日清戦争開始120年に考える。(43)

ナショナリストの自分へのご褒美?
専門家が指摘する安倍首相の真意


 以上が靖国神社参拝問題の「論点」である。こうしてみると、今回の安倍首相の参拝に対

して国内外で賛否両論が巻き起こるのは仕方がないと、改めて感じた読者もいるだろう。

 では、果たして安倍首相の参拝真意は何だったのだろうか。そして、同盟国の米国ま

でもがここまで強い反応を示したという事実を、どのように受け止めるべきなのだろうか。

 この問題に関して、上智大学国際教養学部教授であり、『ヤスクニとむきあう』(めこん)

を編集するなど、政治問題に詳しい中野晃一教授に話を聞いた。

 一部では「戦略的な外交手段だったのでは」との声も上がっているが、これについて中野

氏はどう考えるだろうか。

「結論から言えば、戦略的な外交などの意図はないと思います。あの日は、安倍首相が今

回首相に就任してから1年経ったというだけであり、靖国神社側の例大祭などの祭事とは

何の関係もありません。さらに、そもそも靖国神社への公式参拝違憲です。つまり、今回

の安倍首相の参拝は極めて私的な判断に基く行為であり、さらに言えば、今まで『我慢』し

てきたナショナリストである『自分へのご褒美』という意味合いが強いと、言えるのではない

でしょうか」(中野教授)

 中野氏は、海外からの反応についてはこう分析する。

中国、韓国の反応はおおかた予想の範疇でしたが、今回特筆すべきは米国の反応

す。米大使館は同首相の靖国参拝に関し、『Disappoint』とコメントしました。一般的には

『失望している』と訳されていますが、しかしこの単語からはもう少し深い政治的意図が読

み取れます」


米国が表明した「失望」に込められた意味
日本に求められる特定の共通認識とは?


 中野教授によれば、「Disappoint」という単語は3つに分けられる。「dis」「a(p)」「point」で

ある。「a(p)」「Point」は、ある特定の(a)位置(point)を指す。政治におけるこの「位置」とは

共通認識」ということだ。「dis」は、そこに否定をかけている。つまり、Disappointとは、

特定の共通認識から外れた」という状態のことを指している。

 それでは、今回の事態における「特定の共通認識」とはなんだろう。

「米国にとって今や中国は最大の債権国であり、最大の貿易パートナーです。ただ同時に、

日本も米国にとって非常に重要な国です。つまり米国にとっての共通認識とは、『日本と中

国の間に歴史的な軋轢があるのはわかっているが、米国にとって今や中国は大事なパー

トナーであり、日本も大事なパートナーだから、日本も我々のことを思って中国と無用に

緊張を高めないでほしい
歴史問題は蒸し返さないでもらいたい』というものです。

 事実、米政府は再三に渡り日本政府にこの共通認識を確認する外交を行ってきてお

り、『日本政府もその意図を共通認識として持っているであろう』と考えていました。にもか

かわらず、今回安倍首相が靖国参拝を敢行し、中国からの反感を買いました。この行為に

対して、『共通認識から外れた(Disappointed)』という表現が使用されたのです」


靖国に戦争のヒーローはいない」
ダボスでの安倍発言に波乱の予兆も


 安倍首相は、1月22日にスイスで行われた世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス

会議)に出席し、「靖国神社には大変な誤解がある」とその成り立ちを説明した。その上で、

今回の自らの参拝に触れ、「靖国には戦争のヒーローがいるのではない。ただ、国のため

に戦った人々に感謝したい思いがあるだけ。国のために戦った方々に祈りを捧げるのは、

世界のリーダーに共通する姿勢である」と訴えた。

 また、安倍首相は就任以来関係が悪化している中韓に対して、「対話のドアは常にオー

プンだ」と述べている。

 安倍首相の言い分にも、もっともな部分はある。しかし、事態がこうもこじれている以上、

中韓が開かれたドアに足を踏み入れ、対話を望んでくることは難しいように思える。加えて

沖縄の普天間基地移設問題を抱え、東アジアの安定を懸念する米国をこれ以上刺激する

のも、得策ではないだろう。

 一方で、「安倍首相が靖国参拝を今後も恒例とするつもりである」という話も聞かれる。

だが、そうなれば国益と個人の信条を秤にかける、難しい決断を迫られることは想像に難く

ない。

靖国参拝問題は、すでに極東の1神社を巡る問題だけではなくなっている。今後日本人

はどんな選択をすべきだろうか。賛否どちらの意見にも慎重に耳を傾けなくてはいけない

が、報道に触れるたび、我々一般人も深い問題意識を持つべきだろう。

http://diamond.jp/articles/-/47994

 

