2018-01-01から1年間の記事一覧

邪馬台国とはなんぞや?(57)

その前に邇邇芸命が天孫降臨を次のように記して(2018.10.01,NO.35)、韓国はKoreaの韓国ではない、と記した。 『かれここに天の日子番ひこほの邇邇芸ににぎの命、天の岩位いわくらを離れ、天の八重多那雲を押し分けて、稜威いつの道ち別わき道別きて、天の…

邪馬台国とはなんぞや?(56)

Wikipediaには天孫降臨については、次のように記している。 天孫邇邇藝命の誕生[編集] 天照大御神と高木神(高御産巣日神)は、天照大御神の子である正勝吾勝勝速日天忍穂耳命に、「葦原中国平定が終わったので、以前に委任した通りに、天降って葦原中国を治…

邪馬台国とはなんぞや?(55)

ここに大己貴大神(おおなむちのおおかみ)の名が出ているが、これが大物主神の別の名であるとされている。 更に饒速日命(にぎはやひのみこと)の名前も見られるが、饒速日命とは大己貴神の祖先神の名前のようである。 と言うのも天孫が降臨する前に、天照…

邪馬台国とはなんぞや?(54)

さて、狭野の命と呼ばれていた神武天皇は、BC74年、23才の時、東征を決意したとされるが、小生には何故「東征を決意」したのか、その理由がよくわからない。日本を統べると言う事がそれほど大事なことと考えていたのであれば、相当偉大な人物であったのであ…

邪馬台国とはなんぞや?(53)

西暦 年前 時代 区分 日 本 列 島・内 容 BC48,000~ -50000 旧 石 器 時 代 人が住み始める BC28,000~ -30000 本格的に人が住む BC23,000~ -25000 大型獣の狩猟 BC18,000~ -20000 最寒冷期、細石器文化、大陸と分離始まる。 BC16,000~ -18000 温暖化・海面上…

邪馬台国とはなんぞや?(52)

高知県の四万十川上流の窪川町の高岡神社には五本の広鋒銅矛があり、それを担いで村々を回る祭があるとのこと。これも葦の玉葉が生い茂りその根元には鈴なりの褐鉄鉱のスズが沢山実ることを願って行われた祭であったのであろう、と先の書には紹介されている…

邪馬台国とはなんぞや?(51)

先の書(長浜浩明氏の「古代日本『謎』の時代を解き明かす」(展転社))の175頁に戻ると、そこには次のように記されている。 「豊葦原の瑞穂の国」とは(広辞苑第三版には)「日本国の美称」で、「三種の神器が地上を巡ることで豊葦原が出来上がり、その葉…

邪馬台国とはなんぞや?(50)

先に載せたこの表現・「手に鐸サナギ着けたる矛を持ちて、・・・巧みに俳優ワザオキを成し、相ともに歌い舞わしむ」は、矛と鐸が同時に使われていることから、いわゆる銅鐸文化圏・銅矛文化圏なる区分けは、間違ったものであると言える。矛も鐸も同時に使われてい…

邪馬台国とはなんぞや?(49)

また天照大御神がお隠れになったと言う『天の岩戸』の話にも、鉄の話が出てきています。 真の国益を実現するブログ 【古事記】第十六回 天の岩屋戸 2014-12-26 18:17:27テーマ:古事記 是を以ちて八百万(やおよろず)の神、天安(あめのやす)の河原に神集…

邪馬台国とはなんぞや?(48)

ここでは「タタラ製法」について、勉強してみよう。 Wikipediaによれば、次の通りである。(https://ja.wikipedia.org/wiki/たたら製鉄) 1.古代では、自然風によって木炭の燃焼が行われたため、炉は斜面に作られていた。 2.風上に炉口、炉の床は木炭粉と石…

邪馬台国とはなんぞや?(47)

さて、製鉄に関係してると言われている姫蹈鞴五十鈴媛に話に戻ろう。 姫蹈鞴五十鈴媛命は、蹈鞴(たたら)とあるように蹈鞴製法で鉄を作っていた豪族の娘なのであろう。この家は代々製鉄に関わっている家系である。五十鈴媛命の母方は、三島の溝橛(みぞくい…

邪馬台国とはなんぞや?(46)

■魏志倭人伝の倭国は、北部九州と半島南部一帯をさす 戦後の古代史論は記紀の否定、わけても日本書紀の否定から始まり、かわって重視されたのが魏志倭人伝でした。この書は、南朝・宋の陳寿(233~297)が編んだ『三国志』魏書・東夷伝・倭人の条であり、こ…

邪馬台国とはなんぞや?(45)

一寸注釈を入れてみる。 長浜浩明氏の「先の書」によれば、 第三十三代・推古天皇 第三十二代・崇峻天皇 第三十一代・用明天皇 第三十代 ・敏達天皇 第二十九代・欽明天皇 以上の天皇の崩年と在位年数は実年である、としている。即ち「春秋年」ではない。 以…

邪馬台国とはなんぞや?(44)

初代神武天皇はいつ即位されたか ■記紀に疑いの眼差しが注がれた戦後 戦後、記紀に疑いの眼差しが注がれた原因の一つに天皇の長寿があります。次なる百歳以上の天皇の宝算(寿命)(天皇の年齢の尊敬語)を見て、実年とすれば疑念を抱くのは自然なことです。…

邪馬台国とはなんぞや?(43)

