Ghosn,Gone with the Money(86)

ゴーンはスヘイル・バウワン氏からは30億円の借金があり、その返済()のために35億円を「中東日産」からスヘイル・バウマン氏の「SBA」に2012~2018にかけて送金している。

更には「SBA」の経理担当幹部からは、40億円が、ゴーンの「GFI」へ還流しているので、この35億円に色を付けてゴーンは巻き上げているのではないのかな

又は別口か。

 

ここら辺は複雑だ。「SBA」からの証言は得られないので、更なる努力が必要となろう。東京地検の頑張りを期待したいものである。幾分ダブることになるかもしれないが、次の記事も参考に読まれるとよい。

 

 

ゴーン容疑者、代理店を“トンネル”に

2019.4.5 23:01 社会 事件・疑惑

 

本Cオマーンルート資金の流れカラー

 

 日産自動車の資金をオマーンの販売代理店に不正に支出したとして会社法違反(特別背任)容疑で前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)が逮捕された事件で、代理店の経理担当幹部が巨額の日産資金について「自分たちはタッチできない」と周囲に話していたことが5日、明らかになった。ゴーン容疑者が代理店を“トンネル”に、資金を自身に還流させた構図が浮かんでいる。

 

 CEOボーナス

 

 「自分たちは、『CEOボーナス』には全くタッチできない」。関係者によると、ゴーン容疑者と親しいオマーンの販売代理店、スハイル・バハワン自動車(SBA)の経理担当幹部は周囲にこう漏らしていたという。

 

 ゴーン容疑者は平成27年12月~30年7月201512~20187月)、日産子会社の中東日産(アラブ首長国連邦)から、SBAに計1500万ドルを支出させ、うち計500万ドル(約5億6300万円)を、実質的に保有するレバノンの投資会社、グッド・フェイス・インベストメンツ(GFI)に送金させたとして再逮捕された。

 

 ゴーン容疑者は自身で使途を決める「CEOリザーブ」という予備費から毎年、中東3カ国の代理店にインセンティブ(報奨金)名目で資金を支出。SBAオーナーのスハイル・バハワン氏はゴーン容疑者の友人で、同社には24年から30年にかけ計約35億円が支払われていた。

 

 「支払いありき」

 

 SBAの経理担当幹部はGFIの代表を務め、自身の個人口座からGFIへ約40億円を送金していたが、使途を決めることはできなかったようだ。CEOリザーブとは別途、日産の正規の予算から報奨金が出ていたにもかかわらず、さらなる資金援助を求めてくることもあったという。

 

 一方、中東日産内部では、CEOリザーブからの送金が一時凍結されたことがあった。当時のフランス人幹部がCEOリザーブからの支払いの正当性を疑問視し、28年度分の送金をストップ。その後、フランス人幹部はゴーン容疑者と急遽(きゅうきょ)面会し、慌てて支払うことになったという。

 

 当時の状況を知る現地関係者は「代理店側からゴーン氏に未払いの連絡があったようだ。CEOリザーブからの支払いは社内でよく思われていなかったが、とにかく支払いありきで話が進められた」と明かす。

 

 自身の利益明確

 

 SBAからGFIへ流れた資金は、さらにゴーン容疑者の妻が代表を務める会社、ビューティー・ヨットに送金された。ゴーン容疑者の家族が使う大型クルーザー購入費(約16億円の原資に充てられたほか、米国の長男の投資会社、ショウグン・インベストメンツにも流れ、私的な投資に使われた疑いがある。

 

 東京地検特捜部は、関係者の証言やメール、資金支払いの決裁文書など膨大な資料からGFIの口座をゴーン容疑者が実質管理していることを突き止め、4回目の逮捕に踏み切った。

 

 既に起訴済みの特別背任事件では、ゴーン容疑者が私的投資で巨額損失を出した際、信用保証に協力したサウジアラビアの友人側へ支出された約13億円が不正流用とされた。

 

 

 特別背任の立証で重要なポイントとされる「自身の利益を図ったかどうか」については、サウジアラビア・ルートでは不鮮明だった。だが今回のオマーン・ルートでは、まさに自身が管理する口座に還流させていることから「より悪質性、背任性が強い」(捜査関係者)とされる。

 

 ある検察幹部は「ゴーン容疑者に帰属することが明確だといえるレベルまで証拠を積み重ねた」と、立件の意義を強調している。

 

https://www.sankei.com/module/print/index.html

 

 

そしてBY(ビューティー・ヨット)に流れた金で大型クルーザーを買った妻のキャロルへの尋問を裁判所に申請しているすきに、そのキャロルは別に持っていた米国パスポートで出国してしまったと言う。

