(3)「靖国」には映画自体にも問題がある。
映画「靖国」が芸術文化振興基金の規定を満たしていないのではないか、と言う
問題にも況(ま)して、映画の撮影事態に深刻な問題があると言う。これは映画の
製作者に纏(まつ)わる根本的な問題である。それは次の諸点だという。
瀬田隆一郎氏の”「靖国」上映派が触れようとしない論点”から引用して説明しよ
う。(http://www.ohmynews.co.jp/news/20080506/24602)
(その一)
当該作品に登場する刀匠の刈谷直治さん90才が、映画の内容が製作サ
イドから事前に受けた説明とは違うため、自分の出演部分を削除してほし
いと主張している。
(その二)
作品のタイトルにもなった靖国神社が、撮影の許可の手続きを経ていない事
を理由に、神社敷地内のシーンを削除するよう求めている。
(その三)
映画宣伝用ビラの中央に移っている男性には、その参拝シーンを映画で使
用する承諾を得ていない。肖像権の侵害も取りざたされている。
このような問題がありながら、製作サイドは彼等の要求を無視続けている。そし
てあろうことか、この要求を「言論弾圧」だと見当外れの主張をして上映させよ、
と叫び続けていると言う。全くもって傍若無人な態度だと言う。さすが独裁国家
中国で「反日教育」を受けたチンコロ中国人・そのものだ。
そして更には、エセ日本人の田原総一朗、広河隆一、石坂啓や、筑紫哲也など
もこの映画を歓迎していると言う。こいつら本当に馬っ鹿でないかい!
我々の税金が750万円も使われ、撮影対象の善良な職人まで騙(だま)して
撮影を続けた映画に対して、「表現の自由」を主張できるのか。
こんな方法で撮影することこそ、表現の自由への冒涜ではないか。刈谷直治さん
へは、「純粋な美術品としての『靖国刀』の刀匠のドキュメンタリーを撮りたい」と
言うことだったらしいが、映画の内容はそんなもんではなかったね。明らかに騙
(だま)している。あの李・イン監督は「オレオレ詐欺」の発想元か。たぶんそう
だろう。
もう一度言う、映画「靖国」は日本の伝統文化を継承している善良な職人を騙(
だま)くらかして、撮影を続けていた作品なのだ。そして、靖国に対するイメージを
これでもかと悪化させてゆく作品なのだ。しかもそれを世界に広めるために製作
したのだ。明らかに「政治宣伝映画」である。
日本政府は基金の担当者を懲戒処分にすると共に、この映画の抹殺を法的に
処置すべきである。
(続く)