女々しいぞハリル、見たか西野采配を(44)

待った甲斐があった。

 

半ばあきらめかけていたのではあるが、サムライブルーは何とかグルーブリーグを突破してしまった。

 

西野朗監督の見事な采配である。ヴァイッド・ハリルホジッチでは、こうはいかなかったであろう。

 

201847日にヴァイッド・ハリルホジッチ監督の馘を切って、西野朗技術委員長を日本代表監督に据えたのだ。

 

だから西野朗監督には、2ヵ月しか持ち時間がなかったことになる。

 

日本サッカー協会はこんな極限の時に、この西野朗氏にサムライブルーを託すことを決断したのであるが、この清水の舞台から飛び降りた行為は見事実を結んだことになる。

 

心底、ほっとしていることであろう。

 

ハリルホジッチはこの現実を、どう受け止めていることであろうか。

 

日本サッカー協会田嶋幸三会長は、溜飲を下げた事であろう。

 

 

ハリルホジッチの監督では、コロンビア戦もセネガル戦も、あのようにうまくはいかなかった筈だ。

ハリルの言うデュエルと縦パスだけでは、ああはうまく戦えなかった筈だ。

 

事実、ハリルの排除した香川真司本田圭佑岡崎慎司や乾(いぬい)たちが見事に活躍して、得点している。だからハリルの指揮では、ボロ負けしていた筈だ。

 

ハリル時代にはボールを奪取してからシュートまで18秒ほどだったと言うが、西野監督では26~7秒に伸びていると言うではないか。

 

やはり日本チームは組織として、連携して攻めあがることがよかったのであろう。西野監督はチームの底力を遺憾なく引き出していたことになる。

 

チームの一体感をその2ヵ月で作り上げて、と言うよりも、引き出してチーム力を強めていったわけだ。実力を作り上げると言うよりかは、ハリルには全く欠けていたチーム全体の和を引き出してそれを一層強めていった訳だ。大いなる和が、チーム全体を包んだことになる。

 

そしてサムライブルーは完全に戦う集団となり、セネガル戦では2度もリードされながら追いついている。これは史上初めてのことでは無いのかな?

 

 

「コロンビアは悪夢のスタート」 英BBC「惨めな敗北を喫した」
2018.6.20 00:10

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試合に負け、うなだれるハメス・ロドリゲスらコロンビア代表イレブン=サランスク(撮影・中井誠)【拡大】

 ロシアワールドカップ1次リーグH組(19日、コロンビア-日本、サランスク)日本は1-1で迎えた後半28分、先制点を奪ったMF香川真司(29)ドルトムント=と代わったMF本田圭佑(32)パチューカ=のコーナーキックを、FW大迫勇也(28)ブレーメン=が頭で合わせて、2-1と勝ち越した。

 英BBC(電子版)は「日本が10人で戦ったコロンビアから勝利を得た。コロンビアは悪夢のスタートを切った」と驚きをもって紹介。日本は1998年フランス、2006年ドイツ大会では勝利を挙げておらず、今回が欧州開催の大会では初勝利となった。

 また14年ブラジル大会でベスト8入りしたコロンビアは「ポーランドセネガル戦を残し、惨めな敗北を喫した」と手厳しかった。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20180620/jpn18062000100002-n1.html



世界中が日本-セネガルを絶賛「最高の試合の一つ」「無秩序で、クレイジーで、楽しい試合」/W杯
2018.6.25 08:30

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世界中が日本-セネガルを絶賛「最高の試合の一つ」「無秩序で、クレイジー」/W杯【拡大】

 24日に行われたロシア・ワールドカップのグループH第2節、セネガル対日本は2-2のドローに終わった。スコアが何度も動く一進一退の攻防が繰り広げられたこの試合に、世界中が魅了された模様。世界中の有識者が、この試合が興奮するものであったとの見解を述べている。

 スペインの有名ジャーナリスト、ルベン・ウリア氏は『ツイッター』で、この試合を「ジェットコースターのような試合」であったと形容。目一杯楽しめたとの感想を記した。

 「ジェットコースターのような試合で、息つく暇がなかった。攻守が激しく入れかわり、プレーミス、プレーの的中、ゴールに満たされた一戦だったね。用心せず、計算もなし。二つの異なるスタイルを持つ良チームは、野心にあふれていた。無秩序で、クレイジーで、楽しい試合だった」

 また『ESPN』の記者エティアン・ベネスラ氏もウリア氏と同じ見解を示し、「グループステージで最も楽しい試合」とつぶやいている。

 「日本対セネガルはグループステージで最も楽しい試合の一つだ。私たち全員が待ち望んでいた類のものだよ」

 その一方でスペインのスポーツ紙『アス』の記者アリツ・ガビロンド氏は、二度にわたってビハインドを追いながらも追いついた日本を賞賛した。

 「日本は好ましかった。根性があり、2点のビハインドを克服したね。長谷部は戦術というものを教示し、乾のプレーは詩的だった」

 加えて、『アス』でモトGPなどモータースポーツを取材する記者メラ・チェルコレス氏は、有名バイクメーカー、ホンダと同姓の本田圭佑がゴールを決めたことを喜んでいる。

 

