手に意地を見せてくれ」という思いで観戦するだろうが、多くの一般人は観る気にならない。視聴率に響くのだ。

 日本代表選手やザッケローニ監督をCMに起用している企業も同様だろう。4年前の南アW杯での日本代表は低かった前評判を覆してグループリーグを突破、ベスト16になった。その立役者となった本田はヒーローになり、CMで飲んでいた清涼飲料のイメージアップに貢献した。

 今回は前評判が高く、CMに選手を起用する企業が次々と現れた。ビール、清涼飲料、スポーツ用品、自動車、携帯電話、寝具などのメーカー・企業だ。また選手は出演していないが、日本代表を前面に押し出したCMを作った銀行もある。

 こうした企業からすればコートジボワール戦のような後味の悪い負け方をされると、むしろイメージダウンになりかねないわけだ。とくに深刻なのはザッケローニ監督を起用した自動車会社だろう。クルマが円陣を組むように並び、その中央でザッケローニ監督がエンジン音と重なった音楽を指揮するなかなか凝ったCMだが、コートジボワール戦では監督の采配ミスも取りざたされている。チームを立て直すことができず、敗退することにでもなれば、このCMはパロディになってしまうのだ。W杯への挑戦者をCMに起用することは、うまく行けば効果は大きいが、真逆の結果になることもあるわけで、つくづくギャンブルだと思う。

 だが、まだ希望は残されている。残り2を勝てばいいのだ。初戦を落としてグループリーグを突破する確率は約8%と低いが、困難に挑戦してそれを克服すれば感動は大きい。日本は歓喜に包まれ、CM効果も絶大なものになるはずだ。

コートジボワール戦では固く行こうという意識がチームの歯車を狂わせた。ギリシャに勝つにはこれまでやってきたスタイルを貫くことで、短時間で切り替えるには開き直るしかないだろう。失点しても、それ以上の得点を取ればいいという気持ちを持つことだ。

 多くの人が固唾を飲んで見守るギリシャ戦は日本時間で20日(金)の朝7時にキックオフされる。

http://diamond.jp/articles/-/54642


 

結局ギリシャ戦では勝つことが出来なかった。コートジボアール戦の戦い方、と言うよりも負け方がが尾をひいていた。攻め切れなかった。


果たして明日の「コロンビア戦」はどうであろうか。

残念だか、良くて引き分け、悪くて惨敗となろう、とそんな予測しか浮かばない。

 

ザックジャパンには、そういわれてみれば、コートジボアールギリシャと戦うためのゲームプランがなかったのではなかったのか。

 

大会前から蔓延した満足感。日本代表、必然の苦戦。コロンビア戦で求められる「気持ち」でなく「心」の入れ替え

2試合を終えて勝ち点1。この現状に選手たちは「予想外」とコメントしている。しかし、本当に予想外だったのだろうか。この苦戦は既に大会前のコメントから感じ取れていた。

20140624

text by海老沢純一photo Getty Images

大会前から「このチームで戦えたことは幸せだった」

 昨今の日本スポーツ界は世界の舞台で目覚ましい活躍を見せている。なでしこジャパン2011年のW杯で初優勝という偉業を成し遂げ、翌年の2012ロンドン五輪では銀メダルを獲得する成果を残した。

 野球に目を向けてみると、2013年こそ敗れたものの06年、09年のWBCで大会連覇という快挙を達成した。

 さらに、ロンドン五輪の団体競技では男子体操団体、競泳男子400mメドレーリレー、フェンシング男子フルーレ団体、卓球女子団体が銀メダルを獲得。さらに、競泳女子400mメドレーリレー、アーチェリー女子団体、女子バレーボールが銅メダルを獲得する活躍を見せた。

 そして、彼ら彼女たちが口を揃えて発言する言葉が「このチームで戦えたことは幸せだった」「1試合でも多くみんなと試合がしたかった」といったものだ。

 当然、試合を観ている我々にもチームの一体感や熱い思いが伝わってくる最高のチームだっただけに、この言葉は心の底から出てきたものだと分かるし、その感動がより一層高まる要素の一つとなっている。

 そして、このコメントにもう一つ共通する点といえば、もちろん「素晴らしい結果を出した後に発せられたもの」と言うことだ。

 しかし、どういう訳かブラジルW杯に臨むザックジャパンの選手たちからもこの言葉が飛び出していた。

 たしかに、4年という歳月を経てこの大会のためにチームを作り上げ、そして厳しい選考を勝ち残った選手たちだけにブラジルの地を踏んだ際には感慨深いものがあったのだろう。

 しかし、まだ本番が始まっておらず、何も成し遂げてはいない状況でこの言葉を耳にしたことには驚きを隠せなかった。

 

日本中を駆け巡った「“自分たちのサッカー”を表現出来なかった」

 もしかすると、他競技の選手たちが発する“名言”に憧れを抱いたのかも知れない。北嶋康介が発する言葉、イチローが発する言葉はたしかにカッコいい。しかし、それは同時に結果を残したから説得力が生まれるのだ。

 結果を残す以前に大会すら始まっていない選手がこの言葉を使えば、その裏には「結果がどうあれ満足」という意味が付随してしまうだろう。そう言った意味では、ザックジャパンは戦う前から満足し、闘争心を持っていなかったということになる。

