世界自動車大戦争(26)

どうもデミオマツダ2)のような小さいクルマでは、バッテリーをそれなりに沢山積めなかったのかも知れない。そのためにそれよりも大きいSUVタイプのCX-30を使ってEV化したのではないのかな。当分デミオEVはお預けと言った形なのでしょう。

 

今年の6月の記事であるが、デミオEVのニュースをご覧願おう。

 

ちなみに主要諸元は次のようになっている。

 

 

            L   W   H      EG/Batt.  

(1) マツダ2(デミオ) 4065  1695  1500~1550  1.5LGas. 1.5LDsl

 

(2) CX-30        4395  1795  1540    2.0LGas. 1.8LDsl

 

(3) MX-30 EV      4395  1795  1570    35.5kWh 200km

 

(4) ホンダ e       3895  1750  1495    35.5kWh 220km   

 

(5) 新型ヤリス      3940  1695  1500    1.5LGas. 1.0LGas

 

 

マツダ 新型 MAZDA2デミオEV RE レンジエクステンダー」搭載 20209月発売

2019.06.14

 

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マツダ



マツダは新型 MAZDA2デミオ)に電気自動車(EV)モデルの設定し新型デミオEV20209月に発売する予定だ。

シングルロータリーエンジンの発電機を搭載し走行距離を2倍に増やす設計のモデルを開発中だ。マツダ・モーター・ヨーロッパのセールス&カスタマー・サービス担当副社長であるMartijn ten Brink氏は、「待望のロータリーエンジンの復帰が本当に来年になるだろうと語ったが、ファンの期待通りではないかもしれない。”電気自動車はその計画の一部であり、主に一部の市場でそうする必要がある」と語っており、ロータリー(RE) レンジエクステンダーとしてロータリーエンジンの復活をすると言うことだと考えられる。

 

目次

1. マツダ ロータリー(RE) レンジエクステンダー

2. 他社でのレンジエクステンダー搭載車について

 

マツダ ロータリー(RE) レンジエクステンダー

その装置の名前は マツダ RE レンジエクステンダー」(Range Extender:航続距離延長装置)

レンジエクステンダーとは、電気自動車(EV)に発電専用のエンジンを搭載することにより、航続距離を延ばすための装置。ハイブリッドカーがエンジンとモーターを使い分けながら走行するのに対して、レンジエクステンダーEVで車両の駆動に用いるのはモーターのみ。

エンジンはあくまでもバッテリーを充電するためのみに使われる。EVでは航続距離が最大のネックといわれていますが、これを補完する技術として注目を集めている。搭載するバッテリーの容量をある程度まで抑えられるため車内スペースが確保できたり、バッテリーにかかるコストを抑えられるというメリットもある。

新型デミオのフロントにモーターを置き、前輪駆動する。中央にリチウムイオンバッテリー置き。後ろには排気量330ccのシングルロータリーエンジンを発電機として搭載したものになる。ロータリーエンジンはガソリン仕様で、容量約9リットルの燃料タンクを搭載。これにより現在発売されている現行デミオEV走行距離200km/Lだがそれを400km/Lまでupさせることができるという。

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公式発表では

トヨタ自動車とマツダは、20155月基本合意した中長期で業務提携していくことについて、電気自動車の技術開発など、新たに3つの分野で協力していく。

電気自動車の技術開発

車とネット接続サービス「コネクテッドカー」

・゜ 商品の相互補完

2016112日、マツダ中間決算にてマツダ代表取締役副社長執行役員丸本明氏は「電気自動車(EV)の技術開発および商品開発を進めていく。(エンジンを使って航続距離を延ばす)レンジエクステンダーも武器だ。開発と市場投入を考えている。」「いつ投入するかは、しかるべきタイミングで公表する。」

開発するEVは普及が進んでいる米国に限定せずに、グローバルで投入することを視野に入れている。マツダEVに加えてプラグインハイブリッド車PHEVの開発と商品化も進める。

2018102に「電動化とコネクティビティの技術戦略を公表」した。

電気自動車は、バッテリーのみで駆動するモデルと、これにマツダ独自の小型・軽量で静粛性に優れたロータリーエンジン(以下、RE)を組み合わせ、バッテリーが一定レベルに減ると発電し航続距離を延ばす新開発のロータリーエンジンレンジエクステンダーを搭載したモデルを開発。

ロータリーエンジンレンジエクステンダーは、REのコンパクトかつ出力の高さを活用し、共通のパッケージングでも電動化技術のマルチソリューション化を可能とする将来構想をもとに開発。

ロータリーエンジンレンジエクステンダーは、REと気体燃料との親和性をいかしLPG液化石油ガスを利用した災害時における緊急給電も想定して開発。


(続く)