馬韓国では戦時徴用をめぐる訴訟が立て続けに起こされて、日本企業に莫大な損害賠償を命ずる判決が出ていたからだが、これをまた蒸し返すかもしれないのだ。
この件については、小生のブログ「馬鹿な韓国、頓馬な朴槿恵(11~)、2013.11.25~」を参照願うが、また今「女子カーリング、日本チームが銅メダル獲得」とのニュースが飛び込んできた。
本当にすごい、おめでとう。
さて浮かれてばかりには、これまた、いられない。本論に戻ろう。
今度のテーマは「徴用工」問題だ。
この徴用工問題についても、コミンテルン(国際共産主義運動)の手が伸びている、と「正論」の2018年1月号に書かれていた。
「徴用工が韓国の近代製鉄所をつくった」(安部南牛氏、朝鮮問題研究家・元通産相技官)と言う論考だ。
共産党員だった井上光春の1968年、1973年に書かれた九州の炭鉱問題に関する小説や、1981年に発行された共産主義者の中里喜昭の三井三池炭鉱を扱った小説などが、戦時朝鮮人徴用工を扱っていて、あたかも奴隷のように扱われたようなムードを広めていったのではないかと、書かれている。
これらのものが、2017年の夏に公開された馬韓国映画「軍艦島」のもとになったのではないか、とも言っている。
先ずは、この映画は馬韓国による「史実を捏造した空想物語」で「映画そのものがすべて大嘘」と、喝破している。それを次に掲載するので、参照願う。
韓国映画「軍艦島」のでたらめ大嘘を検証しておく~いつまで日本は韓国による歴史捏造行為を放置し続けるのか?
2017年02月10日 05:58 木走正水(きばしりまさみず)
http://blogos.com/article/209553/?p=1
・・・・・・・・・・・・(前半は、この映画の説明でバカバカしいので省略、必要なら上記URLへ。)
最後に記事は、「植民地時代、多くの朝鮮人たちが強制徴用された「軍艦島」の隠された歴史をモチーフ」と再度繰り返し、この映画が史実に基づくものであることを強調して結ばれています。
植民地時代、多くの朝鮮人たちが強制徴用された「軍艦島」の隠された歴史をモチーフにリュ・スンワン監督が新たに創造するストーリーとパワフルなキャスティングが添えられた2017年最高の期待作「軍艦島」は、韓国で夏に公開される予定だ。
いかがでしょうか、読者のみなさん。
さて娯楽作品である他国の映画の内容に文句を言うのも大人げないですが、彼らが本作を「歴史をモチーフに」して作ったとおおむね「史実」であると主張しているのでその点はしっかり反証しておきたいと考えます。
記事中、当ブログが太字にした箇所は、
すべて事実無根です、史実に照らせばでたらめです、大嘘と言ってもいいでしょう。
「歴史をモチーフに新たに創造するストーリー」とありますが、創造するにもほどがあります、ここまで設定がでたらめであるとこれはもはや歴史など関係ありません、空想ファンタジーです。
嘘をすべてあげればきりがないのですが主だったところだけでも指摘しておきます。
ありもしなかった戦時中の韓国独立軍「軍艦島に潜入する独立軍パク・ムヨン」役はご愛嬌で無視しましょう。
まず「軍艦島」こと長崎県端島ですが、映画では「日本植民地時代に、多くの朝鮮人が強制徴用された場所」として描かれていますが、まず戦時においても朝鮮人の「強制労働」や「強制徴用」の事実はまったくありません。
当時の軍事徴用は国民徴用令に基づいており、当時の国際法上違法ではなかったのです、アメリカやイギリスなど連合国側でも軍事徴用は行われていました。
しかも軍事徴用は、当時の「皇民」すなわち「日本人」を中心に行われたものであり、当時日本人であった朝鮮人も当然徴用されていますが、そこには当然ながら強制もありません、従って。「軍艦島」こと長崎県端島には、朝鮮人だけでなく多くの日本人や中国人も働いていましたし、当たり前ですがそこには看守もいませんし、鉄条網もありませんでした。
ちなみに当時の端島を管轄していた三菱鉱業の社史によれば、終戦当時、三菱社内炭鉱の労務者約50000人のうち、朝鮮人、中国人は約17000人を占めていたそうです。
これは九州全域ですが、同社史の記述では、昭和16年12月における端島の在籍労働者数1826名中、坑内夫は1420名とあり、坑内夫の内訳は当然ながら日本人、朝鮮人、中国人が一定の割合で構成されていたと思われます、終戦時には日本人労働者不足により朝鮮人、中国人の割合が増えていたようですが、いずれにしても「朝鮮人だけが強制労働」を強いられた史実はまったくないのです。
さらに、この映画では「屈み込んだまま採掘をする朝鮮人の少年たち、予告もなしに勃発するガス爆発事故に無防備で露出される危険な状況」と、あどけない朝鮮の少年たちが過酷な環境で「強制労働」させられていることが描かれているわけですが、これもありえません。
首都大学東京名誉教授の鄭大均氏はシンクタンク「日本戦略研究フォーラム」の時事論考で「戦時期の日本の炭鉱にあどけない『朝鮮人少年坑夫』など存在しなかったことは関係者なら誰でも知っている」と批判しています。
(続く)