世界自動車大戦争(5)

CASEとは、

 

C Connected(ネットと自動車の接続)

A Aoutmotive(自動運転、AI)

S Sharing(ライドシェアー、カーシェアー)

E Electric(電動化)

 

である。

 

と記述していたが、これが現在ではCASE -→ SPACE に代わってゆくと言う。この追加された「P」はPlatform(基盤)だと言う。

 

 

 

クルマの価値、CASEから「SPACE(移動空間)」へ

 

大西 綾

1

日経ビジネス記者

20191030

 

1025日から一般公開されている東京モーターショーで目立つのが、ハコ型のコンセプトカー。自動運転やシェアリングを前提に、クルマの新たな価値として「移動空間」をアピールするためだ。「CASE」に「P=プラットフォーム(基盤)」を加えた「SPACE」が新たなキーワードとして浮上している。

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スズキの「HANARE(ハナレ)」は家の「離れ」がコンセプト。居住空間の延長として感じてもらうことをイメージした

 1025日から一般公開されている第46東京モーターショー。日本の自動車メーカーを中心に、自動運転や電動化など「CASE」時代を象徴するコンセプトカーが相次ぎ公開され話題を集めている。

 CASEという言葉は、2016年に独ダイムラーパリモーターショーで発表してから広がった。それから3年が経過し、EV(電気自動車)の市販モデルやライドシェアサービスなど、CASEそれぞれで具体的な新技術や商品、サービスが誕生している。「OPEN FUTUREをテーマとした今回のショーでは、その次を見据えた自動車各社の戦略が垣間見える。

朝は通学バス、昼はレストラン

自動車業界は「CASE」から「SPACE」の時代に

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 「CASEにプラットフォームの『P』を加えたSPACE(移動空間)が変革のキーワードになる」。日野自動車の下義生社長は、自動車の新たな価値についてこう予測する。

 

 同社が発表したのは、トラックの上物と駆動部分を完全に切り離した「フラットフォーマー」。例えば朝に通学バスとして使った後は移動式レストランに切り換え、夕方には再びバスに戻すといった使い方を想定。「正午にはA地点で来店客が多い」といったデータを取得してサービスに反映させるなど、移動空間とデータ基盤の両面でプラットフォーマーを狙う。
 

(略)

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00389/?n_cid=nbpnb_mled_mre

 

 

 

まあ東京モーターショー・TMSでの展示車両が、「あやつる歓び」から「くつろぐモビリティ」に代わっている事を表しているからであろう。

 

これも一つの特徴ではあるが、小生には、もっと「E」にも注目する必要があると感じている。

(続く)