中国の厚顔無恥(12)

(8)中国の得意技は「二枚舌」

日中戦争では、日本は繰り返し和平を求めて日中間の和平交渉を真剣に行なっ

ていたが、常に中国の得意技「二枚舌」によって妨害され挫折し続けた。

中国一武官の話は、将にこの権謀術数の一種の現れであり、本当はウソで

あった。日本の政治家は中華文明の怖さを身に染みて感じてほしい。

中国共産党は、中国文明と言う特殊性の上に、更に一党独裁レーニン主義

毛沢東主義と言うマキャベリズムを上塗りした政権で、そこに「二重の虚偽構

造」がある、と解説している。

これを解説してみると、

中国文明」の特殊性とは、中国文明は権謀術数の上に成立して滅びていった。

いわゆる騙しあいで成り立っていたのである、と言うこと。その基盤は、儒教

教えであると言う。儒教では人間を超えた存在と言う概念がない。あるのは仁で

あり、それは人間の存在である。即ち人間は自分の都合によってウソをつく。

だから人間のウソは、悪いこととはせめることが出来ない。

共産主義マキャベリズムとは、政権維持のためには手段を選ばない、必要なら

ウソでも平気につく、と言うことである。目的のためには手段を選ばす、である。

(9) 六カ国協議は中国の虚偽である。

中国文明の徹底的な異質性を表すものが、六カ国協議である、と中西氏は結論

づけている。

「本来ならば北の非核化を進めるための六カ国協議の議長国でありながら、

北朝鮮ウラン濃縮に用いられる遠心分離機の部品は、人民解放軍系の企業

がわざわざドイツから購入して遣ったものであり、北の核開発の背景には、中

国軍部が存在していると見るしかないのである。

中国は、イランの核兵器開発を擁護し、スーダンでの虐殺を石油利権のために

支えている。

ミャンマーの独裁政権も北朝鮮の核開発も支援しているのは中国であ。」

5月20日の米国議会の公聴会では、中国は国際規制に反してイランやテロ組織

に兵器を輸出していると政府高官が中国を非難し、民間の専門家は、中国が北

朝鮮やイランの核兵器開発を支援し、日米の離反を図っていると指摘した。

そんな中国が六カ国協議の議長国である。これこそ中国文明の本質的な倒錯構

造を示すものである。

中国は信用できない信用してはならない。四川大地震天安門事件の二の舞

いになりそうな中国は全くのところ、五輪どころではないのである。

それにしても福田の対中迎合は、国益に反する。それでも福田は開会式に出席

するようだが、これで彼も終わりだ。そして、北京五輪後に中国経済は大きく崩れ

る、と言われている。そして「チャイナシュリンクが始る。

(続く)