2009-01-01から1年間の記事一覧

国慶節に思う。(25)

その中国はどう言ったのであろうか。胡錦濤はオバマの次、鳩山の前に演説している。既に鳩山が25%削減を表明する事を知っている。胡錦濤は以前は、先進国は40%の削減が必要だ(10/23の当ブログNO.8)、と息巻いていたが、ややトーンダウンしたようだ。…

国慶節に思う。(24)

(★)IPCCとはIPCCとは、Intergovernmental Panel on Climate Change (気候変動に関する政府間パネル)で、国際的な専門家でつくる、地球温暖化についての科学的な研究の収集、整理のための政府間機構であり、国連環境計画(United Nations Environment…

国慶節に思う。(23)

そして主要国経済フォーラムでも、当然CO2の排出が問題だ。麻生首相は、削減に取り組む途上国への支援を表明している。今の鳩山には、そんな戦略は無さそうだ。何しろ自分だけが注目されれば世界のCO2なんぞには興味がないような雰囲気を漂わせている…

国慶節に思う。(22)

米、温室ガス削減に新提案 「全ての国が低炭素戦略を」http://www.asahi.com/international/update/0508/TKY200905080009.html?ref=reca2009年5月8日8時35分 【ワシントン=勝田敏彦】2013年以降の地球温暖化対策の国際的枠組み(ポスト京都)で米政府が…

国慶節に思う。(21)

もともと、京都議定書の枠組みが現実の世界の有様にそぐわなくなっているのである。10月24日の当ブログ・国慶節に思う。(9)では、中国は先進国に分類されるべき国で、当然CO2の削減の義務を有している国であり、まかり間違っても、世界を2分割す…

国慶節に思う。(20)

(注)1 CDMやJI事業を活用とは、ここで京都メカニズムについて少し説明しよう。企業などが、自身の生産工程を改善してCO2の排出を削減する事の他に、温室効果ガスを削減させるための便法を言う。一般的には、クリーン開発(CDM,Clean Development Mechanism…

国慶節に思う。(19)

自動車単体への対策は、2015年燃費基準が2007年7月に導入されているので、その効果を推定してみよう。 日本には06年で7828万台の自動車が存在している。平均使用年数は2003年のデータで10.77年。年間700万台が更新されるとして、…

国慶節に思う。(18)

まず、種類別だが、温室効果ガスは現在6種類を対象にしている。CO2、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、それに3種のフロン類、すなわち、HFC、PFC、SF6である。 フロン類の温室効果への寄与率は、1990年の基準年には4.46%も…

国慶節に思う。(17)

さて話を元に戻そう。テーマは、「京都議定書の失敗」である。この論文では京都議定書は、日本、欧州、ロシアしか参加していない失敗作である、と冒頭で結論付けている。欧州は、自己の置かれている立場を研究し、1990年を基準にすると欧州にとっては都…

国慶節に思う。(16)

日本で かかる活動があまり行われてこなかった理由は いくつかある.先ず,その重要性が 認識されていなかった ということがある. それから,国内の情報を出す ということに対して かなり抵抗があったという理由もある.よく日本文化の特徴として指摘される…

国慶節に思う。(15)

アイデアの格闘技 何か欧州が提案をする場合には,それと同じだけの労力をもって互角の提案をし,説得をしないと,論破されてしまう. 米国は ときどきそれを試みる.京都議定書の排出権取引は 抜け穴であって制限すべし,という欧州の主張に対しては,欧州…

国慶節に思う。(14)

この小生のブログ、2009年10月21日の「国慶節に思う。(6)」には、日本の省エネ状況の数値データがある。如何に日本が省エネであるが、今一度確認して欲しい。更にその前日の10月20日の「国慶節に思う。(5)」には、2006年のCO2の国…

国慶節に思う。(13)

このことは、日本としては真剣に考えなければならない。マスキー法のように、法制化して強制されて、何とか日本の自動車メーカーは技術開発に努力して排ガス規制をクリアしてきた例を基に、CO2の25%削減も何とかなるであろう、などと現(うつつ)を抜…

国慶節に思う。(12)

この演説は一寸長いので、自分なりに次に要約してみる。 オバマ大統領の演説の要約 (1)気候変動の脅威が深刻かつ切迫しており、さらに拡大しつつあることが認識 される。そのため 修復することのできない壊滅的な状況を将来の世代に残す 危険が増大する。(2)…

国慶節に思う。(11-2)

総合すると、これらの措置は、米国民と米国政府による前例のない認識の高さを表すものです。私たちは、気候変動の脅威の深刻さを理解しています。行動する決意を固めています。そして、未来の世代に対する責任を果たします。 しかし、多くの国々が大胆な措置…

国慶節に思う。(11-1)

