まあ現在のテスラの販売台数は7~8万台のようなので、この「モデル3」の37万台余を追加すれば、年間販売50万台も夢ではなさそうだ。
ただ毎年50万台以上のテスラのEVが、売れるかと言うと疑問も残るのであるが、そこそこは売れてゆくことであろう。「バリ協定」のCO2排出削減、ゼロ目標が、EVの販売を後押しするからであるが、その前にそれだけ作れるか、ということの方が問題であろう。
問題は本当に50万台ものEVを生産できるかということであるが、今の実力は如何ばかりか検証する必要があろう。
2015年販売 5万 580台、生産 5万1200台(約)、
2016年販売 7万6230台、生産 8万3922台、約6,000台の納車遅れがある。(※)
+50.7% +64.0%
(※)生産台数は、https://autos.goo.ne.jp/news/287855/ による。
2016年のテスラの販売、目標に届かず...それでも実績としては好調な1年!
News 2017年02月20日 更新
テスラの販売目標自体が高すぎた?
2016年は自動車業界でも明暗が分かれた1年となりましたが、EVメーカーのテスラにとっては、意外にも「ゴールに達しなかった」という意味で、残念な年だったようです。
これには、元の計画が少々野心的すぎたという要因も絡んでいます。
テスラの発表によると、昨年の世界販売は7万6230台を記録しましたが、これは目標の8万台には届かなかった数字であると同社自ら認めています。
その上、年末近くになって別メーカーによるEV「ファラデーFF91」が、「量産車として世界一加速の速いクルマ」の記録を塗り替えてしまったことも、テスラの勢いを下げてしまったようです。
しかし、テスラが急成長していることには変わりなし?
それでもこの台数は、そこまで悲観的なものでもありませんでした。
目標に届かなかったとは言っても、一昨年と比べればセールス自体は格段にアップしているのです。
2015年の納車台数は5万580台でした。
テスラが問題視している第4四半期だけを見た場合でも、販売は上向いています。
2016年9〜12月期のテスラの販売台数は2万2,200台だったのですが、これは2015年の同期(1万7,478台)比で、27%増となっています。
これは賞賛に値する実績と言えるでしょう。
CEOのイーロン・マスク氏が、もう少し緩い目標を掲げれば良かっただけなのかも知れません。
テスラの説明では、オートパイロットのハードウェアに新たな自動運転機能を追加したことで、納車台数に減退が生じたと述べています。
(続く)