 

「戦争で尊い命を犠牲にされた、そういう方々の上に今の日本というのは今日があると。

戦争に行って、
祖国の為、また家族の為、命を投げ出さなければならなかった犠牲者に対

して、心からなる敬意と感謝の念を持って靖国神社に参拝しております。今年もこの気持ち

に変わりはありません。」


これは先の小泉純一郎総理のインタビューでの言葉である。それと同じ事を安倍総理も今

年のダボス会議で、世界のリーダーに向かって簡潔に説明している。


国の為に殉じた方々に対する尊崇の念を、国家のリーダーが表さないと言う事はありえ

ない。あらわさないと言う事は、国が滅びることに繋がる。


だから安倍総理は、誰が何と言おうが、靖国神社に参拝し続ける必要がある。


もし中韓が非難するから「靖国神社に参拝しない」事になれば、それこそ中韓の思う壺

ある。中韓が非難すればするほど、日本国の総理大臣は靖国神社に参拝しなければなら

ないことになる。中韓はそのことに気付いていない。もしその事で参拝を中止すれば、中韓

はますます図に乗って、日本の手足を縛りに来ることであろう。例えば「尖閣諸島」は中国

の領土であるから、巡視船など派遣するな、とか、沖縄は絶対に中国の領土だなどと、世

界に言い触らすことになる。韓国も同じだ、朝鮮人女衒にさらわれて遊郭に売り飛ばされた

朝鮮女を、さも日本軍が誘拐したなどと言い触らしている。こんなプロパガンダをしている

国に未来は無い。


もう一つオバマの馬鹿さ加減を示す事例がある。オバマは、米国と中国、米国と日本と言う

単純な構図でしか日米中の関係を把握していない。日本と中国との関係に対しては、全く

の無頓着である。だから日本のほうが「Disappoint」しているのである。オバマは、抗日

争記念館
だとか南京大虐殺記念館などの中国のプロパガンダ用の見世物小屋が本物だ

と思っているいるのではないのかな。これらは歴史的にも全くの捏造した、虚偽の作り話を

人民に見せるための見世物小屋である事を、知らないのではないのかな。オバマこそ中国

のプロパガンダに染まってしまっているのであろう。オバマの頭の中には、ヒストリーと言う

概念が無いように思われる。だからお馬鹿なのである。


だからオバマの「Disappoint」には、日本は「I am So Disappointed in You !」と言ってお

けばよいのである。


オバマの「Disappoint」なんぞは、無視しても良い事であるが、何も言わずに無視する事は

オバマに屈したと看做されてしまうので、はっきりと意思表示すべきである。無視する理由

は、簡単な事である。靖国を参拝しようがしまいが、中国は事ある毎に日本非難を繰り返し

ている。靖国を参拝しようがしまいが、東アジア情勢は安定していない。靖国を参拝したか

ら、南シナ海での混乱が起こったのか、東シナ海での領海侵犯を起こしたのか、否である。

靖国神社を参拝しようがしまいが、尖閣諸島の領海侵犯をしてくるのです。靖国神社の問

題ではなく、中国政府の存在そのものが悪なのである。だから、「靖国神社」を参拝するこ

とが、絶対に必要となってくるのである。日本はオバマに「失望」しているのである。安保条

約に基いて日本を守る事をしないようなら、早速核武装の研究を始める必要がある。日本

が馬鹿にされるのは、適切な国防手段が無いことも一因である。この事を日本国民は、肝

に銘じなければならない。


靖国神社を参拝しようがしまいが、中国の存在なのである、と言う事を共通認識として

持たなくてはならないのである。オバマはこのことを忘れてしまったのである。血迷ったので

あろう、オバマは。だからお馬鹿なのである。


だから、日本の総理が心からなる敬意と感謝の念を持って靖国神社に参拝する事が、

国益であり、日本国の総理としての信条にもなっている。

(続く)