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フランスのデモ、凱旋門で衝突

18週目、過激派が店を破壊

2019/3/16 21:42

©一般社団法人共同通信社

16日、パリ中心部で燃えさかるバリケード(ロイター=共同)    

 【パリ共同】フランスでマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが16日、18週連続で行われた。朝からパリのシャンゼリゼ大通りや凱旋門周辺に集まった参加者に過激派が加わり、警官隊と激しく衝突、多くの店を破壊した。

 前週9日のデモは全国で参加者が約28600人にとどまり、昨年11月の開始以来、最少となった。運動は再結集を呼び掛け、極右や極左らの参加も増える恐れが強いとして治安当局は警戒を強めていた。

 パリでは凱旋門を警備する警官隊に対し、デモ参加者らが道路の敷石などを次々に投げつけた。警官隊は催涙ガスや放水で応じ、凱旋門は煙に包まれた。

https://this.kiji.is/479628661088552033

 

 

 

これに懲りたマクロン政権は、暴力行為などがあった場合には、速やかにデモを禁止し排除する措置をとると表明している。

 

これが実行されると、更にデモが激化する可能性があり、もろ刃の剣である。

 

 

シャンゼリゼ通りなどの暴力デモ解散、仏首相が治安対策

2019/3/19 5:23
日本経済新聞 電子版

 【パリ=白石透冴】フランスのフィリップ首相は18日、パリの観光名所シャンゼリゼ通りなどで過激派がデモで暴力行為を実行した場合、すぐにデモを解散させる措置を今週末から新たに取ると発表した。反政権運動「黄色いベスト」が16日に暴徒化し、大きな被害が出たため。治安維持への強い姿勢をみせたが、デモ参加者との衝突が激しくなる恐れもある。



 18日に開いた関係閣僚会議でフィリップ氏がマクロン大統領に提案し、了承を得た。フィリップ氏は会議後の会見で「今週末から、その後は必要に応じてこの措置を取る」と表明した。シャンゼリゼ通りなどの「最も被害を受けている地区」に過激派の参加が確認され、略奪や放火などの暴力行為に出た場合、「あらゆる集まり」を解散させるという。

 現場の治安部隊が上司に相談なく判断できる範囲も広げるほか、ドローン(小型無人機)を使った監視を導入する。立法の必要性は言及しなかったが、まずは既存法の範囲で対応するもようだ。

 最近フランスでは、治安部隊がデモ隊に不必要な暴力を振るっているとの批判が出ていた。治安部隊はこの批判を意識し、鎮圧に慎重になっていたとの指摘が出ている。仏政府は鎮圧の基準を示すことで、暴力的なデモを迅速に止める狙いだ。

 ただ、強制的にデモを解散するとなれば、参加者をよけいに興奮させるとの懸念もある。治安部隊・参加者の双方にけが人が増えかねない。

 これとは別に仏議会は12日、暴力的なデモを規制する新法を成立させた。デモへの危険人物の参加禁止や、参加者が顔を隠す行為への規制策を盛り込んだ。現在は「憲法院」による違憲性の審査を待つ段階だが、終了を待って対策に加える。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42635530Z10C19A3000000/?n_cid=NMAIL006

 

 

と書いておいたが、323日のデモはシャンゼリゼ通りでは禁止されたため、他の場所では大規模な抗議デモは行われていた。

 

 

【国際】

仏、19週連続デモ パリ 警官ら6000人、装甲車配備

2019324日 朝刊

 

23日、フランス・パリでの抗議デモで行進する参加者=ゲッティ・共同

 【パリ=共同】フランスのマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが二十三日、十九週連続で行われた。前週十六日に再燃したデモに伴う暴力を阻止するため、当局はパリのシャンゼリゼ通りでのデモを禁止するなど取り締まりを強化して対応、南東部ニースでは禁止地区に集まった参加者を警官らが排除した。

 フランスのメディアによると、パリでは警官ら約六千人が対応シャンゼリゼ通りや周辺には機動隊のワゴン車多数のほか、昨年十二月同様、装甲車も配備された。運動の参加者はデモが禁止されていない市南部の広場に集まり、北部へ向けて行進した。

 当局は南西部ボルドーや南部トゥールーズなど十以上の地方都市の一部地区でもデモを禁じた。テロ対策で国内各地に動員されている軍兵士が公的施設などを警備した。

 前週のデモでは参加者が全国で約三万二千三百人と小規模にとどまったが、シャンゼリゼ通りで暴徒化した一部の参加者や過激派による破壊や略奪、放火が相次ぎ、九十店舗以上が被害を受けた。

 強い批判を受けた政府は十八日、過激派の参加が確認された場合は一部地区でデモを禁止することや、取り締まりにドローンを投入するなどの新たな政策を発表。パリ警視庁のトップを交代させた。

 ただ二十二日付のフィガロ紙が報じた世論調査結果によると、治安を担うカスタネール内相について76%が信用していないと回答した。一方、黄色いベスト運動についても55%がデモをやめるべきだと答えた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201903/CK2019032402000112.html

 

 

 

さてゴーンは連日外出して悠々自適?な日々を送っているようだ。しかしさすが頬がこけている。

(続く)