しかし、北京五輪に反対する市民の会も存在する。
「北京オリンピックに反対する地方議員と市民の会」(土屋敬之会長、都議)
だ。'07.2.23、東京・大手町で北京五輪反対の該当演説を行っている。(http://jp.epochtimes.com/jp/2007/02/html/d36658.html参照)
これで、少しは気が休まると言うものだ。
中国はありとあらゆることで日本に攻めてくる。この毒餃子事件に対する対応
を見れば明らかだ。
・上海の日本人学校浦東校が日本から取り寄せた図書館用の書籍八百冊が
上海税関で留め置かれている(2/14)。これは尖閣諸島が日本領であるとし
ていることが、中国の法律に抵触しているという理由だ。日本政府は断固抗
議し突破すべである。
・日中政府間で合意した日本産の米の対中輸出第2便のうち、1月下旬に
天津、上海両港に到着した計50トンの通関手続きが保留されている。中国
製毒餃子事件の影響で現地の検疫当局が、嫌がらせにほったらかしにして
いると言うことだ。
また、日本向けの冷凍・加工食品を中心に、検疫当局が検疫を保留して輸出
を留めていると言う。
・産経新聞社出版の「鄧小平秘録」も、中国の税関当局に「輸入禁止図書」に
指定され、寄贈用に郵送された50冊が3/4、日本に返送されている。
これも中国の嫌がらせなのだ。
メタミドホスは日本で混入されたなどと、これ程までに中国に馬鹿にされて、
福田政権はどうするつもりなのか。「相手の嫌がることはしない」などと、早々
に「靖国神社参拝」を放棄してしまうような、弱腰の福田のことだから、泣き寝
入りすることだろう。これではますます自民党政権は終わりだ。
ここで、「靖国神社参拝」に打って出てみたらどうだ。靖国神社は日本の切り
札だ。
(8)メタメドホス購入で、日本人記者一時拘束される。
この28日の記者会見では魏伝忠が「日本の記者が2/15、メタミドホスを
購入し持ち出そうとした違法行為のため地元警察に摘発された」と発表して
いる。
記者は「入手可能か検証する」ために購入したメタミドホスを、後部座席に置
き河北省から北京に戻る途中に検問で止められ、約3時間拘束され事情を聴
かれたとのこと。
中国のインターネットで大反響を呼び、餃子事件は「日本人の仕業」と大合唱
になった。「河北省の警察はよくやった。ついにホシを挙げた」「最初から日本
人の自作自演だと思っていた」「日本人記者の動機と手口を含めて、徹底し
た真相究明を求める」といった内容だ。これで「事件は解決した」と決め付け
ている様子がうかがえる。と'08.2.29 00:52のsankei.jp.msn.comは伝えて
いる。
これで中国共産党政府は、国内的には、一件落着させたと安堵している
筈だ。
しかしおかしいとは感じないか。なぜ都合よく日本人記者の車を検問できた
のか。また禁止されていると知っていたはずの記者が、無造作にメタミドホス
の瓶を後部座席の上に、これ見よがしに転がしていたのか。
この事件は明らかに「やらせ」のにおいがする。この共同通信の記者は、
地元警察とぐるになって、または弱みに付け込まれて地元警察に頼まれて、
メタミドホスを購入して示し合わせて警察に摘発された、と勘繰ってもおかしく
ない。
北京の日本大使館は、この人物をしっかりと取り調べる必要があろう。内偵
の上、必要なら日本本国から専門の取調官を派遣して尋問することだ。
中国はありとあらゆる手段で、スパイ活動を実施している。ひょっとしたらこ
の記者もその毒牙に掛かっているかもしれない、と慎重を期す必要がある。
ただ単に「取材上の行為が中国の法律に反したことは遺憾だ」(共同通信の
伊藤修一編集長)で済ませてよい問題、と片付けるのはいかがなものか。
その裏の裏まで見通して掛からないと、中国とは付き合うことが出来ない。
日本政府もすぐさま手を打つべきではないか。
(続く)