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続・次世代エコカー・本命は?(15)

だからホンダは、2018年にはFCVクラリティかEV2%だけはZEVを販売しなければならず、残りの2.5%PHVを販売してゆかなければならないのである。だからホンダとしてはPHVの開発も必須事項となったのである。もちろんFCVクラリティで2%分を満たすことが出来なければ、EVも開発する必要が出てくるのであるが、ホンダの2%分がどれほどになるか小生には詳らかではないので、ホンダの進め方がどうなるか判らないが、今後の動向に注目する必要があろう。小生としては、日本では2012.8.31にリース販売(米国では2012.7月より)を開始したFIT EVなどもあるのでホンダとしては一般販売用EVをそろそろ開発、と言うよりも一般販売をして行くことが必要となるのではないのかな、と感じている。航続距離は225km(米国132km)となっている。

 

ちなみにZEV法を適用する8州の(2012年の)新車登録台数の2%は、338.6万台×2%67720台となり、全社合計では六万八千台ほどZEVが販売されなければならない、と言う事となる。

 

 

この点トヨタFCV一本だ。と言っても新型プリウスPHVは相当性能が良いようなので、これもZEV対策車に育てるつもりではないのかな。新型プリウスPHVを改良して70milesEV走行できるようにしてTZEVとして、更には最低でも90マイル以上、例えば150km~200kmは走行可能なEVも開発しているのではないのかな、とも考えられるのである。90マイル以上、例えば100マイルのEV走行で出来れば、完全なZEVとしてクレジットを獲得出来るので、EVも開発しているのではないのかな。トヨタとしてもFCV一本では心もとない筈だ。FCVの生産が2%分に相当するだけ可能で、販売可能であればそんなことはする必要はないのだが、この件は小生の当てずっぽうではあるのだが、意外に的を得ているのかもしれない。

 

ホンダはGMと、日産はダイムラーとフォードと、(トヨタBMWと)FCVに関しては技術提携しているので、早くその提携効果も表して貰いたいものだが、そうは問屋が卸してはくれないのであろう。

 

 

(3)欧米メーカーによる燃料電池

 

フォルクスワーゲン社によるディーゼルエンジンの排ガス不正問題は、ある意味衝撃的な事件であったがそのため、あのフォルクスワーゲン社も意外と早く燃料電池を世に出すかもしれない。何といってもディーゼルによるエコカー戦略が今は足踏みしているから、EVFCVに軸足を移しているようなので、外国車では意外とVWグルーブが一番乗りをするかもしれない。

 

2015.2.4の当ブログ「次世代エコカー、本命は?(48)」では、ゴルフ ハイモーションと言う燃料電池車を紹介しているが、VWは既存の量産モデルに燃料電池などを搭載する方法を取っているようで、現在は主に「パサート」を使って米国の加州で走行試験を行っているようだ。そのかなりのパサートは中国製だと言う。いずれにしてもある程度の大きさのボデーが必要となっているようだ。

これに対してグループ会社のAudiは「e-tronクアトロ・コンセプト」にFCを載せてデビューざせている。

 

まあ燃料電池などの諸装置を、どこが最初に低コスト化、小型化に成功するかということであるが、ヨーロッパ・特にドイツでは、FCスタックには多量の貴金属が必要でさらには車載の水素タンクにも高度な技術が必要となり、どちらもコスト高の要因となる、そして肝心なFCVの燃料となる水素の供給ネットワークの構築には、莫大なコストと時間がかかってしまうと言うことで、FCVは敬遠されがちであるがさりとて放っておく訳にもいくまい、と言った塩梅なのであろう。そのためもっぱらEVPHVが主流となりつつあるようだ。

 

 

 

VWグループ初の燃料電池車、発売はアウディから?

By  Autoblog Japan Staff RSS feed

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VWグループ初の燃料電池車、発売はアウディから?

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ディーゼル車排出ガス問題の渦中にあるフォルクスワーゲン(VWグループは、開発中の水素燃料電池車に旗艦ブランドの負わせることはしないだろう、と皮肉屋は思っているかもしれない。ならば、イメージが傷ついてない同グループのアウディが率先すればいい。一部の報道を見る限り、同社はこの考えを実践するようだ。

 

自動車情報メディア『Automotive News Europe』は、先ごろアウディ技術開発部門の新しい取締役に就任したステファン・クニルシュ氏がドイツのVW本社で記者団に語った内容から、VWグループによる水素燃料電池車の発売はアウディが先陣を切ることになると報じている。第一弾となりそうなのは、今年1月に米国デトロイトで開催された北米国際自動車ショーに、アウディが出展した「h-tron クワトロ・コンセプト」(写真)の量産化モデルだ。このコンセプトSUVは水素満充填時の航続距離が600km(楽観的とされる欧州ドライビングサイクル基準を適用した場合)で、さらにルーフに装備されたソーラーパネルにより太陽光で年間最大1,000kmを走行できるされている。パフォーマンスを重視するアウディらしく、システム全体で最高出力286ps、最大トルク56.1kgmを発揮し、0-100km/h加速は7秒を切るという。また、同社は燃料電池FC)スタックの触媒に使用されている白金などの貴金属を減らし、生産コスト削減を図ると発表している。

電気自動車EV)、ハイブリッド車に関して、アウディ昨年11月のLAオートショーで、2025までに同社が生産する新車の25%がプラグインになると発表した。その1カ月後12月には、2014年末に欧州でデビューしたプラグインハイブリッド車A3 e-tronは、すでにオランダとノルウェーでのアウディ車販売台数の4分の1を占めていると公表している。

http://jp.autoblog.com/2016/03/12/despite-ev-push-audi-will-lead-hydrogen-for-vw-group/

 

 

ただし、ヨーロッパではFCVよりもEVが主流だと言っても、ことアメリカとなると様子は異なる。何といってもZEV規制があるから、航続距離の長いFCVも見捨てるわけにはいかない。バッテリの技術が長足な進歩を遂げ、バッテリでの航続距離400km~500kmになり充電時間もそれなりに短くならない限り、VWとしてもFCVを見捨てるわけにはいかないのだ。

(続く)