世界自動車大戦争(41)

次の投稿は、2020.1.6の月曜日に「トロイカリスク」のNEWSをと予定していたら、12/31にとんでもないニュースが飛び込んできた。あの大悪人の「カルロス・ゴーンCarlos Ghosn」が、レバノンに逃亡したと言うではないか。

 

今は2020.1.322:45だ。急遽関連ニュースを集めて、そのことについて、少し綴ってみたいと思っている。トロイカリスクはその後だ。

 

先ずは、「私はレバノンにいる」と言うニュースから。

 

 

ゴーン被告、レバノン入り認める声明 「政治的迫害から逃れた」

2019123113:28 発信地:東京 [ 日本 アジア・オセアニア レバノン 中東・北アフリカ ]

 

     ゴーン被告、レバノン入り認める声明 「政治的迫害から逃れた」

仏北部のルノーの工場を訪れた日産自動車カルロス・ゴーンCEO(肩書は当時、2018118日撮影、資料写真)。(c)Ludovic MARIN / AFP    

 

1231AFP】(写真追加)会社法違反などの罪で起訴され保釈された日産自動車Nissan Motor)の元会長、カルロス・ゴーンCarlos Ghosn)被告は31日、日本を出てレバノンにいることを認める声明を発表した。

 

【特集】写真と図解でみる日産ゴーン前会長の逮捕

https://www.afpbb.com/articles/-/3199628?cx_part=p1link
 声明でゴーン被告は「私はいまレバノンにいる。もはや私は、有罪が前提とされ、差別がまん延し、基本的人権が否定されている不正に操作された日本の司法制度の人質ではない」と述べた。

 さらにゴーン被告は、「私は正義から逃げたのではない。不公正と政治的迫害から逃れたのだ」とし、メディアと「自由に」コミュニケーションできるようになったので、「来週から」メディアと接触すると表明した。

 保釈条件で日本からの出国が禁じられていたゴーン被告が、どのようにして日本を出たのかは明らかになっていない(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3261753

 

 

ゴーンの言う「私は正義から逃げたのではない。・・・」は、いい訳である。

 

事実は、「私ゴーンは正義から逃げてきてしまった。正義の裁判で裁かれるのが恐ろしくて、逃げてしまったのだ。」と言う事であり、「私のやったことは決して不正ではないと主張しているのは、正義の裁判にかけられることが恐ろしいから、それを避けたいがために言ったことだ。だからレバノンに逃げたのだ。」と言う事が真実であり、ゴーンも内心そう感じていたからこそ、必死になってレバノンに逃げたのだ。

 

だが、どのようにして日本から逃亡したのかは、判っていないようだ。もっとも判っていたら、逃亡は不可能だ。だから今のところは分からなくて当然だ。

 

ゴーンが、いわゆる出国検査を通っていれば、普通は「気付かないことはない」と職員らは主張しているようだ。

 

だから特殊な方法で出国したのではないのかな。

 

 

ゴーン被告、出国の謎 元入管職員も困惑「気づかないことあり得ない」

毎日新聞201912311330(最終更新 12311431)

カルロス・ゴーン被告=画星充撮影

 保釈中の日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が日本を出国し、「レバノンにいる」と報じられた。

 



 東京入国管理局の元職員は「入国と比較すると出国審査は緩い面があるかもしれない」としつつも、「パスポートの提示を求め、写真を見て本人確認をする。職員がゴーン被告に気づかないことは考えにくくどのように出国したのか分からない」と困惑した様子で話した。この元職員によると、入管法では、外国人の出国手続きを留保させる規定はあるが、24時間の時限的な措置だという。「こうした法律の隙間(すきま)を突いて出国することは不可能ではないが、通常は検察に連絡を入れ、すぐに来てもらうことになるので、難しいのではないか」と話した。【大久保昂】

https://mainichi.jp/articles/20191231/k00/00m/040/056000c

 

 

普通の出国検査であれば、当然気付かないことはない。だから「どのように出国したか分からない」と困惑するのも、頷(うなず)ける。

 

一般的に素人が考えることは、

 

その1、

(1) 偽装パスポートを使用して、(2) うまく変装して、出国検査を通過する方法だ。

 

この方法だと、偽造パスポートの取得と絶妙な変装術が必要となるが、悪人のゴーンにすれば、レバノンのそのルートを活用することはいとも簡単なことであろうが、変装はとても難しいことではないのかな。もしこの方法で出国したのであれば、ゴーンの出国記録は見当たらない、ことにはなって当然だ。

 

偽造と変装と二重に危険な橋を渡らなければならないことになるので、ゴーンとしてはもっと簡単な方法を取る筈だ。

 

 

次の手は、出国検査を受けずに出国することである。

 

これが楽器の大箱に隠れて荷物として機内に入り、出国したのではないか、と言うものである。

一応、楽器の大箱でも、レントゲン検査や開封検査が、必ず行われる筈なので、見つかる筈だと言う考えだが、荷物検査が緩ければ、これだと出国検査は受けずに済みそうだ。

 

その2、

(1) 出国検査を受けずに、荷物としての検査を受けて、出国する方法だ。

 

次の論考では、「パスポートを偽造するなど、法を犯すことはあり得ない。」などと能天気なことを抜かしているが、元々大悪人のゴーンのことである、日本脱出と言うことであれば、何でもありと考える必要がある。日産でさんざん任に背いていたわけだから(会社法違反、背任容疑)、目的のためなら法を犯すことには躊躇しないであろう、と考えるべきである。

 

元々日本を脱出すること自体が、違法も違法、大犯罪である、それを実施したと言うことは、ゴーンは根っからの悪人である。そうでもなければ、非情な日産のリストラは出来なかったはずだし、日産の金を躊躇なく猫ばばすることなども出来なかった筈だ。

 

その3、は空港係員を抱き込むことであるが、これもあるかもしれないが可能性は低い。

 

(続く)