・大東亜諸国の独立
また、日本軍の占領で独立を果たした国々は、フィリピン、ベトナム、ラオス、ビル
マ、カンボジャ、満州国であり、日本軍の各種の施策により後日独立を果たした
国は、インドネシア、インドなどがある。
日本軍は占領地域に対しては、日本語による皇民化教育や資源の収奪などが
行われたことから、日本もかっての宗主国と同じ侵掠者に過ぎないという見方も
あるが、日本軍が宗主国勢力を排し、現地人からなる軍事力を創設したことが独
立につながり、占領下での様々な施策の改善、例えば愚民化教育を廃して学校
教育を拡充し、現地語を公用語化し、在来民族の高官登用などが行われたため
旧宗主国に比べ日本はより真っ当な統治者であったと言われている。
(以上はWikipediaを参考にしている。)
このように「大東亜」の概念は、旧宗主国であった連合国にとっては東南アジア
などへのかかわり方に大きく影響を与えるものと考えて、其の使用を禁止したも
のと思われる。
そして独立を果たした大東亜の諸国にとっては、この大東亜戦争は他の何物に
も変えがたい意味を持っていたのであった。
3.海外における大東亜戦争の捉え方
(http://nandakorea.sakura.ne.jp/html/daitoua.html 私達の先人は大東亜戦
争を戦ったのです)
この項は、追記あるものと注書きを除き、上記よりすべて引用しています。
(1)アーノルド・J・トインビー
(イギリス、歴史学者、1965.10.28、英オブザーバー紙)
第二次大戦に於いて、日本人は日本のためと言うより、むしろ戦争によって
利益を得た国々のために、偉大なる歴史を残したと言わねばならない。
其の国々とは、日本の掲げた短命な理想であった大東亜共栄圏に含まれて
いた国々である。日本人が歴史上に残した業績の意義は、西洋人以外の人
類の面前において、アジアとアフリカを支配してきた西洋人が、過去二百年の
間に考えられていたような、不敗の半神でないことを明らかに示した点にある。
(2)アーノルド・J・トインビー(イギリス、歴史学者、1968.3.22、毎日新聞)
英国最新最良の戦艦2隻★が日本空軍によって撃沈されたことは、特別にセ
ンセーションを巻き起こす出来事であった。それはまた永続的な重要性を持
つ出来事でもあった。なぜなら1840年のアヘン戦争以来、東アジアにおける
英国の力は、この地域における西洋全体の支配を象徴していたからである。
1941年、日本はすべての非西洋国民に対し、西洋は無敵でないことを決
定的に示した。この啓示がアジア人の志気に及ぼした恒久的な影響は、
1967年のベトナムに明らかである。
★1941年(S16年)12月10日、マレー半島東方沖で、イギリス東洋艦隊の新鋭戦艦
プリンス・オブ・ウェールズと巡洋艦レパルスが、日本海軍航空隊によって沈められた。
当時の常識を覆し、戦艦が航空機によって沈められた初めての出来事であり、
世界に海軍戦略の変更を与えた画期的な出来事であった。
(続く)