加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)(17)

【安倍政権考】「加戸隠し」に躍起な朝日、毎日 認可受け前愛媛県知事が激白「いいかげんにせんか!」

2017.11.20 08:00


閉会中審査に参考人で出席した加戸守行前愛媛県知事(左)と前川喜平前文部科学事務次官=7月10日、参院第1委員会室(斎藤良雄撮影)

閉会中審査で参考人として答弁する加戸守行前愛媛県知事=7月10日、参院第1委員会室
閉会中審査で参考人として答弁する加戸守行前愛媛県知事=7月10日、参院第1委員会室

 学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設が認可され、来春開学する。学部新設をめぐっては野党や一部のメディア安倍晋三首相(63)の関与を追及するが、ここにきて朝日新聞毎日新聞が「ゆがめられた行政が正された」と述べた加戸守行(かと・もりゆき)前愛媛県知事83の証言の重要性を否定する報道に舵を切った。報道の公平性を指摘されてから加戸氏を取り上げ始めた両紙だが、その発言の重要性を矮小化するなど「加戸隠し」の様相となっている。

 両紙が加戸氏の発言について、無視するか極端に小さい扱いで報道してきたことは産経新聞で既報の通りだ。さらに加戸氏の発言を重要視しないことへの「いいわけ」を始めたのは、衆院選公示直前の108日、東京・内幸町の日本記者クラブで行われた党首討論会において首相から“攻撃”されてからだった。

 首相は党首討論会で、加計学園について質問した朝日坪井ゆづる論説委員に対し、710日の閉会中審査における獣医学部誘致を推進してきた加戸氏のほか、八田達夫・国家戦略特区諮問会議議員の発言が朝日の紙面でほとんど取り上げられなかったことを指摘した。

 坪井氏は「(報道)しています」と返したが、711日付朝刊では朝日と毎日は加戸氏の証言は一般記事では掲載せず、審査の詳報で触れただけだった。

 朝日は党首討論会翌日の朝刊で、閉会中審査の加戸氏の発言について、詳報記事で見出しをつけて報じたなどと反論した。さらに、1020日付朝刊では坪井氏がコラムで「問題は特区の選定」とした上で「選定の過程に関与していない加戸氏の記事が少ないのは当たり前ではないか」と切り捨てた。

 一方、毎日は同月20日付朝刊の「記者の目」の欄で「『ゆがめられていた行政がただされた』という発言は、判断のプロセスを知る立場でのものとは言えない」と強調した。

 118日付夕刊では同紙の与良正男専門編集委員がコラムで、首相が加戸氏の発言を取り上げていることに触れ「7年前に知事を退任し、今回の選定に直接関与していない加戸氏の証言は疑問の核心に触れたものではない」と断じた。

 両紙では、これまで官邸の不当な関与を主張する前川喜平・前文部科学事務次官62の証言を大きく取り上げてきた。ただ、両紙が指摘する「選定の過程に関与していない」という点では、前川氏についても同じことが言える。

 閉会中審査において、加戸氏は「強烈な岩盤に穴が開けられ、ゆがめられた行政が正された」と前川氏に真っ向から反論した。多くのメディアが前川氏の主張を大きく取り上げる中、県知事として獣医学部の空白地帯である四国への誘致に取り組んできた当事者としての発言だった。

 また、選定過程に関与していなかったとして、記事化を見送ってきたと説明する朝日だが、実は621日付の愛媛版で加戸氏のインタビュー記事を掲載していた。

 記事では「誘致に向けて活動してきた」と加戸氏を紹介し、「事柄の本質は、愛媛でいかに(牛や鳥などの動物を扱う)公務員獣医師が足りなくて、悲鳴をあげているかということ」などの加戸氏の主張を載せた

 加戸氏は今月14日に獣医学部新設が認可された後に行った記者の取材に対し「朝日は愛媛版にインタビューを載せたが、これまでの前川氏の100分の1にも満たない量だ。今考えれば、アリバイづくりで記事を載せたのでしょう」と笑いながら話した。

