馬韓国人は、北朝鮮の核を「民族の核」と誤解して、有頂天になっていると言った図式であろう。
南北の連合朝鮮がその核を日本に打ち込み、日本を降参させたと言う筋書きの話が『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』(1993年)と言う小説なのだ。
だから文在寅は北の非核化を唱えてはいるが、「朝鮮民族の核」を思い描き、北朝鮮を援助しようとあれやこれやの手をうっているのだ。
たとえ南朝鮮が原子力潜水艦を完成させて、北朝鮮の核とミサイルを搭載して核武装するなどと言う幻覚が実現できるとしてもだ、もしそうなったとしたら、南朝鮮は北朝鮮の完全な支配下に下っていると言う事でしょう。そんなことはアメリがが許さない事だ。朝鮮半島からアメリカ軍が撤退することは、金輪際ないからである。もしそんな事態となったとしたら、アメリカは中国に覇権を奪われてしまっていることになる。先ずはそんなことは無いからである。
二つ前の論考の末尾では、「戦略家のエドワード・ルトワックは、中国の勢力圏になるから、朝鮮半島から米軍が撤退することはありえない、といっていた」と書かれていることはご存知でしょう。
2019.4.11にワシントンで開かれた米韓首脳会談では、文在寅の要求はすべてトランブ大統領に拒否されてしまったではないか。
と言う事は、文在寅の要求が如何に理に適わないものであったか、がわかると言うものであろう。全くのうつけ者・文在寅と言われても仕方がないものであった。
しかもこの首脳会談は、夫人同伴の異例のものであった。と言う事は、米国のトランブ大統領が、馬韓国の文在寅に印籠を渡すための儀式のような物だった、と考えても仕方がないものであったのでしょう。しかし文在寅は、そのことすら気付こうとしなかったようですね。
米韓首脳会談で赤っ恥をかかされた韓国、文在寅の要求をトランプはことごとく拒否
韓国・北朝鮮2019年4月12日掲載
会談する文大統領(左)とトランプ大統領(The White House Flickerより)(他の写真を見る)
文/鈴置高史
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大恥をかいた。重要行事を放り出して米国まで行ったのに、トランプ大統領から「北朝鮮への制裁は緩和しない」と言い渡されてしまったのだ。
異例の「夫婦同伴の首脳会談」
4月11日にワシントンで開かれた米韓首脳会談は異例づくめだった。通常は首脳だけで膝を突き合わせる「首脳の単独会談」に何と、両国のファーストレディも参加したからだ。
文在寅政権に批判的な保守系紙の朝鮮日報は会談当日に掲載した社説「『夫婦同伴の韓米首脳会談』だなんて」(4月11日、韓国語版)で以下のように疑念を表した。
●(韓国)大統領府は首脳会談が2時間以上にわたり「単独会談」→「スタッフが同席しての小規模の会談」→「昼食兼拡大会談」の順で開かれると発表した。
●ところがこの単独会談に双方の夫人が同席するという。1日3泊の実務訪問に大統領夫人が同行するのも異例だが、首脳会談を夫婦同伴でするのもほぼ前例がない。
●通訳の時間を除けば事実上、挨拶を一言交わせば終わってしまう短い時間であり、実質的な単独会談はないも同然だ。「スタッフが同席しての小規模の会談」がそれなりの議論の機会にも見えるが、それだってすぐに昼食会に移ってしまう。
●韓米首脳が同席者なしで北朝鮮の核、韓米同盟など重要な案件に関し深い会話を交わす時間は実質的にない。この形式は米国側が提案したという。
韓国・北朝鮮2019年4月12日掲載
“お出迎え”に米儀仗隊が掲げた太極旗が、「色褪せている」と話題に…(青瓦台Facebookより)(他の写真を見る)
文在寅の要求を全て拒否
実際、4月11日の米韓首脳会談は朝鮮日報が危惧したように首脳が膝を突き合わせて話し合う機会はなかった。両大統領と記者とのやりとりに時間が使われ、「夫婦同伴の首脳会談」でさえ2分間に終わったと韓国各紙は報じた。それどころか会談自体が、記者団を前に文在寅大統領の要求をトランプ大統領がことごとく打ち砕いて見せる場となった。
大統領執務室での首脳会談の冒頭、韓国が望んでいる北朝鮮への制裁緩和について記者が聞くと、トランプ大統領は「制裁を続ける。それを強化する選択肢だってある。今の水準が適切と思うが」と答えた。
「文大統領が言う『小さな取引』に応じる気はないか」との問いには「いろいろな『小さな取引』もあり得る。一歩一歩、部分的に解決もし得る。だが、現時点では(完全な非核化を求める)『大きな取引』を話し合っている。それにより(北朝鮮の)核を取り除かねばならない」と真っ向から否定した。
さらに第3回米朝首脳会談について「可能性はある。ステップ・バイ・ステップでね。すぐに始まりはしない。私がそうなると言及したことはない」「私はずうっと言ってきたが、早めれば良い取引にはならない」と急がない姿勢も明確にした。
これに先立ち、文在寅大統領が記者団に「対話の機運を維持し、第3回朝米首脳会談が近く開かれるとの見通しを国際社会に示すことが重要だ」と語ったのを、またもや明確に否定したのだ。
一連のやり取りはホワイトハウスの「Remarks by President Trump and President Moon Jae-in of the Republic of Korea Before Bilateral Meeting」(4月11日)で読める。
一方的な説教の場に
同盟国のトップを呼びつけておいて、万座の中でこれほど徹底的にその意向を否定して恥をかかせるのも珍しい。
「首脳だけで顔合わせする時間はなし」という異例の設定も、文在寅の話などに耳を傾けず、トランプ大統領が一方的に説教する構図を世界に見せつけるのが目的だったのだろう。
なお、4月11日は文在寅政権が肝入りで開く大韓民国臨時政府の発足100年記念式典の当日だった。ワシントンに向かった文在寅大統領は参加できず、代わりに李洛淵(イ・ナギョン)首相が出席した。
米韓首脳会談の開催をどちらの国が言い出したかは不明だが、この記念式典から勘案すると、4月11日という設定は米国が決めたのは確実だ。
米国の政界は「文在寅政権は金正恩(キム・ジョンウン)政権の使い走りだ」と見なしている。2月27~28日にハノイで開かれた米朝首脳会談で「非核化せずに制裁解除だけ狙う」北朝鮮の姿勢が確認できた。
というのに3月1日、文在寅大統領が「開城工業団地と金剛山観光事業の再開」を言い出し、制裁の解除に動いたからだ(デイリー新潮「米国にケンカ売る文在寅、北朝鮮とは運命共同体で韓国が突き進む“地獄の一丁目”」[19年3月20日掲載]参照)。
(https://www.dailyshincho.jp/article/2019/03201700/?all=1)
(続く)