また、5月8日の午後には、早稲田大学の大隈講堂で胡錦濤の講演が行わ
れた。
講演は外務省や日中友好協会などの主催と言う。卑しくも早稲田と言う一流大
学で行われるので、それなりの人気のあるものかと思ったが、事前告知なども
せず、高校生・大学生、教授、外務省の関係者など、事前に選別された招待客
約800人だけを前にした、半ばやらせの講演会だったらしい。講演後の質疑応
答も極めてありきたりで、不調だった様だ。なにはともあれ、あまり知らされてい
なかった早稲田の学生諸君達には、かなりの迷惑であったようで厳重な警備に
相当困惑し、怒(いか)っていたようだ。
さらに、早稲田大学と言うことで、胡錦濤もすんなりと講演が出来ると思っていた
かもしれないが、ここでも数百人の学生の抗議行動で迎えられている。小生すん
なりと入ってしまわないかと心配していたが、さにあらず、怒号と罵声で迎えられ
たようだ。さすが大学の自由と自治を尊重する早稲田大学だ。
しかしここにも中国人の団体が待機しており、チベットを支援する学生達と小競
り合いを起こしている。ちなみに早稲田大学への留学生の総数は2,721人で、
そのうち中国からの留学生は1,057人と38.8%を閉めていると言う。
('07.11.1現在、下記アドレス参照)
更に「中国はチベットを弾圧するな」などと訴えて大隈講堂へ近づこうとした学生
達は、周辺道路にはずらりと機動隊の車両が並んでいて、機動隊員らに阻止さ
れてしまった。
従って胡錦濤の目には彼等の抗議行動は届かなかったかも知れないが、騒然と
した雰囲気は感じ取られたのであろう。
学生達は「大学なのだから学業を最優先してほしい」「一般の学生が一番損害
を被る。」「迷惑なのが本音」と批判的だったようだ。(5/9,8:00配信産経新聞)
さらに、福原愛選手にまで卓球の接待をさせている。ますますやらせ感がつのる
と言うものだ。早稲田大学では胡錦濤の講演を、先にも述べたがどうもこそこそ
とセットしたようで大学内でも不評を買っている。
細部はそちら(左派系の教授の書いたものだが)を参照願いたいが、それによる
と大隈講堂の前部の席を占めたのは、胡錦濤と一緒に来日した中国共産主義
青年団の精鋭200人だった様だ。(http://www.asaho.com/jpn/coverright.html)
(続く)