 

検察も抜かったな。今にして思えば、先に準備をして家宅捜索すると同時に尋問をすべきだった。こうゆうことは2度と起こしてはならない、今後の参考にしたらよかろう。

 

そして、それならばゴーンから徹底的に聞き出すことだ。当分の間ゴーンは拘置所に缶詰めだ。

 

 

ゴーン前会長の妻、出国 東京地検が請求の尋問は困難か

© AFP 2019 / Kazuhiro Nogi

社会

    2019040715:42短縮 URL

トピック

日産ゴーン事件 (41)

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者が再逮捕され、東京地検特捜部は配偶者のキャロルさんへの尋問手続きを裁判所に請求した。しかし英紙フィナンシャル・タイムズが7日に報じるところ、キャロルさんはフランスに出国した。仏政府に現地で支援要請する狙いだ。

 

東京地検によると、オマーンの販売代理店「スヘイル・バウワン・オートモービルズ」(SBA)の幹部でゴーン容疑者に近しい人物が2015年、レバノンに投資会社「GFI」を設立し、個人口座からGFIの口座に数百万ドルを送金した疑いがある。

 

うち900万ドルは妻のキャロルさんが経営する会社に送金され、ヨット購入におよそ1500万ドルが費やされたという。

 

東京地検はキャロルさんからレバノンのパスポートや携帯電話を押収していた。

だがキャロルさんは残っていた米国パスポートを使い出国した。

 

キャロルさんは同紙へのインタビューで、仏政府に支援を求めるとして「夫が拘禁され私がここ(日本)にいても役には立ちません。私はフランスに行き、有用でいられる場所で役に立ちます」と述べた。 

Japanese prosecutors ask judges to question Ghosn's wife: NHK https://reut.rs/2G62HfL pic.twitter.com/IUuoAtBimz

19:36 – 201946

 

産経新聞によると、日本国外で日本の司法権は及ばないため、尋問が実施される可能性は低い。

 

ゴーン容疑者は4日、再逮捕された。東京地検は4月14日まで勾留を認める決定を出した。

 

https://jp.sputniknews.com/life/201904076110240/

 

 

 

 

キャロル・ゴーンはフランスに助けを求めるようだが、それならそれで日本も徹底的にゴーンの日産・日本人に対する人種差別意識に対抗して、きっちりと取り調べをすることだ。

 

それはさておきこれからは、フランス及ルノーと日産・日本との食うか食われるかの戦いとなろう。

 

フランス・ルノー自動車公団・日本部門・日産工場となってしまうのか、仕舞わないのか、の熾烈な戦いが始まる。

 

嘗てはルノーは国営でありルノー公団と呼ばれていた、今もそれに近い。

 

果たして日産は日本を離れて、フランスのものとなってしまうのか、日産には早急に褌を締め直してもらいたいものである。マクロンやスナールに決して気を許してはならない。検察もキャロルごときに簡単にあしらわれるようでは困るのである。

 

さて本日(4/8)午前10時から、日産の臨時株主総会が開催されだ。そこで正式にルノーのスナールが、日産の取締役に選任されている。

 

これから日産は第2の暗闘が、ルノーと開始されることになる。こちらの方が、ゴーンなどよりずっと手強いことを認識しておくことだ。

 

 

ゴーン容疑者 取締役から解任 日産が臨時株主総会

カテゴリ:国内 201948 月曜 午後3:42

 

日産自動車は、前会長のゴーン容疑者に重大な不正があったとして、取締役からの解任を決議した。

日産自動車・西川社長「会社を代表して、深く深くおわび申し上げたい」

およそ3時間にわたった臨時株主総会では、ゴーン容疑者とケリー被告取締役から解任し、ルノーのスナール会長を新しい取締役に選任する議案が承認された

西川社長は、一連の不正行為の発覚まで長い時間がかかり、ゴーン容疑者個人に権限が集中した体制に大きな問題があったとして、「責任を重く受け止めている」と述べた。

株主からは、不正を見逃した現経営陣の責任を追及する厳しい声が上がった。

株主「(西川社長は)ゴーン容疑者の不正に関しては、人ごとっぽい感じに(思った)」、「いろいろ難しいとは思うが、しっかりやっていってもらいたい」

また、新たに取締役に選任されたルノーのスナール会長は、「日産の将来をよりよくするため、頑張っていきたい」と述べた。

 

https://www.fnn.jp/posts/00415822CX/201904081542_CX_CX

 

 

これをもってこのテーマは終了としておこう。その後スナールとルノーが牙をむき出したら、また始めるつもりだ。

(終わり)