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続・次世代エコカー・本命は?(61)

どうもゴーンは、ルノー・日産がトヨタを抜いて、世界一に上り詰めたいと思っているようだ。それが世界一の経営者になる道だと思っているのであろう。なんとなく勘違いのようにも思えるのだが、ゴーンは一貫してそう信じているようだ。

 

カルロス・ゴーンは、世界一の経営者と認められるために、ある意味、三菱自動車を手に入れたのであり、三菱自動車と協業して「良い車を提供しよう」と言う気持ちは更々持ち合わせていない、と言ってもよいのではないのかな。そんなことは部下たちに任せておけばよい、自然にクルマは売れてゆくものだ、くらいにしか思っていないかもしれない。

 

そして三菱をリーズナブルな価格で手に入れることが出来たのも、ゴーンにしかできないことだ、と言われているが、ゴーンとしては「そうだその通り、自分だから出来た事であり、他人には出来ないことだ」とうそぶいている、に違いない。そのため時を見て三菱の「燃費偽装」を公表したのではないのかな。

 

 

昨年の6には、トヨタの初の女性役員ジュリー・ハンプ氏の逮捕による豊田章男社長の記者会見、スズキの社長交代記者会見があり、8/31~9/17でスズキとVWの裁判沙汰はスズキの完全勝利となり、それを待っていたかのように、9/18にはVWディーゼル車の排ガス不正をEPAが発表し大騒ぎとなった。

 

その余波は今年に入っても続き、1/26FORDの日本撤退とトヨタ・スズキの提携交渉が発表され、1/29には、その関係か、トヨタによるダイハツの完全子会社化が発表されている。

 

 

そして少し落ち着いたかなと思った矢先に、びっくりしたことに、4/20三菱自動車の軽自動車の燃費偽装があったことが発表された。落ち着いたころを見計らっての発表だったので、三菱自動車燃費偽装の話にもちきりとなった。株価が下がるのは当然である。

 

そして追い打ちをかけるように5/12には日産自動車三菱自動車にそれほど巨額でもない額で34%程出資して、筆頭株主となることが発表されている。日産は株価の下落を待っていたのではないのかな。

 

そしてそのどさくさに紛れて、と言うわけでもないが、翌日の5/13にはトヨタマツダとの包括的業務提携を発表している。

 

あとはスズキトヨタとの提携交渉がどうまとまるか、だけだ。

 

と思っていたら、5/18に、そのスズキが燃費の測定法規と異なる方法を採用していた、と発表したのだ。幸か不幸かはわからないが、燃費をよく見せようとしたものではないようで、少しは安心したが、鈴木修会長の独裁政権の悪い部分が現れてきた、と言う事ではないのかな。

 

 

スズキ、燃費測定で不正も「数値操作ではない」

ニュースを斬る

鈴木修会長も「安易にやってしまった。風通しをよくしたい」と反省

2016519日(木)

寺岡 篤志

 三菱自動車に続きスズキでも、走行抵抗値の測定で法規とは異なる方法を採用していたことが発覚した。「燃費を水増しするためではなかった」と三菱自動車との違いを強調する。鈴木修会長は「現場は安易に(不正に)走ってしまった。風通しのいい組織にしないといけない」と反省の弁を述べた。

 

記者会見に臨んだ鈴木修会長(写真:つのだよしお/アフロ) スズキimg_01


 「燃費表示に問題ないと確認はできたが、定められた方法を用いてはいなかった」。518日夕方から開かれたスズキの記者会見の冒頭、鈴木修会長はこう語り、頭を下げた。三菱自動車の燃費不正問題を受けてほかの国内メーカーも違法な測定方法をしていないか内部調査を求められていた。この日が国土交通省への報告期限だった。

 今月10日の決算会見で、鈴木会長は社内での不正を否定したばかり。18日の会見では「10日時点では認識していなかった」と弁明した。

屋内で部品ごとに測定

 ではスズキの不正とはどんなものだったのか。道路運送車両法は、空気と路面から受ける抵抗を合わせた「走行抵抗」について、屋外の走行試験で測定するよう求めている。スズキはタイヤやブレーキ、トランスミッションなど抵抗値に関連する各部品について、屋内の試験機を使って個別に実験。はじき出された抵抗値を足し合わせて、走行抵抗を推算していた。

 この試験方法を採用していることが確認されたのは、現在販売している16車種すべて。国交省が調査を指示したすべての車種で、不正測定が行われていたことになる。これらのクルマの累計販売台数は210万台を超える。海外の販売車種については「(各国の)ルールに従っている」(鈴木会長)という。

 現在カタログに掲載されている燃費との差異は、三菱自動車が明らかにしている値である「5%には全然届かない」(技術統括の本田治副社長)として、修正はしない考えだ。

 三菱自動車は開発した軽自動車4車種について、燃費を見かけ上よくする目的で走行抵抗値を改ざん。また、多目的スポーツ車SUV)の「アウトランダー」などで、類似車種の測定値をもとに机上計算で抵抗値を出すなどしていた。

 これに対して、スズキは燃費の水増し目的で行った不正ではないという認識を示した。同社が所有する静岡県のテストコースは、海風の影響で測定値にばらつきが出やすいため、技術者が屋内で部品ごとに測定をする方法を考案したという。

 ほかにも本田副社長は「どのような形で真の(抵抗)値に近づけることができるかの挑戦だった」「16車種において走行試験を行わなかったものはない」などとして、三菱自動車の不正との違いを繰り返し強調した。

 しかし、両社に通底する類似点もある。上司にもの申せぬ企業風土だ。三菱自動車では、軽自動車の燃費目標が開発途中で繰り返し引き上げられる中、目標の見直しや開発期間の延長を進言できなかった現場技術者が不正に手を染めた。スズキにおいても、テストコースなどの環境が実態にそぐわないことが上層部に十分に伝わらないままだった。

 鈴木会長は「現場は苦労してやっていた。(テストコースに)防風壁をつくるなどの設備投資に至らなかった点は反省している」と肩を落とした。

このコラムについて

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日々、生み出される膨大なニュース。その本質と意味するところは何か。そこから何を学び取るべきなのか――。本コラムでは、日経ビジネス編集部が選んだ注目のニュースを、その道のプロフェッショナルである執筆陣が独自の視点で鋭く解説。ニュースの裏側に潜む意外な事実、一歩踏み込んだ読み筋を引き出します。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/051800347/

(続く)