2015-01-01から1年間の記事一覧

ならず者国家・中国、アレコレ!(1)

このところ中国に関する話題が、かしましい。 一番大きい所では南シナ海での違法な埋め立てだ。 これはオバマの優柔不断な対応のために、中国が図に乗って埋め立てを進めてしまった結果だ。その結果3000m級の軍事用の滑走路が出来てしまった。あわてて…

ブログ・テーマ一覧

今までに掲載したブログのテーマの一覧を載せる。'07.4.30に最初のブログを載せているが、現在までに74テーマを掲載している。(内49、59、69と74は、ブログの目次である。)以下ブログのテーマ(題名)とその概要を列挙する。 NO. 初掲載 テーマ 概要 1.・'…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(34)

(私のコメント)アメリカの見えない国家戦略は、アメリカの外交をよく分析しないと見えてこない。アメリカの大統領の言っている事とやっている事が矛盾しており、同盟国の日本を叩き潜在敵国の中国と戦略的パートなシップを謳う外交は、日本人には理解に苦…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(33)

株式日記と経済展望 株式をはじめ政治経済外交文化歴史などの論評です。 アメリカの戦略は、日本は、米中両国が共同して封じ込めておく事だ。 http://blog.goo.ne.jp/2005tora/s/%B0%CB%C6%A3%B4%D3/5 2009年04月18日 | 外交 by CyberBuzz アメリカの戦略は…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(32)

「・・・この安倍演説は日米同盟緊密化の動因であり、結果だったと言える。 安倍演説についてはもう日米双方で山のような論評が述べられてきたが、この演説は日米同盟の強化と言う観点から間違いなく大成功だったと言えよう。この点で同演説は戦後日米関係史…

続・戦後70年談話はヒストリーで(31)

そしてこの「パラダイムシフト」の話は2009.3.9に終了しているが、その続きは小生の2009.3.16のブログ「尖閣諸島問題(1)」へと続けたのである。ここではその「パラダイムシフト」のまとめをしているので、頭の整理も兼ねてそれを再掲しよう。 『 先のテー…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(30)

(1)3回のパラダイム・シフトの項では、米政府は1942年から「日本に自主防衛させない」と決めていたと、Michael Sherry, “Preparing for the Next War”, Yale University Pressを引用して記述しているが、伊藤 貫氏は「正論・1月号」にも「オバマ米新…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(29)

要するに、この「太西洋憲章」は、あくまでも欧米列強(白人国家)にのみ適用され、有色人種(日本など)には適用外で、欧米列強が有する植民地は絶対に手放さない、有色人種には独立は絶対に許さない、白人国家の支配下に置くと言っているのである。 この「…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(28)

4.四つ目のポイントの前に 今まで述べた三つのポイント(国際政治での注意点)を考察すれば、「永遠に信頼できる同盟関係など存在しない。自国のサバイバルは、自分達で確保し、保障するしかない。」と言うことがお分かり頂けたことでしょう。これに反して…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(26)

米国の「国家情報会議」と言うものがある。National Intelligence Council(NIC)とは、CIAやその他の大学や研究所などの一般機関からの情報に基づき、中・長期の政治情勢を予測し評価して大統領と政府閣僚に報告する諮問機関である。 そのNIC が'08.11.20…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(26)

(3)自主核の保持と同盟の多角化の必要性 国際政治での現実の考え方(リアリスト学派)には、四つの重要なポイントがある。米中露英仏5ヶ国の国家戦略もこれを基礎としている、と言う。反対に日本政府だけが、単純で小児的な「友好と信頼と協調」外交、「…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(25)

『米政府は1942年(昭和17年)から「戦後の日本を、2度と独立した外交政策が実行できない国にする。日本から、永久に自主防衛能力を剥奪しておく」と決めていた(★)。 アメリカが敗戦国日本に押し付けてきた”平和憲法”や東京裁判史観は、「日本から…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(24)

『【2】オバマ氏の経歴 (略)・・・・・・ 2008月11月4日のアメリカ大統領選挙において、共和党のジョン・マケインを大差で破り、第44代アメリカ合衆国大統領に当選する。 2008年11月16日、オバマ氏は政権移行準備の為上院議員を辞任する…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(23)

(★6)しかしオバマのアメリカは中国に防空識別圏の撤廃を迫らなかった。尖閣諸島の領有に関してはどちらにも組しないとの態度に終始している。 1) (9/21)一方で日本側から見ると、領有権を争う諸島をめぐり中国政府が防空識別圏の設定を発表して日本の…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(22)

以上長々と引用したが、これでアメリカの考えていることがお解り頂いた事でしょう アメリカは日本を属国として扱っているのである。だからその枠から抜け出そうとする安倍政権の動きに心配しているのである。 次にその証拠をお見せしよう。 まず日本固有の領…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(21)

