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続・次世代エコカー・本命は?(115)

(1)テスラとの資本提携は、それほどメリットはなかった。

 

この件は小生のブログ「番外編・プリウス急加速問題」(NO.41~2010.5.28~)や(2011.4.21N.80)でも取り上げているので参照願いたいが、オバマに顔を立てたこの提携も、結局は2014年末に終わっている。2014年末と言えば、その1215日に、トヨタ燃料電池車「ミライ」の発売を開始している。FCVをものにしたので、トヨタはテスラの電気自動車などに頼る必要もなくなったわけで、「燃料電池は馬鹿電池」などとイーロン・マスクに馬鹿にされてまで提携をしてゆく必要は更々無くなってしまったのである。

 

この辺の話も小生のブログ「次世代エコカー・本命は」(NO.10~2014.12.8~)や(NO.582015.2.18~)を参照願いたい。

 

まあこの提携で、豊田章男社長はイーロン・マスクから電気自動車のテスラ「ロードスター」を贈られている。国際C級ライセンスを持っている豊田章男社長が喜んだことくらいが、メリットと言えばメリットであった。

 

 

トヨタ豊田社長、テスラ ロードスター をプレゼントされて予定外のパフォーマンス

20101113日(土) 1130

EV試乗

EV試乗

  • EV試乗

トヨタ自動車豊田章男社長は(201011)12日、提携先の米電気自動車メーカー、テスラ・モーターズイーロン・マスクCEOから、最新のスポーツタイプの電気自動車ロードスター2.5』をプレゼントされた。

その贈呈式がテスラのアジア1号店(東京・南青山)で行われ、マスクCEOは「テスラとトヨタの今後一層の発展を象徴するもの」と挨拶。豊田社長は「ナンバーが最初に会った日と同じで、これもまたいいストーリーになる。右ハンドルになっているのも光栄で、色もいい。私のヘルメットと同じ色」と笑顔で応じた。

しかも、このプレゼントがよほど嬉しかったのか、早速試乗。会見が行われる道路反対側の「レクサス青山店」までマスクCEOを乗せて運転するというパフォーマンスを披露した。ただ、このパフォーマンスは当初予定に入っていなく、回りのスタッフを慌てさせる一幕もあったそうだ。

いずれにしても、この日の豊田社長は終始笑顔で、会見後の囲み取材も十分取るというサービスぶりだった。

 

http://response.jp/article/2010/11/13/147945.html

 

 

トヨタ、テスラと電撃提携、EV挽回に隠れた“真意”

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20100604

 

トヨタ、テスラと電撃提携、EV挽回に隠れた真意

電光石火の提携劇だった。米国時間の520日夕。トヨタ自動車と、電気自動車EV)の開発で有名な米ベンチャー企業テスラ・モーターズが、資本・業務提携を大々的に発表した。

カリフォルニア州パロアルト市のテスラ本社で会見に臨んだのは、豊田章男社長とテスラのイーロン・ムスク会長兼CEO、さらに同州のシュワルツェネッガー知事だ。「今後とも米国でのよき企業市民でありたい」。豊田社長は挨拶の中で、州や米国政府への気配りを忘れなかった。

提携の中身はこうだ。トヨタはテスラに対して、総額5000万ドル(約45億円)を投じ、25%程度の出資比率を獲得。事業面ではEVや関連部品の共同開発・生産も視野に協議を進める。うちテスラは、トヨタと米ゼネラル・モーターズとの合弁工場だったNUMMI(今年4月閉鎖)を一部買収し、生産拠点にするという。

2003年にテスラを設立したムスク会長は、ロケット打ち上げ会社・スペースXCEOなども務める、まだ38歳の起業家である。かねて関心のあった豊田社長が4月に訪米し、2人はすぐに意気投合わずか1カ月で交渉がまとまったようだ。

もっとも、華々しく話題が先行した提携の中身を見ると、単なる事業面での損得を超えた、企業間のさまざまな思惑もまた浮かび上がる。

「テスラは2世代前の古い技術。トヨタ側がもらう技術はあるのか」と冷ややかに分析するのは、アドバンスト・リサーチ・ジャパンの遠藤功治ディレクターだ。

テスラが08年に鳴り物入りで投入したのが「ロードスター」である。価格は日本円で1000万円以上。それでも俳優のジョージ・クルーニーらセレブの人気を集め、20カ国もの富裕層1000台超を売り切った。4月には日本での受注も開始した。

しかし、EVの心臓部である電池については、テスラ自身が開発したわけではない。

 

テスラの技術は未知数

ロードスターに積まれているのは、パナソニックの社内分社・エナジーから調達したリチウムイオン電池だ。しかも車載用の大型電池でなく、ノートPCに使われる円筒型の民生用電池である。EVの弱点だった充電1回分の走行距離では、380キロメートルとガソリン車並みを確保。これはコストの安い小さな電池を6800も並べたためで、開発思想が自動車メーカーのEVとは、根本的に違う。

「多くの電池をつなぐ技術にテスラ独自の発想や手法がある」とトヨタ幹部は評価する。ただトランク下に大量の電池を積めば、重量は重くなり空間も狭くなる。12年量産の「モデルS」は走行距離などで進化し、価格も500万円以下とされるが、普及レベルに達したとはいえず、テスラの技術力も未知数だ。

今年末にもEVを発売する日産自動車などに比べ、12年投入と出遅れていたのがトヨタ。「これですぐにキャッチアップできる」と礼賛するにはやや早計かもしれない。

「わざわざトヨタの社長が米国で会見したのは政治的な要素もある」。そう指摘するのは自動車情報誌『ニューモデルマガジンX』の神領貢・編集長だ。

年内、早ければ6月にも、テスラは米国での上場を控えた身。ダイムラーに続き、「世界のTOYOTA」の後ろ盾を得たのは、株価形成にまたとない好条件だろう。

一方のトヨタにしても、EVの生産でNUMMIが活用されれば、雇用や納税で地元に貢献できる。閉鎖で一時解雇された4500人のうち、1000人近い元従業員を再雇用する構想もある。折しも提携発表当日は、トヨタのリコール問題で米議会下院の公聴会が開催された日トヨタ・バッシングの再燃を緩和する効果として、今後も決して小さい材料とは言えない。

自動車業界の巨象とアリとが手を組んだ、今回の電撃的提携。生産や技術といった「本筋」の部分とは別に、その“副次的効果”にも目を向ける必要がありそうだ。

http://toyokeizai.net/articles/-/4383?page=2

(続く)