沖縄戦教科書検定問題(10/10)

6.『集団自決の真実』(曽根綾子著)

曽根綾子氏の「集団自決の真実」は、336ページに及ぶかなり分厚い書籍で

ある。それは、12章に分けられているが、各章には、見出し文が付いていない。

そのため、中を読まないと、中身の想像がつかないのである。もちろんそれはそ

れでよいのではあるが、小生の場合、それらに見出し文をつけることで、後から

中身を参照したり、内容を確かめたりするときに大いに役立った。

参考までに、偏見と独断で、その見出しをつけてみた。以下、それらを列挙して

みる。

(章)(頁)  - (見出し文)

1  (P11) -渡嘉敷島25周年忌慰霊祭

2  (P40) -「沖縄戦記・鉄の暴風」

3  (P74) -海上挺進第三戦隊長・赤松嘉次大尉

4  (P101)-大空襲そして自沈命令

5  (P126)-西山高地、豪雨のたこ壺掘り

6  (P155)-そして、島民集団自決

7  (P177)-遺族年金

8  (P204)-食糧枯渇

9  (P228)-投降勧告

10 (P250)-停戦協定

11 (P275)-任務と責任

12 (P302)-虚妄の書「鉄の暴風」

いわば、これらは「目次」と言ってもよいものであろう。

それから、沖縄ノートの「あまりにもきい罪の(きょかい) のまえで、」を

巨魂」(きょこん)といってみたり「巨魁」(きょかい)と言ってみたりと、曽根綾子

氏が誤読、誤解、誤用しているとする左翼系の人物の意見も見受けられる。

然るに、沖縄ノートの「罪の巨塊」は罪が恐ろしく大きいと言う単純な意味と思わ

れるが、きいと塊と言う同じ語意の文字を二つ並べており、大江の文として

は幼稚園ではないかい。例えばだよ、「あまりにも御しがたい罪の巨塊のまえ

で、」などとしたほうがよっぽど意味が通るのではないかい、お兄さん。

罪は人間がするものである。その罪は守備隊長が背負っているものであると大

江は言いたいのであろう。しかしその罪と守備隊長は同体である。従って巨塊

体(巨魁)ではないかい。罪な人と言うではないか。

「罪の」と前に持ってきているので、巨塊でも巨魁(非常な大きさ、大きな頭)でも

巨魂(罪を持つ巨大な魂)でも、同じ意味に取れてしまう。それなら「巨魁」とした

ほうがよっぽど素直ではないかい。大江は「巨魁」の文字をご存知なかったので

はないかとも、勘繰ってしまうよ、お兄さん。

巨塊でも巨魁でも巨魂でも同じ意味ではないかい。漢字にこだわる意味がわか

らないよ、ぼんくらな小生には。

それにしてもだよ、小生は思うのだが、この話を教科書になど載せなくても良い

のではないかと、直感的に感ずるよ。そんなことよりもなぜ日本は、中国で泥沼

の内戦に巻き込まれてしまったのかとか、大東亜戦争を始めなければならな

かったのか、をその背景や要因をしっかり載せた方がよっぽど為になる、と思う

のだが。

それといまだに反日教育をやっている国があると言うこと、そのためにいつの

日にか日本は攻められる可能性が大であることも、もっともっと、教科書で説明

すべきではないかい。

もしこの渡嘉敷列島の話を教科書に載せるのならば、住民達の純粋な愛国心

の発露とアメリカ軍の無差別な絨毯爆撃の話を載せるべきではないかい。

幕末の会津白虎隊の話は、教科書に載せているのではないかい。それと同じ

ことだと思うのだが、小生は。

南京問題、従軍慰安婦問題、それに、沖縄戦教科書検定問題、この三つは、

中国がわが日本に仕掛けている侮日、反日嫌日活動の三本柱だ。

日本国民は、chinkoro中国のこの振る舞いをしっかりと認識して、断固反撃しな

ければならない。

中国は、「平和の祭典・オリンピック」を開催する資格のないことを、

現在、如実に証明している。

(終わり)