読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

続・次世代エコカー・本命は?(86)

 

 

まあ3年近くも前のことではあるが、もしそうであれば、重大なマネジメント上の問題であろう。いつかどこかでボロが出ないとも限らないが、トヨタの経営上今のところ本当にボロも出ていないのか疑問のあるところであるが、真剣に研究開発に勤しんでもらいたいものである。

そんなトヨタAI研究に本格的に参入することを表明した。そうでもしないとトヨタと言えども、取り残されてしまうからである。

 

トヨタがAI研究参入、1200億円投資 米に新会社

2015/11/7 1:25

ニュースソース

日本経済新聞 電子版

 トヨタ自動車2016年1月人工知能(AI)の研究開発を担う新会社を設立する。米シリコンバレーに本社を置き、5年間で10億ドル(約1200億円)を投じる。AIにはグーグルなど米IT(情報技術)大手が重点投資している。トヨタも本格的な研究体制を整え、自動車やロボットなど幅広い分野での応用を目指す。

 「AIビッグデータ要素技術となり、生活や社会を大きく変える可能性を秘めている。自動車に加え、様々な産業を支える」。(2015.11.)6日に開いた記者会見で、トヨタ豊田章男社長AIの重要性を強調した。

 トヨタはAIの有力研究機関である米スタンフォード大学に近い米カリフォルニア州パロアルト市に「トヨタ・リサーチ・インスティテュート」を設立する。米ボストンや東京にも拠点を開く予定だ。当面、200人の研究者を確保することを目指す。

 新会社の最高経営責任者(CEO)には米国防総省国防高等研究計画局(DARPAロボットコンテストの運営に携わったギル・プラット氏を招く。AI研究の第一人者である同氏の人脈や知名度を活用し、採用などを有利に進めたい考え。プラット氏は6日、「安全、アクセシビリティー(高齢者や障害者らの利用しやすさ)、ロボットの3分野で研究に取り組む」と述べた。

 トヨタは幅広い分野で活用が見込まれているAIを「生き残りに不可欠な技術」(豊田社長)と見る。自動車各社が実用化を競う自動運転などの安全技術は人間の行動を補完・代替するAIが鍵を握っており、出遅れれば他社に主導権を握られかねない。介護ロボットや、ビッグデータ分析による生産の効率化なども有力な応用分野だ。

 この分野では年間1兆円規模の研究開発投資を続ける世界の大手企業が一斉に取り組みを強化している。グーグルはカナダ・トロント大学のジェフリー・ヒントン教授ら有力研究者と組み、写真検索や音声認識などのサービスに活用。開発中の自動運転車でもこうした技術の活用を進めており、AIは産業の枠組みを超えた競争を生んでいる。

 交流サイト(SNS)のフェイスブックもAIに通じた有力研究者を招き、13年にAI研究所を設立した。50人体制で、画像解析や音声処理の研究を進めている。シリコンバレー企業以外でも米IBMや中国の百度バイドゥなどが人材の確保や新興企業との連携に動く。トヨタも「競合企業と同等の処遇で雇用する」(プラット氏)としており、人材争奪戦が一段と激しくなりそうだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ06HWB_W5A101C1TI1000/

 

そして「トヨタ・リサーチ・インスティテュート Toyota Reserch Institute TRI」には、各界から有能な人材を引き抜いている。トヨタの本気度には、すざまじい物がある。これも豊田章男社長の肝煎りなのであろうか。

 

CES2016トヨタが米国でAI研究を加速、Googleのロボティクス部門長を招聘

中田 敦=シリコンバレー支局

2016/01/06 18:20

 トヨタ自動車201615(米国時間)、「CES 2016」に合わせて開催した記者会見で同社の人工知能(AI)研究子会社である米Toyota Research InstituteTRIの体制などを発表。米Googleのロボティクス部門長を務めていたJames Kuffnerを引き抜いたことなどを明らかにした。

 「ソフトウエアとデータが、トヨタのモビリティ戦略にとって不可欠の存在になる」――。TRIのCEO(最高経営責任者)を務めるGill Pratt写真1)は記者会見でこのように述べ、TRIが米スタンフォード大学や米マサチューセッツ工科大学(MIT)などと提携して、機械学習ビッグデータを核とするAI研究を推進する方針を説明した。

f:id:altairposeidon:20160815012559p:plain

写真1●米Toyota Research Institute(TRI)のGill Pratt CEO最高経営責任者

[画像のクリックで拡大表示]

 トヨタは2015年11月にTRIの設立を発表し、AIの研究開発に5年間で10億ドルを投じると発表したばかり。米国防高等研究計画局(DARPA)でロボット競技会「DARPA Robotics Challenge」のプロジェクトマネジャー(PM)を務めたPratt氏が率いるTRIは、ロボティクスやAIの有力研究者を精力的に集めている。

ロボット用のクラウドを開

 冒頭に紹介したJames Kuffner氏は、自動運転技術の研究で知られる米カーネギーメロン大学からGoogleに転じ、Googleの自動運転車開発プロジェクトを立ち上げたことで知られるロボティクス分野の有力研究者だ。TRIではクラウドコンピューティングに関する研究を統括する。

 Kuffner氏は近年、米カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)のロボット研究者であるKen Goldberg教授らと「クラウドロボティクス」に関連する研究を進めていた。クラウドロボティクスとは、ロボットに必要な画像認識機能などをクラウドのサービスとして提供する技術を指す。Kuffner氏がTRIで担当するクラウドコンピューティングの研究開発には、このような機能の開発が含まれる可能性が高い。

 このほか外部から招聘した研究者として、DARPAのPMを務めていたEric KrotkovがTRIのCOO(最高執行責任者)に、Bell Labsの部門長やDARPAPMを務めていたLarry Jackel機械学習研究のアドバイザーに、MIT教授のJohn Leonardが自動運転の研究責任者に、MIT助教授のRuss Tedrakeがシミュレーションと制御の研究責任者に就任した(写真2)。

f:id:altairposeidon:20160815012745j:plain

写真2●TRIの主な責任者  

[画像のクリックで拡大表示]


不確かな状況に対応できる人工知能を開発

 有力研究者を集めたTRIが目指すのは、「高速道路のような運転が簡単な場面でだけ自動運転を実現する技術ではなく、運転が難しい場面でも人間の助けになるような技術の実現」(Pratt氏)だ。Pratt氏は記者会見で、スタンフォード大学やMITと連携して研究しているテーマを二つ紹介した。

 スタンフォード大学と連携して研究しているのが「Uncertainty on Uncertainty(不確実な状況での不確実性)」というテーマで、予期せぬ状況下においても危険を回避できるような人工知能を、機械学習をベースに開発するとしている。

 MITと連携して研究しているのは「The Car Can Explain(自分で説明できる自動車)」というもので、自動車が予期せぬ行動を取った場合に、何が起きたのか、なぜそのような行動を取ったのかを自動車が自ら説明できるような人工知能を開発する。

 人工知能以外の研究としてPratt氏は、材料分野の研究開発に機械学習を適用する取り組みを挙げた。一般に「マテリアルズインフォマティクス」と呼ばれる取り組みで、既に存在する化合物の構造を機械学習することで、その構造に似た化合物を探し出すパターンを生成する。このパターンを使うことで、無数にある化合物の中から、自動車の強度を上げながら重量を減らせる化合物や、燃料電池の効率を上げる化合物などが見つけ出せる可能性がある。

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/425482/010600076/?ref=RL3&n_cid=nbptec_tec00001