 「日本対セネガルは、なんて素晴らしいんだ!!! ホンダが78分に日本にとって二度目の同点ゴールを決めた。そう、ホンダであるべきだったんだ」

 最後に、元アルゼンチン代表DFで、現解説者のフアン・パブロ・ソリンは、この試合を見なかった人たちが極上のスペクタクルを見逃したとの感想を述べている。

 「日本がホンダのゴールで追いついたぞ!! もし、古い臭い考えや判断でこの試合を

見ていなかったとしたら……フットボールのじつに興味深い一戦を見逃したことになるよ」(Goal.com

http://www.sanspo.com/soccer/news/20180625/jpn18062508300029-n2.html

 

 

しかし628日の23時(日本時間)からの日本対ポーランド戦は、同時刻のコロンビア・セネガル戦の行方もあり、複雑な状況となった。

 

日本は一点ビハインドであり負けていたが、終わの約10分間はボール回しに終始した。このため時間稼ぎの消極姿勢と海外メディアからは散々な批判を被っている。日本はHグループの2位死守に賭けたのだ。

 

 

【ロシアW杯】酷評の英メディアからも「賭けに勝った」の声 辛辣意見は「次の試合に負けてほしい」

2018.6.29 21:37

【日本-ポーランド】ベンチの前に整列する西野朗監督ら日本代表選手 =ロシア・ボルゴグラード(撮影・中井誠) 

 【ロンドン=岡部伸】開催中のサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、28日に行われた日本-ポーランド戦の終盤に日本が時間を稼ぐ消極戦術をとったことについて、英メディアから「誰もが見たくない茶番」「次の試合に負けてほしい」との厳しい批判が相次ぐ一方で、「賭けに勝った」「リスクを取って勝負に徹した」と采配を評価する声もあがった。

 BBC放送は「日本はセネガルよりも規律正しくプレーし、ベスト16に残った」と評価した。その一方で、時間を稼ぐ戦術をとったことについては、イングランド・プレミアリーグでプレーしたオズマン氏のコメントとして「恥ずべきこと。両チームが最後の10分間に行ったことは、W杯で見たくないものだった。まさに茶番だった」と伝えた。英・北アイルランド代表のオニール監督も「他の試合結果に全ての運命を委ねるなんて自分には信じられない」と切り捨て、「日本を好きになっていたけれど、次のラウンドで負けてほしい」と辛辣(しんらつ)に言い切った。

 また、ガーディアン紙は「日本は最もスポーツマンシップに反したアンフェアなプレーをしたにもかかわらず、フェアプレーポイントで勝ち上がった」と皮肉を込めて批判した。

 一方でBBC放送は、解説者のマクナマラ氏の「フェアプレーに程遠いが、勝負に徹した精神はあったのではないか」と評価する声も紹介。前スコットランド代表のネイビン氏も「日本はギャンブルでチャンスをつかんだ。敗退すれば、愚か者と酷評される戦術で勝ち上がり、しぶしぶ承認された」と述べた。サン紙も「イエローカード数も試合の一部」「ルールにのっとった行為」との意見も報じた。

http://www.sankei.com/world/news/180629/wor1806290048-n1.html

 

 

ドイツは自国の不正で信義にもとる行為を棚に上げ、日本のこの行為を非難している。

 

ドイツは日本と友好条約を結んでいながら、当時の希少金属タングステンを得るために、中国の蒋介石毛沢東に軍事援助して日本と敵対していた。南京攻防戦は、ドイツが中国に仕掛けさせたものである。

 

そんなドイツに、この西野監督の采配を非難されたくないものだ。

 

 

【ロシアW杯】独紙、日本決勝T進出に「ばつが悪いぞ!」

2018.6.29 01:45

ポーランド戦の後半、日本代表イレブンに激しいブーイングを送る観客ら=ロシア・ボルゴグラード(撮影・甘利慈)

 【ベルリン=宮下日出男】サッカーのワールドカップ(W杯)で日本が決勝トーナメント進出を決めたことを受け、ドイツ大衆紙ビルト(電子版)は「最後はフェアプレーが優先」とし、「日本は負けたのにフェアプレーのおかげで前進した」と伝えた。ただ、試合終了直前にボール回しに終始した日本代表のプレーには「ばつが悪いぞ、日本!」とも伝えた。

https://www.sankei.com/sports/news/180629/spo1806290009-n1.html

 

 

その中国は中国で、通州(北京近郷)の日本人居留地を突然襲撃して、250人もの日本人老若男女を惨殺している。これは中国共産党軍が仕掛けたもので、日本軍を中国内戦(蒋介石軍と毛沢東軍)に引っ張り込んで、蒋介石軍と戦わせたかったためである。

 

そんな共産党中国に、このボール回しを非難されたくないものだ。

 

 

