どうもデミオ(マツダ2)のような小さいクルマでは、バッテリーをそれなりに沢山積めなかったのかも知れない。そのためにそれよりも大きいSUVタイプのCX-30を使ってEV化したのではないのかな。当分デミオEVはお預けと言った形なのでしょう。
今年の6月の記事であるが、デミオEVのニュースをご覧願おう。
ちなみに主要諸元は次のようになっている。
L W H EG/Batt.
(1) マツダ2(デミオ) 4065 1695 1500~1550 1.5LGas. 1.5LDsl
(2) CX-30 4395 1795 1540 2.0LGas. 1.8LDsl
(3) MX-30 EV 4395 1795 1570 35.5kWh 200km
(4) ホンダ e 3895 1750 1495 35.5kWh 220km
(5) 新型ヤリス 3940 1695 1500 1.5LGas. 1.0LGas
マツダ 新型 MAZDA2(デミオ) EV 「 RE レンジエクステンダー」搭載 2020年9月発売
2019.06.14
マツダは新型 MAZDA2(デミオ)に電気自動車(EV)モデルの設定し新型デミオEVを2020年9月に発売する予定だ。
シングルロータリーエンジンの発電機を搭載し走行距離を2倍に増やす設計のモデルを開発中だ。マツダ・モーター・ヨーロッパのセールス&カスタマー・サービス担当副社長であるMartijn ten Brink氏は、「待望のロータリーエンジンの復帰が本当に来年になるだろうと語ったが、ファンの期待通りではないかもしれない。”電気自動車はその計画の一部であり、主に一部の市場でそうする必要がある」と語っており、ロータリー(RE) レンジエクステンダーとしてロータリーエンジンの復活をすると言うことだと考えられる。
目次
マツダ ロータリー(RE) レンジエクステンダー
その装置の名前は 「マツダ RE レンジエクステンダー」(Range Extender:航続距離延長装置)
レンジエクステンダーとは、電気自動車(EV)に発電専用のエンジンを搭載することにより、航続距離を延ばすための装置。ハイブリッドカーがエンジンとモーターを使い分けながら走行するのに対して、レンジエクステンダーEVで車両の駆動に用いるのはモーターのみ。
エンジンはあくまでもバッテリーを充電するためのみに使われる。EVでは航続距離が最大のネックといわれていますが、これを補完する技術として注目を集めている。搭載するバッテリーの容量をある程度まで抑えられるため車内スペースが確保できたり、バッテリーにかかるコストを抑えられるというメリットもある。
新型デミオのフロントにモーターを置き、前輪駆動する。中央にリチウムイオンバッテリー置き。後ろには排気量330ccのシングルロータリーエンジンを発電機として搭載したものになる。ロータリーエンジンはガソリン仕様で、容量約9リットルの燃料タンクを搭載。これにより現在発売されている現行デミオEVは走行距離200km/Lだがそれを400km/Lまでupさせることができるという。
公式発表では
トヨタ自動車とマツダは、2015年5月基本合意した中長期で業務提携していくことについて、電気自動車の技術開発など、新たに3つの分野で協力していく。
・ 電気自動車の技術開発
・ 車とネット接続サービス「コネクテッドカー」
・゜ 商品の相互補完
2016年11月2日、マツダ中間決算にてマツダ代表取締役副社長執行役員の丸本明氏は「電気自動車(EV)の技術開発および商品開発を進めていく。(エンジンを使って航続距離を延ばす)レンジエクステンダーも武器だ。開発と市場投入を考えている。」「いつ投入するかは、しかるべきタイミングで公表する。」
開発するEVは普及が進んでいる米国に限定せずに、グローバルで投入することを視野に入れている。マツダはEVに加えてプラグインハイブリッド車(PHEV)の開発と商品化も進める。
2018年10月2日に「電動化とコネクティビティの技術戦略を公表」した。
電気自動車は、バッテリーのみで駆動するモデルと、これにマツダ独自の小型・軽量で静粛性に優れたロータリーエンジン(以下、RE)を組み合わせ、バッテリーが一定レベルに減ると発電し航続距離を延ばす新開発のロータリーエンジンレンジエクステンダーを搭載したモデルを開発。
ロータリーエンジンレンジエクステンダーは、REのコンパクトかつ出力の高さを活用し、共通のパッケージングでも電動化技術のマルチソリューション化を可能とする将来構想をもとに開発。
ロータリーエンジンレンジエクステンダーは、REと気体燃料との親和性をいかし、LPG(液化石油ガス)を利用した災害時における緊急給電も想定して開発。
(続く)