米国務省のNO.3とあろうものが、韓国内での抗議集会に驚いたわけでもないであろうが、すぐさま「村山談話」や「河野談話」を出して釈明することには驚きである。「米高校教科書問題」に対する反省からの発言であったなら、ウェンディ・シャーマンもシャキッとしてほしいものだ。
米国「村山・河野談話は重要な“画”」…シャーマン氏の発言を釈明
2015年03月03日10時07分
[ⓒ 中央日報日本語版]
ウェンディ・シャーマン政務次官 (写真=中央フォト)
米国務省は2日(現地時間)、ウェンディ・シャーマン政務次官が「歴史葛藤は韓日中の3カ国すべての責任」とし、過去のことを覆ってしまおうとする趣旨の発言に対して釈明をした。
国務省は同日、韓国通信社「聯合ニュース」に送った言論論評で「われわれは、歴史問題に対して治癒と和解を促す姿勢でアプローチすることが重要だという点を持続的に強調している」としながら「米国の政策は何ら変わっていない」と明らかにした。
国務省は特に「われわれが数回にわたり言及しているように(歴史と関連した)村山元首相と河野元官房長官の謝罪は、日本が周辺国との関係を改善するうえで『1本の重要な画』を引いた」と伝えた。
マリー・ハーフ国務省副報道官は、同日の定例ブリーフィングで「シャーマン次官の発言は米国政策の変化を反映したものではなく、特定の個人や国家を狙ったものではない」と釈明した。しかし、ハーフ副報道官は歴史葛藤に対する米国の政策については具体的な説明を避けた。
ハーフ副報道官は「正直なところ、一部が今回の演説を特定の指導者を狙ったものだと解釈したことにやや驚いた」と明らかにした。
http://japanese.joins.com/article/236/197236.html
(7)諸悪の根源は、朝日新聞の捏造された慰安婦報道であった。
「村山談話」や「河野談話」が重要な画(え)である筈がない。「河野談話」については、既に吉田証言が虚偽だと証明されたために、遅ればせながら「慰安婦問題」の張本人にある朝日新聞は、自社の記事を(さらっと)取り消している。しっかりと取り消していないところは朝日新聞の邪悪振り丸出しであるが、「河野談話」の元となった吉田証言に基づく記事は取り消されているのである。
だから、「河野談話」は無効であり「重要な画」ではありえない。朝日新聞の邪悪振りは、次の記事を読めばすぐ分かる。日本と日本人をそこまで貶めておきながら、心底から反省していない。
吉田証言を取り消した朝日新聞、慰安婦問題で国民に謝罪せよ
2014年8月27日
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140825/412579/
朝日新聞が8月5日付朝刊で、従軍慰安婦問題を取り上げた自社の報道を検証する特集記事「慰安婦問題を考える 上」を掲載した。その中で、韓国・済州島で女性を強制連行したとする吉田清治氏(故人)の証言に基づく記事について、「証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します」とした。
これは謝罪ではない
これを受けて自民党の石破茂幹事長は同日、「地域の平和と安定、隣国との友好や国民感情に大きな影響を与えてきた報道だ。検証を議会の場でも行うことが必要かもしれない」と述べ、朝日新聞関係者の国会招致を求める可能性に言及するなど、朝日新聞の責任追及の声はほかにも広がりを見せている。
朝日新聞の一連の特集記事を読んで私が感じたのは、これは「謝罪ではない」ということだ。訂正・謝罪記事であるかのように見せかけているが、実際には吉田証言だけを悪者に仕立てて、従軍慰安婦をめぐるこれまでの朝日新聞の報道姿勢には問題がなかったと開き直っている。吉田証言が虚偽であったとしても、従軍慰安婦問題の「本質」は変わらないというのが朝日新聞のレトリックである。
しかし、吉田証言を最大の根拠にして朝日新聞は従軍慰安婦問題を報道してきたのだから(朝日新聞は吉田氏について少なくとも16回記事にしている。初掲載は1982年9月2日)、その吉田証言と従軍慰安婦問題を切り離すことには無理があるだろう。朝日新聞は虚偽の証言に基づいて従軍慰安婦問題を記事にし、それによってとくに韓国の世論を動かすことになった。また、いわゆる靖国参拝問題も最初に焚きつけたのは朝日新聞の記事だった。
国民に迷惑をかけた“捏造記事”
言ってみれば、朝日新聞の報道が原因で、現在の最悪の日韓関係が生じたようなものである。「日本は歴史を正しく認識していない」と韓国はすぐに言ってくるが、その韓国の人々の「歴史認識」なるものは朝日新聞の記事がきっかけとなっている。
仮に朝日新聞が従軍慰安婦の記事を大々的に書いていなければ、韓国は従軍慰安婦問題を大きく取り上げることはなかっただろう。朝日新聞が記事を書く32年前までは、従軍慰安婦“問題”などというものは存在していなかった。
その意味で、吉田証言に基づく朝日新聞の“捏造記事”は、国家・国民に対してものすごく迷惑をかけたということになる。であれば、記事の訂正をするよりも、朝日新聞はまず日本国民に謝罪すべきである。
今回の朝日新聞の訂正記事は、日本国民への謝罪という点ではまったく不十分だ。これだけ日本国民の名誉を傷つける大きな問題を引き起こし、韓国にも誤解を与え、さらにその誤解をベースに反日・嫌日という世論が韓国に形成されてしまったことに対し、朝日新聞は大きな責任を感じなければならない。
さらに、アメリカの韓国ロビーの働きかけでアメリカにまで従軍慰安婦像が建てられ、いつの間にか世界中で「性の奴隷(sex slave)」という女性問題に“昇華”してしまっている。
(続く)