Ghosn,Gone with the Money(70)

もう一度言う。

 

監視カメラで出入りがチェックされており、携帯電話やパソコンの使用もそれなりに制限されてはいるが、外出中には裁判所などの監視の目が届いていない。だから他人からスマホを借りて使用すれば、どこにでも連絡が出来てしまう。だからサウジのハリド・ジュファリ氏などとの連絡も、やろうと思えは自由に出来てしまうのではないのかな。

 

 

ゴーン被告保釈も、監視カメラ生活に 携帯メールもNG、弁護士との通話のみ

    »201903070620 公開

 

 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(64)が6日にも、東京拘置所から保釈される。東京地裁5日、弁護側の保釈請求を認める決定をしたのだ。保釈保証金は10億円で、監視カメラなど行動に制限が設けられるが、12日の旅行も可能で、本人の記者会見も検討されている。裁判所の判断に疑問を持つ人も少なくない。

f:id:altairposeidon:20190317085542j:plain
ゴーン被告


 「私は無実であり、この無意味で根拠のない罪状に対し、公正な裁判を通じ強く抗弁する

 ゴーン被告は5日、代理人を通じて声明を出し、無罪を訴えた。

 これまで弁護側は保釈を2度請求したが、地裁はいずれも却下していた。ゴーン被告がいずれの起訴内容も否認しているため、証拠隠滅海外逃亡の恐れがあると判断されたとみられる。

 このため、213日に弁護人となった弘中惇一郎弁護士らは、さまざまな保釈条件を設けた。

 (1)東京都内に住み、住居の出入り口などに監視カメラを設置(2)日産幹部ら事件関係者との接触禁止(3)パスポートを弁護人が管理し、海外渡航は禁止(4)通信環境が制限されたパソコンや携帯電話の使用-などだ。

 カメラは事件関係者との接触を監視するため終日録画し、映像は定期的に地裁へ提出する。携帯電話にメールなどの機能は付けず、弁護人との通話しかできない

 当初、弁護側は平日の昼間は弁護人の事務所で過ごすことも条件に加えていたが地裁は条件の一部を緩和して滞在場所を制限しなかった。ゴーン被告は指定された東京都内の住居などで過ごすことができる。

 

 海外旅行こそできないものの、保釈条件では外泊禁止期間は「3日以上」で、日帰りや12日の旅行もできる。

 ゴーン被告の公判に向け、争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きが始まっていない。こうした段階で否認している被告の保釈が認められるのは極めて異例のため、今回の裁判所の決定に疑問の声もある。

 東京地検特捜部は、日産から中東の販売代理店側への支出に不正がなかったか捜査を続けている。ゴーン被告は「社内での影響力は依然として大きい」(検察関係者)とされ、捜査への影響が必至で検察側は反発を強めている。

 日産社員からも戸惑いの声が上がった。ある社員は「もう出てくるとは…。それならば事実を明らかにし、社員が納得できる説明をすることで、会社の業績向上につなげてほしい」と訴えた。

 誰もが、ゴーン被告の保釈を喜んでいるわけではない。

 

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/07/news063_2.html

 

 

ゴーン本人は保釈されて、早々に自分の無実を主張するための「記者会見」を実施する意思を表明している。相変わらず強気で、自身の犯した罪に対する恥の気持ちも全く持ち合わせていないようだ。

 

ゴーンには、や(神-真実、に対する)畏敬の念は、更々見当たらない。ひたすら自分は無実だ、と言い聞かせているようだ。あれだけの悪事を働いているにも拘らず、自分は無実だとお天道様に向かって、堂々と虚言を呈することが出来る度胸には、ほとほと呆れてしまう。

 

ゴーンはきっと、煮ても焼いても食えない輩なのであろう。東京地検も、よほど褌を絞めてかからないと、ひっくり返されてしまうかもしれないのだ。

 

ましてや公判前整理手続きも始まっていない時点での保釈なのである。東京地検としても、想定外の事態であったのであろう。

 

弘中惇一郎弁護士は、「無罪をとれておかしくない裁判だ」などとすぐに豪語しているので、それなりに勝算はあるのであろう。だから尚更だ。

(続く)