社会・経済

番外編・プリウス急加速問題(117)

注目ポイント④採用した蓄電池の種類と充電方式「SIM-WIL」が搭載する蓄電池はパナソニック社製で、一般的にパソコン用電池と称される「18650」(直径18mmx高さ65mm)の円筒形リチウムイオン二次電池だ。パナソニック社が同電池単体のセルを、温度管理等のバ…

番外編・プリウス急加速問題(116)

注目ポイント①コンセプトに“あともうひとひねり”欲しい 「SIM-WIL」の運転席。合計5つのディスプレイを装備し、テレマティクスへの対応もアピール。Photo by Kenji Momota コンセプトは「アーバングルーヴ(都市の絆)」とした。ターゲットユーザーは、「エ…

番外編・プリウス急加速問題(115)

いろいろと長々述べてはきたが、自動車産業は内燃機関から電気モーターとバッテリーの時代へと変革して行くことであろう。レアアースを使わない高性能な磁石の開発もやがては実現して行くことであろう。そうすれば中国のくび木からは逃れられることになる。…

番外編・プリウス急加速問題(114)

そしてその後のGMの様子はどうなったのであろうか。シボレー「ボルト」は完全なEVではないので、加州のZEV規制の0.79%の完全なEV車を売らなければならないということに対しては、ボルトでは駄目である。するとGMも電気自動車の開発にシャカリキになっている…

番外編・プリウス急加速問題(113)

米ford Motor社も、PHEVの流れに乗り遅れないようにかどうかは知らないが、2012年秋発売予定の「Fusion Hybrid Electric」と、こちらは2012年春の限定発売のEV「Focus Electric」の技術概要を発表している。車の発表でなく技術概要であると言うことが、悪(…

番外編・プリウス急加速問題(112)

トヨタが次世代カーを発売 勝者はPHV、EV、それとも?配信元:2012/01/29 22:23更新 【ビジネスの裏側】 次世代エコカーの本命をめぐり、自動車メーカー間の主導権争いが激しさを増してきた。トヨタ自動車は30日、家庭用電源で充電可能なプラグインハ…

番外編・プリウス急加速問題(111)

SUZUKIとVWが仲違いしてSUZUKIがFIATからディーゼルエンジンを購入することになり揉めているが、TOYOTAもBMWからディーゼルエンジンを購入する。やはりディーゼルエンジンは欧州に一日も二日も長があるようだ。しかし電気自動車となると日本に一日の長がある…

番外編・プリウス急加速問題(110)

2011年12月21日0003「フィットEV」「デミオEV」が、いきなり登場したその理由Text :桃田健史 Photo:オートックワン編集部 「フィットEV」「デミオEV」が、いきなり登場したその理由「フィットEV」「デミオEV」が、いきなり登場した理由。これは、ZEV対策だ…

番外編・プリウス急加速問題(109)

2011年12月21日エコカーの真相 第十二回/テレビ・新聞が書かない「EVの真実」Text :桃田健史 Photo:オートックワン編集部 テレビ・新聞が書かない「EVの真実」 第42回東京モーターショー2011において、各メーカーはこぞってEV(電気自動車)を出展した。…

番外編・プリウス急加速問題(108)

ここでは、トヨタはバッテリーに弱点があると言っている。(いくら水平対向エンジンが優れ、86が好調だと言っても)もともとスバルの持っていたNECの電池を手放してしまったことが、大失敗だったと言っている。その電池は今は日産の「リーフ」に載っている…

番外編・プリウス急加速問題(107)

エコカー買うなら、電気自動車より…(2012年4月9日 読売新聞) 次世代エコカーを買うなら、電気自動車より超低燃費のガソリン車――。 日本自動車工業会が4日発表した2011年度乗用車市場動向調査で、そんな消費者の傾向がわかった。 次世代自動車で一番購…

番外編・プリウス急加速問題(106)

SIM-Drive社によるEV開発の実績 今回の電動低床フルフラットバスの試乗前、同キャンパス・アルファ館の会議室で、SIM-Driveの藁谷正裕氏が「21世紀社会の電気自動車」と題して約70分間の講演をした。配布された資料によると同氏は、同社地球展開部部長兼企画…

番外編・プリウス急加速問題( 105)

さて次にそのような内容の論考を載せるのでご一読願う。 DIAMOND online エコカー大戦争“電気バス”は日本の公共交通を担えるか?ついに路上を走り始めた慶大発ベンチャーのEVバス 【第98回】 2012年1月11日藤沢と羽田で「EVバス」の実証試験がスタート 電動…

番外編・プリウス急加速問題(104)

世界中を日本発の電気自動車が走る日――基本性能が同じなら、どこにオリジナリティを持たせるのか、企業間競争の中身も変わってきますね。 シムドライブ 清水浩社長清水: 時計のクオーツムーブメントはセイコーとシチズンの2社がほぼ100%のシェアを占めてい…

番外編・プリウス急加速問題(103)

異例のオープンソース方式を採用――その電気自動車コンポーネントに社名と同じ「SIM-Drive(SHIMIZU In wheel Motor-Drive)」という名前をつけて、オープンソースで開発を進めるそうですね。そして、2013年には「SIM-Drive」搭載の電気自動車が提携企業によ…

