続続・次世代エコカー・本命は?(39)

その前に何がどんな「自動運転」となるのか、小生のブログ「続・次世代エコカー・本命は?(76)」(2016.7.29)から、引用しておく。

 

NHTSAは、自動運転のレベルを次のように定義している。(Wikipediaより)

 

レベル0 加速・操舵・制動とも、すべてドライバーが操作して運転する。

レベル1 加速・操舵・制動のうち自動ブレーキなど、いずれか一つをシステムが行うもの。

レベル2 加速・操舵・制動のうち二つ(複数)の操作をシステムが行うもの。

レベル3 加速・操舵・制動のすべてをシステムが行い、緊急時などはドライバーが操作する。

レベル4 加速・操舵・制動の全てをシステムが行い、ドライバーは全く関与しない。完全自動運転

 

この完全自動運転となると、ドライバーは運転操作は何もしない。豊田章男社長の言う”クルマを操る歓び ・ もっといいクルマを作ろうよ”は、ない。それでも完全自動運転車へのニーヅは存在しているので、将来的には、この完全自動運転車とドライバーが運転する車と二つの性格の車に分けられてゆくのではないのかな。分けられると言うと少し語弊があるが、自動運転機能付き自動車とそうでない普通の車、と考えてもよい。まあ完全自動運転車となると相当かたちも変わってくるとは思うが相当先のことになると思われるので、徐々に自動運転機能が導入されてやがては完全自動運転の車の登場となってゆく、と言うステップをとることになろう。

 

 

自動車の操作には、一般的に「走る」「曲がる」「止まる」の三つの操作が必要となる。この操作を自動で行うことになれば、自動運転ということになる訳であるが、この三つの機能を同時に制御することは非常に難しい。そのためそれらを個別に、または組み合わせて自動で操作することから、自動運転は始まっている。いわゆる自動ブレーキなるものは、この「止まる」と言う操作を何らかの仕組みで、自動で行うものである。この操作を自動で行う組み合わせ方で、自動運転のレベルが決められている。これが上記のものである。

 

走る」「曲がる」「止まる」は言い換えれば、「加速」「操舵」「制動」となる。

 

ここにも同じことが、書かれているので参考に供したい。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150403/279589/?rt=nocnt

 

 

表 日本における自動運転車の水準(レベル)の定義  201547日(火)

 

自慟化レベル066hyo

レベル1は自動ブレーキなどで、既に実現済み。
レベル2は、ACC(先行車追従機能)や自動ブレーキに加えて自動操舵機能を含み、車線変更などを自動で実現するものとされる。
レベル3は「ハンズフリー」と呼ばれ、自動運転中に運転者は操作しない。ただし、事故の責任は運転者にある。
レベル4は「アイズ(Eyes)フリー」と呼ばれ、基本的にクルマの走行中に運転者は操作しない。事故の責任も負わない。ただ無人走行を認めるかどうかは議論中だ。


表中の「制御」は、本来は「制動」が正しい。制御には操舵の意味も含まれることがある。

ACC=Adaptive Cruise Control、定速走行・車間距離制御装置、加速と制動の二つの機能を操作。

 

 

当然事故が起こった場合には、レベル1~3は運転者の責任となるが、レベル4の場合にはケースバイケースでの責任分担となるのではないのか、いまだその責任区分は明確ではないようだ。

 

と言ったような問題もあるが、このレベル4の完全自動運転を目指して、各社がしのぎを削っているのが現状である。自動車メーカーの他にグーグルやアップルと言ったIT企業が参入しているところに、激しさと面白さがある。と言っても自動車メーカーにとっては、自動運転に対する主導権をとるかとらないかは、死活問題なのである。

 

 

さて日産の「ブロパイロット」に戻ろう。基本的には「レベル2」の自動運転である。それほど驚くには値しないが、セレナと言うミニバンに載せたところに意義がある、と言うことか。

 

 

日産、自動運転技術「プロパイロット」発表 20168月下旬に採用

新型ミニバン「セレナ」に搭載

  • 小川 計介

  • 2016/07/13 18:04

日産、自動運転技術「プロパイロット」発表 20168月下旬に採用

 

自動運転技術を採用する新型ミニバン「セレナ」

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セレナのリアビュー

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セレナのインパネ

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日産自動車の自動運転技術「プロパイロット」のロードマップ 

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プロパイロットの特徴

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プロパイロットの機能

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プロパイロットの作動例

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日産自動車副社長で製品開発担当の坂本秀行氏

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 日産自動車2016713日、自動運転技術「プロパイロット」を発表した。渋滞走行など低速域でも、アクセル・ステアリング・ブレーキを自動操作して運転できるのが特徴。自動運転技術であるが、実態は従来同様の運転支援システムとの位置付けで、運転者は運転に注意を払う必要がある。当初は高速道路の単一車線での利用に限るが、2018年には複数車線2020年には交差点など市街地にも利用範囲を広げる。

 20168月下旬に発売する3列シートの新型ミニバンセレナ」から搭載する。車両価格や自動運転技術搭載グレードの価格は発売時に公開するというが、300万円を切るグレードにプロパイロットを設定するという。
 
 プロパイロットは、先行車追従機能車線維持支援システムの二つのシステムを停止まで含めて使えるようにしたシステム。従来の高速域だけでなく、渋滞走行時でも先行車に追従して運転してくれるため「運転者の運転の負荷を大きく軽減できる」(AD&ADAS先行技術開発部長の飯島徹也氏)とする。単眼カメラで車両前方の先行車や白線を検知する。逆光などで車両前方を検知できないときは、運転者に主導権を戻す「オーバーライド」の仕組みを導入している。

 停止して約3秒間までであればシステムが継続し、それを超えるとステアリングホイールに設置した専用ボタンを押すことで継続利用できる。渋滞時などで車両停止中は、ESC(横滑り防止装置)で4輪に制動力をかけているが、3分を超えるESCから電動パーキングブレーキEPB)に切り替わり、プロパイロットのシステムはキャンセルされる。

 プロパイロットの作動速度は0100km/hで、単一車線内に収まるようにEPS(電動パワーステアリング)を自動操舵する。ただ、運転者が運転するという前提の支援システムであるため、運転者はステアリングホイールに手を触れている必要がある

 先行車追従機能「インテリジェントクルーズコントロール」は、「フーガ」や「スカイライン」で採用している。ただ、停止してしまうと3秒程度でシステムが解除されてしまう仕組みだった。停止状態が多く発生する渋滞走行には使えなかったが、今回のシステムでは3分までであればボタンを押すだけで継続使用できる。

 車線維持支援システムは、20011月に発売した「シーマ」で採用したことがあり、70km/h以上の高速域に限定していた。今回は、停止まで含めて利用できるようにした。ただ、50km/h以下では先行車がいる場合のみ作動する。

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/car/15/071300028/071300001/?d=1469436072385

(続く)