 そして、そのような心理で臨んだ初戦の後には「“自分たちのサッカー”を表現出来なかった」というコメントが日本中を駆け巡った。

大会前から蔓延した満足感。日本代表、必然の苦戦。コロンビア戦で求められる「気持ち」でなく「心」の入れ替え
コートジボワール戦後にもギリシャ戦後にも日本側から相手を讃える意見はあまり聞こえてこない【写真:Getty Images

 今回のチームは世界の厳しい予選を勝ち抜いた強豪ぞろいの大会に挑みながら、相手のことを全く見ずに自分たちのことのみを考えていたのだろうか。

 実際に、コートジボワール戦後にもギリシャ戦後にも日本側から相手を讃える意見はあまり聞こえてこない。自分たちの長所を完璧に潰された相手、1人が退場しながら勝ち点1をもぎとられた相手に対してだ。

 そればかりか、選手からは前述の「“自分たちのサッカー”が…」や、コートジボワール戦後にはあろうことか「スカウティングとは違っていた」という発言まで飛び出す始末だった。

 ヤヤ・トゥーレジェルビーニョサロモン・カルー、そしてディディエ・ドログバといった誰もが知っている選手たちを擁するチームが「スカウティングとは違う」というのは言い訳にもならない。

 しかも、コートジボワール2014年に入って対戦したベルギーボスニア・ヘルツェゴビナエルサルバドルは日本とは選手も戦い方も違うチームだ。ゲームプランに関してはスカウティングと違って当然と言えるだろう。

 逆に、日本は“自分たちのサッカー”を貫くために、どのチームと対戦しても同じ戦い方で臨んでいる。相手を苦しめるためのゲームプランを持っておらず、対戦相手にとっては対策を練りやすい簡単な相手だったはずだ。

 

岡田ジャパンでは成長しない? “相手の長所を潰すサッカー”は悪か

大会前から蔓延した満足感。日本代表、必然の苦戦。コロンビア戦で求められる「気持ち」でなく「心」の入れ替え
岡田武史監督【写真:Getty Images

 対戦相手に合わせず、ポゼッションという一貫した哲学で戦い続けるチームなど世界のトップ・オブ・トップの一部のみだ。そして、そのポッゼッションの“頂点”スペインも今大会は完璧な対策を練ってきたオランダ、チリに完敗を喫して早々に大会を去った。

 オランダという強豪でさえも伝統的な3トップの哲学を捨て、欧州予選終了後から5バック・2トップというシステムを導入して本大会に備えたのだ。

 W杯という世界最高峰の舞台で挑戦者としての立場で結果を残すためには、徹底的に相手を研究し組み合わせが決まった時点で様々なシミュレーションを行い、相手の長所を潰すことが必須ということだ。

 それどころか、日本はその“相手の長所を潰すサッカー”を実行して過去最高の結果を残した2010南アフリカW杯のチームについて「あのサッカーで勝っても嬉しくない。成長はない」とコメントする選手もいた。

 守備的とは言え、カメルーン1-0で下し、オランダに0-1と善戦し、デンマーク戦では3-1と快勝して日本中を熱狂の渦に巻き込んだチームに対してだ。

 あの大会があったからこそ、長友佑都はセリエAへの扉を開き、本田圭佑は市場価値を上げたのではないだろうか(それによってCSKAモスクワから移籍しにくくなったのは皮肉だが)。

 

コロンビア戦へ「気持ちの切り替え」ではなく「心の入れ替え」を

 しかし、そんな中で唯一警鐘を鳴らしていた選手がいる。内田篤人だ。

大会前から蔓延した満足感。日本代表、必然の苦戦。コロンビア戦で求められる「気持ち」でなく「心」の入れ替え
内田篤人【写真:Getty Images

 内田は、ギリシャ戦に向けた練習後の取材に対して「“自分たちのサッカー”が出来れば勝てると思うのか、相手がやらせてくれないレベルだと思うのかは人それぞれ。W杯で勝つのが目標なのか、自分たちのサッカーが出来れば良いのか」と語った。

 さらに、「引くのが悪いって思われたくない。そう言う時間帯は必ずあるし、前からボールを取りにいく時間帯もある。試合中に選手が考えて、それを表現できるのも力かなと思う。それが試合前に分かればいいんだけどね。全部思い通りに行くわけではないし、相手もいることだから」と心境を述べている。

 この内田のコメントは、「“自分たちのサッカー”を表現出来なかった」という言葉が溢れる中で、唯一日本代表の現状を的確に伝えているものだろう。

 それでもまだ、わずかながらでも決勝トーナメント進出の可能性が残されたのは幸運と言える。そして、コロンビア戦に向けて求められるのは「気持ちの切り替え」ではなく「心の入れ替え」だ。

 ザッケローニ監督には、出来ない理想を追求するのを止めてコロンビアを徹底的に分析し、長所を潰すゲームプランを期待したい。選手たちはゲームプランを完璧に実行して、チャレンジャーとして全力で相手に立ち向かう姿勢を見せてほしい。

【了】

http://www.footballchannel.jp/2014/06/24/post45077/