番外編・プリウス急加速問題(102)

さて電気自動車の話に戻ろう。 と言っても今までも電気自動車の話しをしていたのであるが、エリーカのシムドライブ社の話しに戻ろう。2009年の論考なのでかなり古いが、シムドライブの清水浩教授の電気自動車に関する考え方がわかって、意外と参考となろう。…

番外編・プリウス急加速問題(101)

参考までにテスラの「モデルS」のアンダーフロアのPhotoを次の掲げる。エリーカと同様にこのモデルSのアンダーフロアに電池を搭載しているが、ここには(パソコン用リチウム・イオン電池18650をテスラロードスターが6,831個搭載しているので)確証はないが8,0…

番外編・プリウス急加速問題(100)

それに、これには罰則があり不足ZEV1台につき5,000ドルのペナルティとなる。そして単に電気自動車と言っても、その航続可能距離により持ち点が異なっている。 電気としての航続距離が50マイル未満を1台とカウントする事になっており、それ以上の航続距離を…

番外編・プリウス急加速問題(99)

だから究極のエコを考慮すると言うならば、太陽電池を搭載して充電するか、風力を利用して発電する機能なども搭載することを考えないと、電気自動車のブレイクスルーはなかなか起きないものと考えておく必要がある、と小生は感ずるのであるが。そのため急速…

番外編・プリウス急加速問題(98)

Q 「10・15モード」、「JC08モード」、「米国LA4モード」で、電気自動車の航続距離に大きな差が生じるのか? A 我々が「i-MiEV」で実験した結果では、「JC08モード」での航続距離は「10・15モード」の場合より若干短くなった。「米国LA4モード」は…

番外編・プリウス急加速問題(97)

テスラは扇風機と氷で冷却i-MiEVは充電に苦労 だが、そうしたメランコリックな感情とは別に、レース関係者の多くから「テスラの性能に対する疑問の声」も上がった。アメリカ在住で、過去に数回テスラ取材をし、本連載を含めて同社関連の様々な記事を提供して…

番外編・プリウス急加速問題(96)

「株式会社SIM-Drive先行開発車事業第3号募集開始」(2011.9.12付け)による「先行開発車事業第2号参加機関」を下記しておく。http://www.sim-drive.com/news/2011/0912_press-release.pdf ちなみに第1事業参加機関の中には、いすゞ自動車株式会社(自動…

番外編・プリウス急加速問題(95)

さていま少し自動車の話を続けたいと思う。電気自動車の核となるものは、バッテリーである。これは誰にでもわかっていることであるが、関連メーカーはこのバッテリーに四苦八苦しているのであろう。なんと言っても今の技術レベルでは量産して量販できるほど…

番外編・プリウス急加速問題(94)

一時が万事。コンボコネクター方式への降参は日本自動車産業界の崩壊を招く 以上見てきたように、コンボコネクター方式登場により、日本のEV産業は正念場を迎えた。だが、日本自動車産業界の世界標準化に関連した劣勢は、急速充電器問題だけにとどまらない。…

番外編・プリウス急加速問題(93)

SAEコンボコネクターとは何か?日本が推すチャデモ方式との違いは そもそも、SAEコンボコネクターとは何か。これは、家庭やオフィスでの充電を重視した普通充電と称されるAC(交流)のコネクターと、商業施設・高速道路・カーディーラーなどでの急速充電用の…

番外編・プリウス急加速問題(92)

先に示した論考の中の「加州内の次世代車の普及予測図」をもう一度ここに掲げてみよう。 これで見ると加州では電気自動車は2030年前後からやっと普及し始めるようだ。 そこのコメントでは2020年代から電気自動車の普及が始まる、とあるが確かに'20年代からだ…

番外編・プリウス急加速問題(91)

オバマ政権の命取りになりかねないテスラ、フィスカー、ボルト 以上紹介した、テスラ、フィスカー、そしてGM「ボルト」には共通点がある。 それは、「オバマ政権の肝いり」ということだ。いわゆる、グリーンニューディールの一環として同政権は、ブッシュ政…

番外編・プリウス急加速問題(90)

電気自動車はオバマの言う「グリーンニューディール」政策の目玉である。その目玉がこの体たらくではオバマも困るのである。なんとしてでもアメリカの電気自動車を流行らせなくてはならない。しかも電気自動車に付き物のバッテリー(2次電池)も、発火事故…

番外編・プリウス急加速問題(89)

GMのEV「ボルト」発火 米当局、電池の安全性調査2011.11.12 09:24 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が販売している電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」が発火し、米道路交通安全局(NHTSA)がEVの電池の安全性について調査を進めて…

番外編・プリウス急加速問題(88)

このトヨタのEVは見事最高記録を更新した。プジョーEX1の9分1秒338の記録を1分ほど更新したという。7分47秒79だと言う。 【ビデオ】トヨタがニュルブルクリンクのEVラップレコードを更新!by Autoblog Japan Staff (RSS feed) on Sep 1st 2011 at 7:00PM ト…