([ ]内は省略する。) オバマやバイデンはこれでも聖人ぶるのか? キリスト教は、これら米国人の日本人婦女子への陵辱行為を、それでも父(神)と子(キリスト)と精霊の名において許すのであろう。なぜならキリスト教、特にカトリックやプロテスタントで…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(20)

ベアテ・シロタ・ゴードンは、ウクライナのキエフ出身のロシア系ユダヤ人両親のもとでウィーンに生まれ、父は著名なピアニストで山田耕作に請われて東京音楽学校のピアノ科教師として日本にやってきたオーストリア国籍のユダヤ人であると、Wikipediaには記さ…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(19)

バイデン副大統領、靖国参拝やめるよう1時間も説得 しかし、「ことはそう単純ではない」――。まさにこの5月、マコーマックさんが米ブラウン大学のワトソン国際問題研究所が発行しているジャーナル「World Affairs(世界情勢)」に寄稿された論文(“Brown Jour…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(18)

オバマ大統領が4月の安倍首相との会見で強調したこと 日中関係が厳しいだけに、(2014年)4月24日の東京におけるバラク・オバマ大統領と安倍首相による共同記者会見は強い関心を集めました。 マコーマック氏:オバマ大統領は会見で尖閣諸島について触れた時、…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(17)

次の論考を読めば、そのことがよくわかる。 「日本は米国の属国であり続けるのか―」現代日本史の専門家、オーストラリア国立大学のガバン・マコーマック名誉教授に聞く http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140528/265633/?P=1 2014年5月30…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(16)

中国は成長の限界に達しており、共産党上層部による汚職が頻発し、経済格差が拡大している。韓国もウォン高により景気が後退し、セウォル号の沈没に見られる様に世情が悪化し、更に企業間格差も拡大している。両国とも国民の不満や関心事が政府中枢に向かっ…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(15)

そのため米国は、尖閣諸島を国有化した日本に対して「現状変更は好ましくない」と迫り、日本は「現状維持に終始」してきた。然るに共産主義独裁国家中国は、「現状変更に挑戦」し続けている。このようなアメリカの的外れな頓馬な対応が、中国をして南シナ海…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(14)

アメリカは、同盟国の日本をとるよりも共産主義国家の中国をとる、と明白に言っている。それは、 オーストラリア国防省の元高官で研究者のヒュー・ホワイト氏による「アメリカは、中国と対決の危険を冒すくらいなら、日本の利益を犠牲にした方がいいと考えて…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(13)

この「トロクサイマンことグロサーマン」の「日本は1945年以前に起こったことについて、どんな些細なことでも言わずに」とか「日本は歴史に関して、いかなる種類の議論をしなくとも」と言った発言こそが、米国の心底の意識なのだ。日本を永久にアメリカの言…

「米国は黙認」という考えは妄想だ ――そのタイミングは沖縄問題および米軍海兵隊基地移転の交渉進展に合わせたものだと思いますか。 ブラッド・グロサーマン ジョセフ・ナイ(ハーバード大教授)主宰のCSISパシフィック・フォーラム事務局長、日米関係の…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(11)

これではオバマの米国は、日本の信頼が置ける同盟国とは、とてもじゃないが言えるものではない。 日本はこのことを良く認識して、自国の安全保障を構築して行く必要がある。 米国こそ歴史の真実を知ろうとはせずに、安易に東京裁判史観に頼ろうとしている。…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(10)

しかし参拝しなくてもそれなりに中韓との摩擦は起こっているし、今後とも起こる筈である。だからアメリカは靖国神社への参拝の有無なんぞに、それほど拘泥する必要はないのである。しようがしまいが、中韓の国内事情からは日本との摩擦が必要なのである。そ…

日本から完全に放ったらかしにされた韓国は、ヒストリーに基づいた談話に対しては、何も言えなかった様だ。いわゆる「グー」の音も出なかった、と言うことだ。ヒストリーに基づけば、日本は朝鮮・韓国とは戦争などしていない。その反対に韓国は日本として大…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(8)

キツネは無視してトラと話す 韓国との外交に話を戻します。結局、日本は対韓姿勢を変える、ということですね。 鈴置:ええ。すでに安倍政権は「韓国は放っておく」作戦に出ています。「自分の言う通りにしないと首脳会談はしない」などと、外交常識から外れ…

続・戦後70年談話はヒストリーで!(7)

さてこれに対して、朝鮮・韓国の朴槿恵の反応や如何? 朴槿恵大統領はなぜ、日本に反撃しないのか「安倍談話は韓国を陥れる嵌め手だ」 2015年8月21日(金)鈴置 高史 (前回から読む) 「安倍談話」は韓国を完全に無視した。ではなぜ、朴槿恵(パク・クンヘ…