さてこの神武東征の話は古事記の神話として片づけてしまうには、客観的な証拠が存在していることから、誠に惜しい気がするものである。以上みてきたように、実際にあったことを反映した記憶なのであろうと思われる。 だから古事記や日本書紀はまがい物だとし…

邪馬台国とはなんぞや?(42)

さて神武天皇は天照大御神(天照大神・日本書紀)の五代目となる皇孫で、初代の天皇(すめらみこと)となるのであるが、ここで系図を簡単に記しておこう。間違いがあれば、訂正願う。 伊邪那岐命(伊弉諾尊)が黄泉の国から戻って禊ぎをした時に、左目を洗う…

邪馬台国とはなんぞや?(41)

この時代は、大阪平野に巨大な湖である「河内湖」が存在していました♥ そして、水の流れが、「河内湖」→「大阪湾」への一方通行になった時代です♥つまり、日本書紀に残されているような、「まさに難波碕に着こうとするとき、速い潮流があって大変速く着いた…

邪馬台国とはなんぞや?(40)

いかがでしょうか?池上彰なるヒトが、占領政策の影響を受けていることが御理解いただけましたでしょうか♥ そんな池上彰は、メディアを通じて、「嘘」の複製・再生産をやり続けているんです♥ こんなヒトの話を聞いたり、本を読むということは、いかに日本人…

邪馬台国とはなんぞや?(39)

彼らが「倭人」であり、その特徴は、「入れ墨」をしていた事だと、昨日も書かせて頂いていますが、これは「日本・大和(ヤマト)」の特徴ではありません♥で、その「3世紀」の邪馬台国以前の時代、そこから数百年前の紀元前108年以前に、支那人は日本に百…

邪馬台国とはなんぞや?(38)

――神武天皇は実在の人物だったという認識なんでしょうか?そうですね。いろんなお考えがあるかもしれませんけど、私はそういう風に思ってもいいのではないかと思っています。――あ、そうですか!学校の教科書でも神武天皇は神話の世界の人物で、実在していた…

邪馬台国とはなんぞや?(38)

『 記紀では、この日向から大和への旅を【東征】と呼び、出発の様子について、古事記は次のように記しています。八咫烏に導かれる神武天皇(安達吟光画) 「 神倭伊波禮毘古命(かむいやまといはれいびこのみこと)、その同母兄(いろせ)五瀬命(いつせのみ…

邪馬台国とはなんぞや?(36)

その内容は、次の通りで。 (1) この歌は久米の子が歌ったものてはなくて、天皇自らが歌ったものである。日本書紀には「天皇すめらみこと、御歌読みして曰のたまはく」とある。古事記は「歌いたまはく」。 (2) 日本書紀(一)(岩波文庫)には、「鷹等くぢら…

邪馬台国とはなんぞや?(35)

当ブログの2018.8.4のNO.20では、古事記の一節に関して次のように記述してしまっている。 『 かれここに天の日子番ひこほの邇邇芸ににぎの命、天の岩位いわくらを離れ、天の八重多那雲を押し分けて、稜威いつの道ち別わき道別きて、天の浮橋に、浮きじまり、…

邪馬台国とはなんぞや?(34)

それから安本美典氏の邪馬台国東遷説も間違っていると論破している。 安本氏は奈良時代以前の天皇の平均在位年数が10年余であることから、全ての天皇が実在していると仮定し、神武天皇から五代前の天照大御神までの年代を統計的に推定している。 それによる…

邪馬台国とはなんぞや?(33)

それから一言断っておきたいことは、日本国憲法も、GHQによって作られた状態のまま継続されてしまったことである。 こんな状況では、古事記や日本書記が丁寧に貴重な歴史書として扱われる筈がなかった。 戦中、戦後の想い出 http://www.rose.ne.jp/~ooha/hp-…

邪馬台国とはなんぞや?(32)

それによると、古事記や日本書記に描かれている「神武天皇」のヤマトへのご進攻が、実際にあったことが、科学的に裏付けられたと言われても問題ないのではないのかな。 しかも私のような素人でも、それなりにうなづけるストーリーを描けるまでに、いろいろな…

邪馬台国とはなんぞや?(31)

海面の上昇は続き、今から6000年前、海水面は現在よりも1~2メートル高くなり(縄文海進)、生駒山の麓まで海水が流れ込んでいきました。これが「河内湾1の時代 約7000年前~6000年前」です。大阪平野20151127172603437 s5nkやがて、海水面の…

邪馬台国とはなんぞや?(30)

上図の変化の順番を示すと、以下のようになります。1.河内湾1の時代 : 約7000年前~6000年前2.河内湾2の時代 : 約5000年前~4000年前3.河内潟の時代 : 約3000年前~2000年前(西暦紀元前1050年~前50年)4.河内湖1の時…

石破茂問題・進次郎さんよ?違う声を強みに、とはどういうことか。(3/3)

これは、2018.9.16、同17の「究極の悪・石破茂」より続くものである。 2017.9.14 17:35 『自民党の石破茂元幹事長は14日の派閥の会合で、非核三原則の見直しを議論すべきだとの考えを改めて示した。「議論もしないで、『米国の核の傘があるから大丈夫だよね…

邪馬台国とはなんぞや?(29)

また関西には多くの大学や研究機関があるのですが、この社伝を信じ、古代史を研究した方はいないようであり、研究機関、大学、古代史家、歴史教師、マスコミから作家まで、神武東征を否定し、好意的な人も、それは神話だ、と見向きもしなかったのです。』い…