Ghosn,Gone with the Money(5)

ルノー、排ガス不正で検察が捜査開始 株価下落

Business | 20170114 01:58 JST 関連トピックス: ビジネス, トップニュース

 1月13日、仏パリの検察当局が、自動車大手ルノーの排ガス不正疑惑について捜査を開始したことが分かった。ニースのディーラーショップで昨年3月撮影(2017年 ロイター/Eric Gaillard)

 1月13日、仏パリの検察当局が、自動車大手ルノーの排ガス不正疑惑について捜査を開始したことが分かった。ニースのディーラーショップで昨年3月撮影(2017年 ロイター/Eric Gaillard

 

  [パリ 13日 ロイター] - 仏パリの検察当局が、自動車大手ルノー(RENA.PA)排ガス不正疑惑について捜査を開始したことが分かった。検察局の関係筋が明らかにした。

  この疑惑を巡っては、仏政府が昨年(2016)11月消費者問題監視当局(DGCCRF)による調査結果を検察当局に送付し、捜査対象になる可能性があるとの見解を示していた。

  裁判所は12日、判事3人をこの問題の担当に任命。検察の捜査を受けて公判を行うかどうかを判断する。●捜査では主に公衆衛生への影響が焦点になるという。

 

ルノーの株価は報道後に一時4%下げ、約1カ月ぶりの安値を付けたが、直近では3%まで下げ幅を縮めている。

  ルノーは排ガス関連法をすべて尊重しており、不正なソフトウエアは搭載していないとコメントした。

         今回の捜査は、フォルクスワーゲン(VW)(VOWG_p.DE)排ガス不正発覚が発端。前日には米環境保護局(EPA)が欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)(FCAU.N)による排ガス不正の可能性を指摘するなど、影響が広がっている。

http://jp.reuters.com/article/renault-probe-idJPKBN14X167

 

 

このルノーの排ガス不正事件に関しては相当古くから行われていたとの報道もあり、当然ゴーンもそのことを認識していたと言う。と言うよりも半ば推奨していたのかも知れない、と思われても仕方がなかろう。

 

 

ルノー排ガス不正 「ゴーン氏も承知」 OB証言と仏報道、会社は否定

2017.3.17 11:42

 【パリ=共同】フランスの自動車大手ルノーが排ガス検査の際に窒素酸化物(NOx)などの排出量を不正に操作していたとされる疑惑をめぐり、同社のOB技術者が検察当局などの捜査に対し、検査時だけ作動する特殊な装置をエンジンに装着し、カルロス・ゴーン最高経営責任者CEO)ら上層部も承知していたと証言していたことが15日、明らかになった。

 リベラシオン紙など複数の仏メディアが報じた。ルノーは同日、「あらゆる排ガス規制を順守して自動車を製造、販売している」との声明を出し、疑惑を否定した。

 報道によると、20159月にドイツの自動車大手フォルクスワーゲンVW)の排ガス規制逃れ問題が発覚して以降、仏公正競争当局が実施したサンプル調査で、ルノー車について排ガスに含まれるNOxなどの濃度34の範囲でばらつきがあることが分かった。

https://www.sankei.com/economy/news/170317/ecn1703170015-n1.html

 

 

ここにはNOXの濃度は3~4倍程度と記されているが、実走行状態では「最大で377%」と言う報道もある。

 

 

ルノー25年前から排ガス不正の疑い ゴーンCEOも認識か

20173169:50 発信地:パリ/フランス [ ヨーロッパ フランス ]

  ルノー、25年前から排ガス不正の疑い ゴーンCEOも認識か

仏ブーローニュビヤンクールにあるルノー本社(2013118日撮影)。(c)AFP/Bertrand GUAY

316AFPフランスの自動車大手ルノーRenault)が25年以上にわたり、ディーゼル車とガソリン車の排ガス試験で不正行為を行っていたことが(2017.3)15AFPが入手した仏不正捜査当局の報告書で明らかになった。カルロス・ゴーンCarlos Ghosn最高経営責任者CEO)を含む経営幹部もそれを認識していたとしている。ルノー側は不正を否定している。

 報告書は、ゴーン氏を含むルノーの経営陣全体が「詐欺的な戦略」に加担していると指摘。この報告書に基づき、仏検察当局は1月に同社の捜査に着手している。

 ルノー側は疑惑を全面的に否定している。AFPの電話取材に応じたティエリー・ボロレ(Thierry Bollore)チーフ・コンペティティブ・オフィサー(CCO)は「ルノーは不正を働いていない」と述べ、ルノー車はすべて法定の基準に従っていると強調した。

 報告書はルノーの排ガス制御に関する決定に関して、ゴーン氏が承認を他の人物に任せた形跡がない以上、最終的には同氏の責任になると記している。

 報告書によると、試験中に有害物質の排出量を少なく見せる装置が「多くの車両」に搭載されていた。路上走行時の排出量は試験時に比べ最大で377%多かったという。

 報告書は最近の車を主な対象としているが、捜査当局はルノー元従業員の証言も踏まえ、こうした不正が1990年から行われていたとみている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3121565

 

 

他の情報では、一般的には11~12になっていると言うニュースも読んだこともあるので、フランスの空気は相当汚れた事であろう。その後のルノーとゴーンへの制裁はどうなったかは詳らかではないが、相当額の罰金が科せられたと聞いている。

(続く)