1.国難突破解散
2017.9.28の臨時国会召集日の初日に、衆議院が解散された。国難突破解散である。巷では大義無き解散だ、などと言われているが、私は加計問題などを晴らすための解散だと理解している。
特に既得権益を守りたい日本獣医師会の、北村直人顧問に扇動された左掛かったマスコミと馬鹿な民進党による安倍おろしの材料に使われたため、この騒ぎは瞬く間に大きくなってしまった。
新たに獣医学部を作られると既得権益が損なわれると危惧した日本獣医師会北村顧問は、獣医学部の新設を止めさせるために、安倍総理と獣医学部の新設を申し出た加計学園の加計孝太郎氏がゴルフをしている写真を、2016年には、わざわざ文科省に持ち込んで今治市に獣医学部の新設を中止させようとも画策している。
しかし2006年から獣医学部の新設を申請していた愛媛県今治市には、構想と言い、財政を含めた諸準備と言い一日の長があり、2017年1月に国家戦略特区諮問会議で今治市への設置が決まったのである。
第48回の衆議院議員総選挙は、10.10が告示で10.22が投票日となっている。将に加計問題を打ち晴らす(だけではないが)総選挙となったのである。そして12日間の選挙戦へと突入することになる。
前回の第47回総選挙は2014.11.21のアベノミクス解散で、1014.12.2の公示で2014.12.14投票であった。これで自民・公明両党は2/3を上回る大勝利を得ている。
総選挙結果
第47回 第48回
自由民主党 291 ?
公明党 35 ?
民主党 73 ?
維新の党 41 ?
日本共産党 21 ?
その他 14 ?
合計 475 465 7.16の公職選挙法改正、議席数10減
絶対安定多数 266 261 全ての常任理事会で過半数、委員長独占
過半数 238 233 本会議ですべての法案を可決できる
2/3議席数 317 310 圧倒的多数、憲法改正発議・再可決など
今回の選挙では、前回ほど自民党には風は吹いていない。幸か不幸か野党が相当混乱しているところが、救いと言えば救いではあるが、左掛かったマスコミの虚偽報道と獣医師会の既得権益を守ろうとする手練手管とそれに乗る馬鹿な野党には、絶対に負けてほしくはない。自民党は、大差で勝ってもらいたいものである。
さて加計問題の真実を、「月刊Hanada 10月秋桜号」(飛鳥新社)の「(総力大特集 戦後最大級の虚報) メディアに”黙殺”された私の証言 加戸守行(前愛媛県知事)」より、時系列にまとめてみよう。
(続く)