 また、最近の自身に関する朝日や毎日の一連の報道については「偏向報道の典型。有罪判決を受けた人が言い逃れをしているようだ」と語った。

 獣医学部新設が認可となるまでの騒動に対しては「まるで漫画や劇画を見ているようだった」と振り返り、「私はいくらたたかれてもいい。長年訴え続けてきたことが達成されたのだから」と述べた。

 その上で、加戸氏は獣医学部新設認可について「とにかく、やれやれという思いだ。学部が新設されれば、今治に若者が集まり、活気が出る」と期待を込めた。

 一方、相も変わらず官邸側の関与を裏付ける証拠を突き付けずに「印象操作」のような追及を繰り返す野党や一部メディアの姿勢については「加計問題についてしつこくやられると、入学しようとしている若者にも影響が出る。『いいかげんにせんか!』と言いたい」と語気を強めた。 (政治部 今仲信博)

http://www.sankei.com/premium/news/171120/prm1711200005-n4.html



 

もう一つ「いい加減にせんか!」と思われる論考を紹介しておこう。

 

一読するとなんとなく筋道が通っているようにも感じてしまうが、いかにも枝葉末節な論理の展開にはがっかりする。

 

オブラートに包んだ様なかたちで、政府のやり方に対して、厳しく反論しようとしている。あまりにもゴミと称されるマスコミにおもねた論調である。

 

しかしこれは朝日新聞に代表されているように、いかにも偏った論理と言わざるを得ない。

しかも、あまりにも表面的でマスゴミ風で、深堀りでの訴求は見当たらない。

 

 

先ず何と言っても、日本獣医師会既得権益固守の動きには、一言も言及がない。これでは単なるデマゴギーでしかない。

 

それに愛媛県知事であった加戸守行氏の国会での証言に対しても、一言も言及がない。当事者である愛媛県知事の証言である。これほど大事なものはなかろうに、この論考ではマスコミの言う事だけで、論を進めているように感じてしまう。これではダメだ。だから、意気揚々と書いていらっしゃるようだが、論旨が意味不明としかとれない。

 

是非下記のものを、ご一読願う。

 

 

モリカケ問題が沈静化しない理由
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明

20171117日(金)

小田嶋 隆

 

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このコラムについて

小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明

「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たやすいこと」「取るに足らない出来事」「チョロい仕事」ぐらいを意味している(らしい)。当欄は、世間に転がっている言葉を拾い上げて、かぶりつく試みだ。ケーキを食べるみたいに無思慮に、だ。で、咀嚼嚥下消化排泄のうえ栄養になれば上出来、食中毒で倒れるのも、まあ人生の勉強、と、基本的には前のめりの姿勢で臨む所存です。よろしくお願いします。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/111600119/?P=5

 

 

国会でも該当の土地が、この森友学園への売却金額が8億も9億も値引きされて1億数千万円の安値で売られていると、ごうごうと非難しているが、民主党政権時代にはそのすぐ隣の野田中央公園が、ほぼ同面積で142300万円の土地が僅か2200万円足らずで豊中市に売り払われていることには、頬かむりしている。森友学園へは13,400万円で売っているから、2,200万円に比べれは相当の高値で売っていることになるが、このことも国会で取り上げてもらいたいものである。このことは11/20NO.13~で扱っているので、ぜひ参照願ってこのテーマを終えよう。

 

まあ朝日の「(総理から指示はないが)総理からの指示に見えるのではないか」という肝心の部分は、読者に分からないように処理して新聞に載せるなどと言う、捏造・虚偽報道とこの野党の国会の先生たちのやっていることも、だからこれと同じ捏造に近い。

 

総理からの指示がないと言う文字を隠しても、すぐにバレてしまうのによくやるよ、朝日は。

朝日新聞、死ね!」ではないのかな。

 

(終わり)