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続・次世代エコカー・本命は?(100)

(10)今年のル・マンでは、トヨタは運に見放された

 

 

今年の「ル・マン24時間レース」は、618日から19日にわたって行われた。トヨタは2台のTS050HYBRIDを駆って、このル・マンに乗り込んでいる。トヨタは終始トップを維持して、快調な走りを見せていた。あまりにも快調過ぎて、テレビの解説者達も「トヨタ優勝」と、これまた終始口走り弾んでいた。

 

小生も最初こそハラハラドキドキしながらテレビを見ていたが、途中からはテレビを見るのを止めてしまった。それほどトヨタTS050HYBRIDは快調そのものだった。

 

そのため翌日の日曜日も、気にはなっていたがテレビは見ずに過ごしていた。それでもトヨタ車がチェッカーフラッグをかいくぐって凱旋する姿は見ようと思い、夜には21時過ぎからはテレビをつけて終盤のレースを見始めた。

 

そして中嶋一貴選手のTS050HYBRID#5号車は快調に周回を重ねていた、24時間レースの23時間55までは。

 

しかし突然、トップを快調に飛ばしていた中嶋一貴TS050 HYBRID #5号車が、止まってしまっている映像が映し出された。何かの間違いではないのかと「早く動いてくれ!」と念じつつも、頭の中は真っ白になっていった。

 

そしてそのおおよそ60秒後に、「ポルシェ919ハイブリッド」2号車がその脇を通り過ぎていった。トヨタ30秒もリードして走行していたので、ポルシェも諦めてピットインをしたため差は130秒程となっていた。誰もがトヨタの優勝を確信していたに違いない。

 

しかし、今年もポルシェに優勝を持っていかれてしまった。当のポルシェは、これではもう優勝は叶わないと断念して、最終盤にピットインして車体をきれいにしてガソリンを入れ、トヨタ車に敬意を払う姿勢を見せながら走行をしていたのであった。

 

そのためこの事態にポルシェのピットも、一見ぽかんとした感じて心底喜んでいる風には見えなかった、様に小生には見えた。

 

 

【ルマン24時間 2016トヨタ最終周でまさかの首位脱落、初優勝ならず…ポルシェ連覇

モータースポーツ 2016/06/19 22:34 レスポンス

レース終了まで残り3分というところでストップしてしまったトヨタ5号車(ルマン24時間レース)《撮影 吉田瑶子》

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2016ルマン24時間レースは現地時間の1915にチェッカーを迎え、ロマン・デュマ/ニールジャニ/マルク・リーブ組の2号車ポルシェ「919ハイブリッド」が逆転で優勝を果たした。ゴール直前まで首位を走行していたトヨタ5号車)は、トラブルによりスローダウン初優勝を逃した。

終盤までアンソニー・デビッドソンセバスチャン・ブエミ中嶋一貴5号車トヨタTS050ハイブリッド」がレースをリード。30秒のリードを築いて一貴がアンカーを務めた。

残り40分のところで最後のピットストップを済ませ、チェッカーまで着実に周回を重ねていた。誰もがトヨタの初優勝を確信した残り6にまさかの事態が発生。一貴が突然「パワーがない」と無線で訴えたのと同時に5号車がスローダウン。113.6kmのサルトサーキットをなんとか走りきったが、残り3分でコントロールラインを超えたところで力尽きストップ。その横を2号車が通過。ファイナルラップでトップ交代という前代未聞のドラマとなった。

2号車のアンカーを務めたジャニはそのまま走りきり384周でチェッカー。昨年に続きポルシェが2連覇を勝ち取った。2位にはステファン・サラザン/マイク・コンウェイ小林可夢偉6号車トヨタTS050ハイブリッド』。3位にはルーカス・ディグラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組の8号車アウディR18』が入った。

悲願の初優勝まであとわずか3トヨタの夢は今年も打ち砕かれることになってしまった。

  • 吉田 知弘

http://autos.goo.ne.jp/news/277146/

 

 

トヨタにとっては、悔やんでも悔やみきれない負け方であった。その夜は関係者全員、眠れなかったであろう。残念で仕方がなかったことであろうし、何も言葉に出来なかったことであろう。部外者の小生でも、その夜から次の日まで頭の中が、モヤモヤし通しで気分が悪かった。

(続く)