戦後70年談話はヒストリーで!(14)

これでマグロウヒル社の教科書の内容が出鱈目であることが、よく理解できたことと思う。
将に偏見と蔑(さげす)みに満ちた内容である。日本人は大々的に戦い抜かなければならない。自分の国も守れないような国との蔑みが見て取れる。日本は、ばかげたことが書かれている現行憲法なんぞはさっさと廃棄して新憲法を作って、真に独立した国家に生まれ変わらなければならない、と言うことである。

 

当然核武装をして自国を防衛しなければならない事は、言うまでもない。

 

このアメリカの高校の教科書は「Comfort Women慰安婦」をテーマとしているので、慰安婦に関する虚偽表現だけを指摘しているが、「大量強姦の発生した南京の恐怖」などと南京事件も扱っているので、これも訂正させる必要がある。南京での虐殺や強姦事件は一切無かったことなのであり、この事件は亜細亜大学の現在は大学院教授の東中野修道氏などにより、学術的にも虐殺や強姦が無かったことが証明されている。

 

南京事件に付いては、小生のブログ
'07.06.06~09
掲載の南京大虐殺の虚構宣伝と胡錦 濤の秘密工作に騙されるな 」などを参照されるとよい。

まあこのようなマグロウヒル社の捏造された内容の高校教科書に対する日本政府の訂正要求問題が起こったために、「朝貢が少(鮮)ない馬鹿な国・朝鮮」と馬鹿にされていた韓国の朴槿恵が、これ幸いと馬鹿な学者先生達に金をばら撒いて騒ぎ出したというところが、この事件の発端だと考えられるが、その主な目的はたぶん、安倍晋三首相の429日(現地時間)に行われる米連邦議会上下両院合同会議での安倍首相の演説を阻止したかったものと思われる。それと安倍首相のアメリカでの評判を落としたかったのである。最近韓国の評判ははなはだ芳しくないので、韓国はかなり焦っていた筈だ。

 

更にこのブログの冒頭でも紹介したように、201554日には「日本の歴史家を支持する声明」なるものを、欧米の学者先生187人も集めて署名させて、安倍首相に送っている。馬鹿で無いかい。と言うよりも完全に馬鹿である。

 

安倍首相の訪米も終わり愈々戦後70年談話に取り掛かることになるので、その内容に影響を及ぼそうとして、朝鮮・韓国が欧米の学者達をたきつけて『「日本の過去の植民地支配と侵略」について真摯に反省して、清算をするべきだ』と言う主旨の声明を出させたものである。

 

と言ったところがこの韓国が仕掛けた「慰安婦問題」の概観であるが、今一度これらの流れを時系列的に整理したみたい。

 

この整理に際しては、「正論」五月号、侮日・マグロウヒル教科書と米学者に論戦を挑む 拓殖大学客員教授藤岡信勝 を参考にしている。

 

(1) 2007年 McGH社は2008年版教科書から、日本軍の慰安婦記事を掲載し始めた。


(2) 2014
06月 藤岡信勝氏が第五版教科書を取り寄せ、WiLL8月号にそのことを掲載する。

 

(3) 20141103日 産経新聞Los.支局の中村特派員が、教科書がひどい内容であることを記事に載せる。

教科書には「日本海(東海)」の記述もあるので、これは韓国側からの差し金によるものである事がわかる。


(4) 2014
1107日 日本外務省はNY総領事に、H.ジーグラーとジェリー・ベントリーの書いた教科書の記述を訂正するように求めた。


(5) 2014
12月 McGHと日本外務省とが会合、日本の削除要求に対して、McGHは「確立している」としてこれを拒否する。


(6) 2015
0102日 全米歴史学AHA年次大会後の私的会合で、19人の歴史家有志が『日本政府の検閲から出版社と執筆者を守ろう』との「日本の歴史家たちと連帯する」声明を作成。


(7) 2015
0115日 W.S.ジャーナルは、'1412の日本とMcGHとの会合について報じる。McGH社は削除を拒否したと報道する翌日韓国メディアも報道する。これら一連のものは韓国の誘導によるものである。


(8) 2015
0129~30日 自民の稲田朋美政調会長の国会質問。安倍首相、「内容に愕然、訂正すべき点を

訂正してこなかった結果」と述べる。しかし、NYタイムスはその翌日、日本の首相が国会で、『なすべき修正に失敗した事に衝撃』と語ったと報道。これは誤報であった。NYタイムス悪意を感ずる。


(9) 2015
0205日 19人の歴史家が日本政府の検閲は、研究成果を政治目的に使うもので大反対だ、との声明を発表したとの報道があった。


(10) 2015
0206日 藤岡信勝氏、上記声明探すも見つからず。ネット上になかった。


(11)
2015
0207日 韓国の東亜日報が、日本政府がMcGHとジ゛ーグラー教授に訂正を申し入れたことを報道する。


(12)
2015
0210日 ワシントン・ポストが、日本の訂正申し入れを報道


(13)
2015
0211日 産経新聞、「日本外務省がMcG.Hillと執筆者のハーバード・ジーグラー教授に、'14.11月と12月に訂正を申し入れた」報道する。

 

(★) 20150227  ウェンディ・シャーマン米国務次官(政務担当)27(現地時刻)、韓中日間で続く軋轢に関連して、各国指導者に対し過去の問題で民族主義感情を刺激しないことを強く注文した。(後述)

 

(14) 20150228日 藤岡氏は在米の日本人から、この声明文をようやく受け取る。

 

(15) 20150301日 藤岡信勝秦郁彦西岡力高橋史朗の四氏が会合、訂正勧告をすること、更に賛同者19人を集めることを決める。

 

(16) 20150302日 全米歴史学会の月報3月号に「日本の歴史家たちと連帯する」声明が掲載される。

 

(17) 20150317日 19人の日本歴史家有志のMcGraw-Hill社への訂正勧告

 

(18) 20150317日 秦郁彦氏と大沼保昭氏と外国人記者クラブで、パネル形式の記者会見。秦氏日本人歴史家19人の「訂正勧告」を発表する。八項目の誤りを指摘する

→これは先に紹介した藤岡信勝氏「藤岡信勝 3月18日」で紹介しているものである。

(続く)