映画「靖国」に物申す(1)

1、8月15日

2008年の8月15日は淡々と過ぎていってしまった。今年は終戦63年目に当た

る。今年も日本国の首相・福田康夫は、靖国神社へのお参りはしなかった。靖国

神社には日本国のために戦ってなくなられた、246万6千余柱の御霊が祀

(まつ)られている。

ここには、慶応4年(1868年1月27日・明治元年)~明治2年(1869年6月27

日)の鳥羽・伏見の戦いから始まり函館戦争で終結した戊辰戦争や「西南戦

争」などの維新の大事業のために命を落とされた方々を始め、明治維新のさき

がけとなって幕末の動乱で命を落とした吉田松陰坂本龍馬などの志士たち、更

には日清戦争日露戦争の国家防衛戦争、第一次世界大戦満州支那

変、大東亜戦争などで、国家防衛のために亡くなられた尊い御霊が祀られてい

る。ここは彼等の得(え)も言われぬ故郷なのである。

日本が今ここに繁栄できているのも、ここに祭られている尊い人達のお蔭と言っ

ても、あながち過言ではない。靖国神社の目的は、ただ一つ「国家のために一命

をささげられた方々を慰霊顕彰すること」である。彼等の御霊を慰め、日本国へ

の功績を広く一般にほめあらわすことが目的なのである。この246万6千余柱の

御霊は、「祖国を守ると言う公務に起因してなくなられた方々の御霊」なので

ある。(靖国神社ホームページより)

したがって日本の国政を担当する首相終戦記念日には靖国神社に参拝し、

国家のために一命を捧げられたこれらの御霊を慰めることが最低限必要であ

る。最も8月15日でなくてもよいが、現在の日本人にとってはこの日が一番相応

しいのではないかと思う。願わくは一国の首相たるものは、一年に何回も靖国

社に参拝し、日本の礎(いしずえ)となった彼等と思いを共にしてほしいものであ

る。それが現在の日本のリーダーたるものの務めでもある。

チンコロ中国やチャンコロ朝鮮なんぞに、何で気兼ねをする必要があろうか。

東京裁判A級戦犯とされた方々の14人の御霊が祀られているからか?

2、東京裁判A級戦犯

東京裁判において「平和に対する罪」・戦争を指導した罪として被告とされ、処刑

された7名と同受刑中などに死亡した7名の計14名の「いわゆるA級戦犯」は、

1978年の10月17日靖国神社に合祀された。「平和に対する罪」と言うの

は、戦争を始めたことに対する罪なのか。戦争は一国だけで出来るものではな

い。必ず相手があって始るものであり、その両者に責任があるものである。

当時の国家には夫々戦争を実施する権利があり(国家には交戦権がある)、他

国に対する武力行使国際法上犯罪とは認められていない。今までかってこの

ような武力行使は犯罪とみなされた例はないし、個人的な責任を追及された事

例もない。A級戦犯と言う罪状は明らかに不当なものである。

東京裁判は1946(S21)5月3日に始ったが、中立たるべき裁判官は当時の

勝国と言われた11カ国から選出されている。そして被告のたった日本国の一

カ国を裁いたのである。真っ当な裁判ではない

これは戦勝国明らかに報復裁判である。

ここで言う平和に対する罪は、国家に交戦権がある以上、犯罪ではない。もちろ

A級戦犯は罪人ではない。もし罪があると言えば、原爆を落として、無辜(むこ)

の善良な市民を無差別に大量殺戮したアメリカ側にある。

(続く)