加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(10)

いったん終了したこのブログ、少し続けてみようと思う。

 

ふたを開けてみれば、今回の弟48衆院選は、自民党の圧勝に終わっている。誰も想像しなかった結果だった。

 

森加計問題は選挙には、結果的には、何の影響も与えなかったようだ。

 

朝日新聞の捏造から発したこの森加計問題に対しては、国民はそれなりにしっかりとした判断ができたようだ。その煽りを食った訳ではないとは思うが、民進党が割れてしまって訳の分からないような形となってしまっている。

 

その結果を下記する。

 

 

 

                             総選挙結果

       47回  482017.10.22投開票

政党名       議席数  議席

自由民主党   291    284    

公明党      35     29 与党3132/3310議席を上回った。

民主党      73     ---

立憲民主党  (15)     55

希望の党   (57)     50

維新の党     41      11

日本共産党    21      12

その他      14      24  このうち21が旧民進系である。

合計      475     465    7.16公職選挙法改正、議席10

絶対安定多数  266                 261    全ての常任理事会で過半数、委員長独占

過半数                 238                  233   本会議ですべての法案を可決できる

2/3議席            317                  310 圧倒的多数、憲法改正発議・再可決など

 

 

この原因として、希望の党小池百合子代表の「排除」発言が、有権者の反感を招いたなどと言う意見もあるが、必ずしもそうではないのではないかと、小生は考える。

 

何れにしても、希望の党にしても立憲民主党にしても準備不足と言うよりも、野党として芯が通っていなかったことに原因がある、と小生には感じられる。だから与党を糺すべき資質に欠けるのではないかと、有権者は訝(いぶか)ったのではないのかな。

 

それともう一つの原因は、安倍政権の今までの実績が、有権者に評価されていたのではないのかな。あながち野党が割れたために自民党が漁夫の利を得た、だけではなかろう。

 

その証拠に比例区での自民党の獲得票が、過去3回の総選挙で最高となっていることからもわかると言うもの。

 

日本経済はデフレ状態から脱却しつつあり、株価も上昇中であり、給料はそれほど上がってはいないものの、好況感を市民は感じ始めていたものと思われる。

 

それに何と言っても、安全保障面での安倍政権の確実性が、国民に安心感を植え付けていたものと思われる。この点に関しては、民進党では全く頼りないのである。日本がつぶれてしまう、と言う恐れさえ感じられてしまうのである。

 

 

さて加計学園問題では、朝日新聞の捏造記事に対して、メディアでは殆どと言っていいほど、何の非難もなされていない。まことに嘆かわしいことと、悲憤慷慨していた訳であるが、先日喜ばしい記事が目についた。

 

日本維新の会足立康史議員が、衆院文部科学委員会で、そのことを話題にしてくれたことである。

 

即ち日本獣医師会から政治献金を受けている玉木雄一郎議員希望の党代表)や福山哲郎幹事長を名指しして、「政治献金を貰いながら、請託を受けているかのように、国会で安倍首相を貶めている」と発言したのだ。

 

将にその通りだと、足立議員に、小生は大賛成である。

 

 

維新・足立康史氏、言いたい放題 獣医師会献金の希望・玉木代表らに「犯罪者」 朝日の加計報道は「捏造」、「死ね」撤回せず

2017.11.15 22:15

日本維新の会足立康史氏インタビュー=7日午後、東京・永田町の衆院第一議員会館(斎藤良雄撮影)

 日本維新の会足立康史衆院議員15衆院文部科学委員会で、希望の党玉木雄一郎代表の関係団体が獣医学部新設に反対する日本獣医師会の関係団体から政治献金を受けていたことを問題視し、「犯罪者だと思っている」などと批判を展開した。

 足立氏は加計学園獣医学部新設に絡み「献金をもらって仮に請託を受けて国会質問していれば犯罪者だ」と述べた。自身が「朝日新聞、死ね」とツイッターで批判した加計学園に関する同紙の報道についても「捏造(ねつぞう)だ」と重ねて強調した。林芳正文科相に「捏造と言ってください」と求めたが、林氏は「特定の報道について断定することは控える」とかわした。

 足立氏は委員会後、記者団に「朝日の捏造報道で拡大した風評が、意味のない(他の)野党の質疑につながっている。捏造報道の責任は大きい」と主張。民進党が国会で取り上げた「保育園落ちた日本死ね」の言葉を引き合いに「『死ね』が不適切なことは重々承知している。『日本死ね』を問題にしなかった国会やメディア、社会に対する異議申し立てだ」と述べ、撤回しない考えを示した。

 希望の党泉健太国対委員長は「一つ一つを真剣に受け止めることにはならない」と突き放した。一方、福山哲郎幹事長が玉木氏とともに名指しで「犯罪者」と呼ばれた立憲民主党は、発言を議事録から削除するよう冨岡勉委員長(自民)に求めた。足立氏への懲罰動議を提出すべきかどうかも検討している。

http://www.sankei.com/politics/news/171115/plt1711150032-n1.html

 

 

そこでは、あの朝日新聞の黒塗りの「総理のご意向」文書が、すべての根源であると、朝日新聞を非難している。

(続く)