女々しいぞハリル、見たか西野采配を(46)

2018年のFIFAワールドカップも、7/15、フランスの20年ぶりの優勝で幕を閉じた。

 

前評判とは大いに異なり、サムライブルーは大健闘だった。大いに楽しませてもらった。

 

ヴァイッド・ハリルホジッチから西野朗に監督を交代させなかったら、これほどまでワールドカップは盛り上がらなかったであろう。

 

日本サッカー協会田嶋幸三会長の決断が、見事功を奏した訳だ。

反面、田嶋会長も、ホッと胸をなでおろしていることでしょう。

 

まあ当然と言えば当然のことではあるが、次に示すような状態でのハリルジャパンでは、全く惨めな結果でワールドカップを終えていたことでしょう。

 

空港での帰国時には、生卵どころかもっとひどいものを投げつけられていたことと思われる。ハリルも早々に交代させられてよかったと言うものではないのかな。何と言っても生卵をぶつけられることもなかったと言うハリルの名誉が、守られたわけであるから。

 

 

西野ジャパン検証】対話とパスでよみがえった活気 ハリル前監督の独裁に同僚コーチも白旗

201875100分  スポーツ報知

 

 ハリルホジッチ監督が率いたチームは崩壊していた。ベルギーで行われた3月の親善試合マリ戦は格下に1―1と引き分けるのがやっとで、内容も乏しいものだった。監督の指示は「ロングボールを蹴れ」だけ。試合後には選手からの采配批判が相次いだ。

 チーム内には一気に緊張感が高まった。選手は自分たちの意見を統一するため、選手ミーティングの開催を願い出たが却下された。危機感を感じたフランス人コーチはハリル監督に進言した。「このままでは俺たちのW杯への戦いがここで終わってしまう。周囲の意見も聞いた方がいい」。だが、良くも悪くも自分がすべての指揮官の返答は「ノン」だった。その態度に、苦楽をともにしてきたコーチも完全に“白旗”。ハリル監督を支えることをあきらめた。

 空中分解の状態ではW杯で戦えない―。日本サッカー協会田嶋幸三会長(60)はスタッフ、選手らへの聞き取り調査を行った結果、解任を決断。「1%でも2%でも勝てる可能性を上げたい」と指名されたのが当時技術委員長だった西野朗氏だった。

 西野監督のチームマネジメントは対話重視だった。ミーティングでは選手からの提案を積極的に募った。「意見が出すぎて収拾がつかないこともあるが、その中でもこれで行こうと決める。そうやって構築していく形が今まで足りなかった」。抑圧されていた選手の表情は明るくなり、練習にも活気があふれた。あるスタッフは「前監督時代の時は誰も部屋から出てこなかった。こんなふうになるとは…」とカザン宿舎内の様子を驚いた。選手はロビーで戦術の議論を交わし、リラックスルームではビリヤードや卓球に興じていた。

 休養を優先する方針などは“ゆとり”と見られる部分もあったが、監督交代はチームが浮上するきっかけになった。ある協会幹部は「代表に来るのが楽しいと言っている選手もいる」と明かした。会見では翻訳機のイヤホンをつけられず選手に手伝ってもらい、指を回しながら話す癖が選手の間で流行するなど、愛すべき“天然”キャラも雰囲気を明るくした。縦一辺倒の攻撃だった前体制とは違い、日本人の特徴を生かしたパスサッカーなども選手たちの考えと合致した。

 2か月でチームをまとめ16強まで導いた西野監督だが、一方で選手選考の点では将来に向けた“投資”を感じない部分も多かった。(特別取材班)

https://www.hochi.co.jp/soccer/worldcup/CO034053/20180705-OHT1T50019.html

 

 

と言っても、ハリルを選んだのは日本サッカー協会である。何故ハリルを選んだのか、そこら辺の検証も重要な事ではないのかな。その検証作業を協会上げて実施してからこそ、田嶋会長の決断の評価が生きてくるのではないのかな。

 

やはり監督と選手が面と向かって、通訳抜きで話せなくては、チーム力は向上してゆかないのではないのかな。

 

何と言っても西野監督は結果を出している。

 

その決勝トーナメントでは、FIFAランキング3位のベルギーと対戦する。日本は61位だ。ランクから言うと、日本はとても勝ち目はない、と思われている。

 

しかしこのベルギー戦、サムライブルーは目を見張るような戦いをした。しかし終盤で力尽きた。これが実力の差だと思わなければならないのであろう。

 

しかしよく戦った、と思うが何か物足りなさを感ずるのも、確かである。もっと工夫はなかったのかと。

 

ベルギー紙に褒められるだけでは、困るのである。

 

 

日本の強さに驚き。ベルギー紙「“スシ”がこれほどタフだとは思わなかった!」【ロシアW杯】

20180703(Tue)638分配信

photo Getty Images

日本代表
日本代表【写真:Getty Images  

【日本 2-3 ベルギー ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦】

 現地時間3日にロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦が行われ、日本代表はベルギー代表と対戦し2-3の敗戦を喫した。3日にベルギー紙『HLN』が試合を振り返り、日本の戦いぶりに驚いた様子を見せた。

 試合開始して48分に原口元気が先制点を決めると、52分には乾貴士が追加点。2点リードした日本だったが、69分にヤン・ベルトンゲン74分にはマルアン・フェライニにゴールを決められ同点に追いつかれてしまう。そして、後半アディショナルタイムにはナセル・シャドリに決勝点を決められ、日本は2-3の敗戦を喫している。

 同紙はタイトルに「スシがこれほどタフだと思わなかった!」とつけて報じ、予想に反して苦戦したことで、日本の強さに驚いた様子を見せた。試合前には「日本代表をスシにして食う」と報じるベルギーメディアもあり、日本を表す時にたびたび“スシ(寿司)”という用語が使われている。

【了】

https://www.footballchannel.jp/2018/07/03/post279450/

(続く)