一寸長くなるが、そのオバマの演説を次に載せよう。 国連気候変動サミットにおけるオバマ大統領の演説200909220000ホワイトハウス報道官室2009年9月22日、ニューヨーク国連本部 どうもありがとうございます。おはようございます。このサミットを主催された…

国慶節に思う。(10)

これで、地球温暖化に対する中国の態度が、わかったことであろう。要は、地球環境に悪影響を与えても、中国は進んでCO2を削減はしない、と言うことである。そうならないために潘基文(パン・ギムン)は気候変動サミットを開催したのではなかったのか。や…

国慶節に思う。(9)

何が歴史的責任だ、中国のこの考え方は明らかに間違っている。問題は今あるCO2なのである。それは先進国の排出したCO2も、今中国が排出するCO2も同じなのである。どちらかと言うと今中国が排出する大量のCO2の方が、より環境には悪い筈だ。一寸…

国慶節に思う。(8)

■日本の中期目標に対する中国政府の見方(Photo)解振華国家発展改革委員会副主任に日本の中期目標について説明する斉藤鉄夫環境大臣=6月14日 この日本の中期目標を中国政府関係者はどのように見ているのであろうか。私は、中期目標発表直後および最近の2回…

国慶節に思う。(7)

環境問題のデパート・中国の素顔(小柳秀明)日本の中期目標に厳しい反応も・COP15に向け動き出した中国(1)(09/08/03)200908030000 年末のCOP15に向けてそろそろ実質的な調整が始まろうとしている。中国をはじめとする途上国は、先進国が先に示すカードを見…

国慶節に思う。(6)

中国政府は9月30日夜、国慶節記念レセプションを北京の人民大会堂で開いたいるが、その場で温家宝首相は、新中国が共産党の指導の下で経済的な成長を達成した。そして国力増強と平和外交を行った結果として、「国際社会における中国の地位が空前的に高ま…

国慶節に思う。(5)

最大級の気候変動サミット、ニューヨークで開幕2009092210229月22日10時22分配信 聯合ニュース 【ニューヨーク21日聯合ニュース】2012年に満了する京都議定書に続く新たな気候変動の枠組み構築を目指し、「気候変動に関する首脳級会合(気候変動サミット)」…

国慶節に思う。(4)

なんと恐ろしいことか。この手で篭絡された政治家はかなりの数に及ぶのではないか。更に次のようにも、檄を飛ばしている。 敵国の無欠占領が、この一事に懸かっていることを思い、いかなる困難、醜悪なる手段も厭うてはならず、神聖なる任務の遂行として、や…

国慶節に思う。(3)

そしてこれらの兵器は、100%国産だと言う。誰が国産化を助けたのか。 軍事パレード、胡体制誇示の舞台 時代も映し出す2009093020362009.9.30 20:36(Photo)1日に建国60年を迎える北京市の繁華街で警備に当たる特殊警察の装甲車=30日(共同) 【北京…

国慶節に思う。(2)

そしてそのマスゲームは、北朝鮮のそれと瓜二つ、全く同じ印象を受ける。北朝鮮は中国に操られて、核兵器を開発し、大陸間弾道弾を飛ばしていると言うのは真実と見る。先ほど飛ばしたICBMの第一段ロケットは中国から供与された長征と言うミサイルと言う…

国慶節に思う。(1)

日本は1945年8月、アメリカにより引っ張り込まれた大東亜戦争に負け、中華民国(蒋介石国民党軍)を含む連合国に降伏する。そして日本軍は、満州を含む中国大陸から撤退することとなる。すると中国は第2次国共内戦に突入する。すなわち、蒋介石率いる…

尖閣諸島問題(137)

(その4) そして、この論文の話は、NHKスペシャルの「JAPANデビュー」に進む。 今年の8月12日に、東京・池袋の豊島公会堂で「8・12NHK問題を考える日台国民大集会」が行われ、約6百人が参加したと言う。そして、この集会にパイワン族を…

尖閣諸島問題(136)

このニュースでは、「今年4月、公開質問状の形で抗議した。」と記されているが、年表では、2009年6月6日に、札幌で抗議集会を開きNHKに「公開質問状」を出した、と記していて日にちが合わないが、【高田純】もう一つの「NHKの大罪」 1/2~2/2 [H21/…

尖閣諸島問題(135)

さて次のビデオを見ていただきたい。「中国のシルクロードにおける核爆発実験の年表」の最後の項目NO.52、NHKへの公開質問状の顛末を説明しているものである。 【高田純】もう一つの「NHKの大罪」1/2~2/2[H21/7/7] http://www.youtube.com/watch?v=zBJxqp…

尖閣諸島問題(134)

なぜこれほどまでに危険な中国の核実験場への地獄めぐりが増えたのか。この論文は次のように伝えている。 日本人は楼蘭遺跡周辺での中国共産党の核実験の事実をほとんど知らされてこなかった。NHKをはじめ、日本のメディアがこの情報を報道してこなかった…