サッカー日本代表】中国新華社「フェアプレーと程遠い」「恥ずかしい10分間」 日本の終盤の作戦を酷評

2018.6.29 08:04

決勝トーナメント進出に喜ぶ日本代表イレブン=28日、ロシア・ボルゴグラード(甘利慈撮影)

 中国国営新華社通信(英語版)は29日、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表がポーランドに敗れながらもフェアプレーポイントで同組のセネガルを上回り決勝トーナメント進出を決めたことについて、「(日本は)フェアプレーとはほど遠く皮肉だ」と酷評した。リードされながら試合の最終盤で積極的に攻撃しなかった日本の作戦を批判したものだ。

 新華社は、試合終了の約10分前に今大会初勝利を目前にしたポーランドと、同時刻に行われていたコロンビア対セネガルの試合の途中経過により決勝トーナメント進出が見えてきた日本が「いずれも攻撃を放棄した」と指摘。双方が“休戦”を結び得点への努力を放棄した結果、「率直に言って恥ずかしい10分間」になったと表現した。

 中国のインターネット上でも「日本は決勝トーナメントに進出できることがわかったとたんに散歩を始めた」、「運命を他人まかせにするなんて信じられない」などと批判の声が相次いだ。

 一方で「そういうルールなんだ。日本おめでとう! アジアのチームがついに決勝トーナメントに行った」などと日本を祝福し、その作戦を冷静に評価する声もみられた。(北京 西見由章)

http://www.sankei.com/world/news/180629/wor1806290021-n1.html

 

 

世界のメディアは、サムライブルーがサムライらしくない戦いをしたと、もっぱら非難しているが、日本はサムライ魂で目の前の戦いに勝つことに終始するのではなく、真の目的のためにサムライらしく究極の目標を目指すことを判断したわけである。サムライでなければできなかった判断である。

 

一見ずる賢さともみられるかもしれないが、究極の判断が出来ていたことになる。

 

「大胆さだけでなく、順位決定ルールの把握や他ゲームの情報収集、選手との意思統一など、周到な準備もうかがえた。」「ハイリスクで普通は取れない戦略。失うものはないと言う覚悟が感じられた。」と、楢崎正剛も言うように、サムライでなければできない決断であった。

 

 

ドーハの悲劇」から25年…日本が示した「ずる賢さ」

藤木健

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写真・図版決勝トーナメント進出を決め喜ぶ日本代表の選手ら=28日、ロシア・ボルゴグラード、内田光撮影



ポーランド戦の試合終盤、積極的な攻撃を控えた両チームのプレーに、早めに席を立つ人の姿もあった=関田航撮影

(28日、日本0―1ポーランド サッカー・ワールドカップ
 批判されるものではない。日本が試合の終盤に選択した、0―1での敗戦を受け入れた消極的にもみえるパス回しについてだ。

 最初は少し驚いた。日本が点を奪い返し、引き分ければ、他会場のセネガルコロンビア戦の結果は関係なく、1次リーグ突破を決められたからだ。

 一方で、1点をリードされたセネガルが追いつけば、攻撃を放棄した日本は敗退に。退屈な試合、と観客のブーイングを浴びた賭けは「両刃の剣」でもあった。

 ただ、試合後の日本選手の声を聞き、やはり「あり」の一手だと確信した。ピッチ上で選手が恐れたのは、1点を奪おうと、前がかりになってポーランドの逆襲を浴びることだった。日本が2失点目を喫すると、今度はセネガルが0―1の敗戦でも勝ち上がれる。

 結果を他力に預けるリスクと、自力にこだわって自滅するリスク。てんびんにかけ、チームは前者を選択した。最も重要なのは決勝トーナメント(T)へ進む確率を上げること。MF柴崎は「何が大切か、割り切ってやった。そのために必要なプレーだった」。展開や他会場を考え、0―1で試合を締めることもまた、国際大会の戦術の一つだ。

 日本に足りないのは「ずる賢さ」――。代表を指揮した外国人監督らから、たびたび指摘されてきた。

 1993年、W杯アメリカ大会のアジア予選の最終戦で起きた「ドーハの悲劇」。勝てば初のW杯出場へ2―1とリードしながら、終了間際に追いつかれた。球をキープしたり、意図的にプレーを遅らせたり、時間を進めるしたたかさが必要だった。

 2012年。なでしこジャパンロンドン五輪1次リーグ最終戦で、引き分けでの2位通過を狙った。その方が決勝Tで移動の負担が少なくなるとの戦略で、その通りに0―0で試合を終えた。直後は消極的だと批判された。けれども、良いコンディションを保った結果は、過去最高の銀メダル。世は賛辞を惜しまなかった。

 2018年のこの日。日本代表は、悪質な反則をしたわけでも、相手への敬意を欠いたわけでもない。着実に目的を達する、成熟した姿をみせたのだ。藤木健

 https://www.asahi.com/articles/ASL6Y64WWL6YUTQP02V.html?iref=com_alist_8_04

 

そういうのであれば、イングランド対ベルギーの戦いも一見激烈を極めたものであるように見えたが、無気力試合であった、と言う批判もある。

(続く)