中国・毒餃子事件(2/4)

(5)日本側は強力に中国側のデータを要求せよ。

日本側は、既に次のデータの提供を求めているが、いまだに「探している」

などと言って
中国側からは提供されていない

1.河北省で起きたメタミドホスを使った3件の殺人・傷害事件の薬物分析データ

2.天洋食品の工場内を撮影したビデオ

3.工場内の間取りや監視カメラの設置角度などの情報

そして今回

4.浸透しないとした実験の科学的データ

これらのデータを根気よく、そして嫌らしく、激しく提供を求めるべきである。

もしそれでも提供を渋るなら、
どんどん世界に向けてそのことを発信する

ことだ。


果たして日本の警察は中国の対して、嫌らしくそして強力に、資料の提供を

働きかけているのか。

(6)国連に働きかけよ。

日本は、日本で分析したデータを独り占めにしていないか。日本は核武装

していない。しかも戦争を放棄しているような国だ。重みがない。完全に軽く

見られているから、中国などは自分の思うように振舞っている。


日本にはそれなりの世界貢献があり、世界でもまじめな国であると認められ

ている。毒餃子事件での日本での分析結果を世界に発信すべきである。

しかし、それにも手練手管が必要だ。


たとえば、「国連メタミドホスに関する事件は他にないか」などの問い合わ

せをしたり、何らかの方法で先方から「日本での分析結果」を提供するよう、

依頼を受けることである。そうすれば、国連主導とのお墨付きと言える。


多分今の福田政権では中国に対して強力に中国側の資料提供を迫らない

可能性がある。福田で自民党政権も終わりなのだが、今の民主党も頼りない。

ここで、この中国・毒餃子事件の真相究明に少しでも近づくことが出来れば、

もう少しは自民党政権も長引くと言うものだ。


更に各国の保健機関にも同様の働きかけをすることだ。

中国は現在
北京五輪で、てんてこ舞いだ。各国からの厳しい目には、

極力さらされたくないと思っている。


事実各国は、北京五輪の事前調整を中国本土ではなく、日本の各地で実施

する予定を持っている。イギリスオリンピック委員会は、懸念される中国の

大気汚染対策として、選手に対して「先端技術を使ったマスク」を着用して

競技することを認めているほどだ。(
'08.2.15日経新聞

各国も注目して視ていると思う。各国は中国の毒から逃れるその対策に腐心

している。日本の資料が、それに大いに役立つはずだ。また、各国が役立つ

ように、日本は工夫して各国と折衝する必要があるのではないか。

「上海万博」もあることだし、政府はこのことをもっともっと真剣に考察する

ことだ。

(7)中国、五輪国に相応しくない。米公聴会

2月28日18:10のsankei.jp.msn.comによると、米国の「中国に関する

議会・政府委員会」が2月27日に開いた「北京五輪の中国での人権と法の

統治に対する影響」と題する公聴会で、米国議会上下両院議員達が中国政

府の人権弾圧の事例を次々と指摘し、五輪開催国に相応しくないと次々に

批判した。


同委員会の委員長・サンダー・レビン下院議員(民主党)は「中国政府は国内

の人権擁護促進への誓約を前提条件の一つにして五輪開催国となったが、

人権弾圧は依然と続いており、この数週間でも当局は人権への懸念を五輪と

絡めて述べただけの活動家たち数人を拘束した」と指摘して、中国政府への

抗議の姿勢を明確にした。


クリス・スミス下院議員(共和党)は「中国には言論、報道、集会の自由がな

い」と前置きして、「中国政府のそうした人権侵害の性格と規模を考えると、

オリンピックが中国の首都で開かれるというのは恥辱だ」という抗議の意を

表明した。


などなどだ。更には、

米国の著名な映画監督の「スティーブン・スピルバーグ」氏は北京五輪の芸

術顧問であったが、2月12日その芸術顧問辞退を決めた。

北京五輪組織委員会は2006年、同氏に開閉幕式の演出を助言する顧問を

要請。「平和の祭典」開催に海外の著名文化人を加え、”国際社会に開かれ

た中国”を演出する狙いがあった。


一つの世界、一つの夢」のスローガンを掲げる北京五輪のイメージは、

これで、かなり低下した筈だ。中国にとっては手痛い打撃となる。

'08.2.24中日新聞

スピルバーグ氏の「中国がスーダンダルフール地方の虐殺を助長している」

との中国五輪ボイコット論に賛同しての辞退に、中国政府は大いにその面子

を失ったことになる。


もともと中国は、五輪開催に相応しい国ではなかったのだ。日本も北京五輪

や上海万博なんぞに、協力してはならない。北京五輪への日本選手団

派遣は、極力メダル候補者だけに絞るとか、メディアも大騒ぎしないように

規模を縮小するとか、
反対の姿勢を示したらどうか。

天皇陛下や皇太子及び皇太子妃の派遣など、もっての他である。

もしも
御皇室北京五輪なんぞに派遣するとしたら、

我々国民は承知しない。

  日本には北京五輪を支援する議員の会」とかを設立して喜んでいる

先生方がいるという。
こいつ等、本当に馬鹿でないかい

米国議会、映画女優の「ミア・フォロー」さんや映画監督の「スティーブン・スピ

ルバーグ」氏などは、この北京五輪に真っ向から反対しているではないか。


日本の衆参両院の議員225人による「北京五輪を支援する議員の会」

'07.3.27午後、東京で設立総会を開いた。日本の国会で現在最大規模の、

非常設・超党派議員連盟となる。設立総会には中国の王毅駐日大使も出席

し、設立を祝福すると共に、スピーチを行った。


会には、河野洋平衆院議長、中川秀直自民党幹事長、鳩山由紀夫民主党

幹事長など国会議員41人が出席。河野洋平議長を会長に、中川・鳩山両

幹事長を会長代理に選出した。相次いで挨拶に立った3氏は、北京五輪

支援するために、心を一つにして協力し、知恵を出し合うよう呼びかけた。


人民網日本語版
'07.3.27

こいつ等、本当に馬鹿でないかい。

心を一つにして協力して、中国の人権・環境問題や対日姿勢、北京五輪に異

を唱えてゆかなければならないところなのに、協力しようとは何ごとか。
(続く)